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コーチングで表現したい願い

人間や人生の幸せについて、まだまだ勉強途中ですが、これまでも多くの勉強をしてきました。

なんせ、モットーが「明日死ぬかのように生き、永遠に生きるかのうように学ぶ」(ガンジー)ですから。

学ぶべきことは尽きませんが、これまで学んできたことや学んだ結果として生まれた私の願いについて、書いてみたいと思います。


学んできたこと

さまざまな学びをしてきましたが、その中でも一番興味を惹かれ、大切だと思えた学びは、人間や人生そのものについてでした。

興味を惹かれた理由は、以下のような問いが私の中にあったから。思えば、中学生くらいから抱き続けてきた問いであったかもしれません。

  • 人間はなぜこうも利己的なのか(自分も含めて)

  • 自然破壊や戦争、虐待・いじめ、犯罪などをなくすにはどうしたら良いのか

  • 利己的な人が多い反面、なぜ一部の人はとても利他的であり、幸せそうなのか

  • 人は、どのように生きるべきなのか

この問いの答えを見つけるために、心理学や哲学、人材・組織開発手法、発達理論、マインドフルネス、禅、レジリエンス、脳科学などの分野の学習をし、いくつものワークショップにも参加してきました。(特に、20代後半からは)

大まかな方向だけ定めて、種々雑多に学んでいましたが、当初は求めるような答えが見えることはありませんでした。そのため、一つの学びの分野から関連しそうな別分野の本を読んでみて、答えにつながりそうであれば関連するワークショップに参加することを繰り返してきたという感じです。

そして、最近になって、学んできたことの中から「人がどうあるべきか」という大きな問いに対する答えとなり得る共通項が、朧げながら見えてきたように感じています。共通項と感じているものは以下の2つです。

  • 利他的であること

  • 過去でも、未来でもなく、今を生きること

どうやら、これをやれていると、やっている本人も、その周囲の人も、両方とも幸せになり、その幸せは持続しやすいようなのです。

でも、これ、実は私たちが幼い頃にやっていたことです。幼い子供は大人が何も制限をせず、安心安全な場を提供すれば、目の前のことしか考えず没頭するし、人との関わりの中では積極的に手伝いをします。少なくとも、一時的には皆さんもやったいたことでしょう。(記憶にあるかは分かりませんが)

私たちは、こうした子供の頃の自然な振る舞いを、大人になるに従って段々としなくなり、過ぎた過去を引きずり、まだ来てない未来を憂いて、自分を守るために利己的になっていきます。こんな大人が自分の子供を育てようものなら、負の連鎖のようになり、社会はどんどんネガティブな方向に進んでいきます。

そして、ネガティブな方向に進んだ社会では、自分達のコミュニティを守るために、自分達以外のコミュニティと自分達のコミュニティを区別し、自分達が損をしないように、自分達が得をするように振る舞うようになります。

この振る舞いが、戦争やさまざまな社会課題に繋がっていくということが、これまでの学びから分かってきました。

私の願い

改めて私が書き出した問いを見てみると、そこには「悲しみ」という感情があることに気づきます。その悲しみは、自分や他者が受けている理不尽や不幸の原因が、個人やコミュニティ(国、組織なども含む)の利益を守ったり、拡大することであって、それが人の持つ性なら「人」に存在価値はないと感じてしまうことからきています。この「人」には、自分自身も含んでいるので、なおさら悲しさが深くなります。

ただ、一方で、人の存在は無価値である、ということを否定する私も同時に存在します。

なぜなら、「この世界に無価値なものなど存在しないはず」という、確信的な直感があるからです。

先ほど書いた子供の例が直感の素でもあるように思いますが、子供は弱い存在で、何も出来ず、機能的には価値があるとは言えません。でも、その存在は否定のしようもなく、宝物のような存在です。

存在そのものが美しく、優しさに溢れていたり、パワフルであったり、周りを笑顔にしたり、さまざまな表情でさまざまなものを表現をしてくれます。私にとって子供は、存在そのものに対する感謝の念が、自然と湧いてくる存在です。

私は、大人をこんな存在に還したい、と思っています。大人はこのような存在でなくなったのではなく、今もその存在は内側に残っています。残っているけども、気づいていなかったり、気づいていないフリをしているだけなんです。

そうしたほうが、自分や家族を守れると思っているからそうしていて、そこにはある種の愛があり、否定するものではないと思います。

でも、子供のようなあるがままの状態に戻るという選択肢もあります。そちらを選択した方が今以上に愛に溢れ、幸せな人生を送れることは間違いありません。私はこの選択肢をコーチングを通じて皆さんに提示したいと思っています。

世界の人が、誰かのことを想い、誰かのためになることをしている世界になれば、あっという間に世界は理想郷のようになると、これまた直感しています。

遅すぎることはありません、今やればすぐ変わります。変えられます。家族も、組織も、社会も、世界も。

一緒に良くしていきましょう。
私は、その第一歩をお手伝い差し上げたい。その機会を頂くこと、それが私の願いです。

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