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トモロウ式ビオトープ

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自宅及び私有地に造成したビオトープ。または私有水田、私有休耕田に関連する記事のまとめです。
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#マイマイカブリ

自宅ビオトープにてマイマイカブリ幼虫を3年連続で確認

自宅ビオトープにてマイマイカブリ幼虫を3年連続で確認

自宅ビオトープにてヒメマイマイカブリの幼虫を発見した。

なんとも感慨深い。
今回幼虫を発見した場所は、自分が成人してから初めてマイマイカブリの幼虫を発見した時のものと全く同じポイントだ。
当時はこの幼虫が庭に多数生息するアオオサムシであると勘違いしていたくらいにはオサムシの事を知らなかった。
あの頃と比べると流石に前に進めているが、あっという間に時が過ぎてしまった気がする。

ビオトープを造成し

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私有水田にピットフォールトラップを設置

私有水田にピットフォールトラップを設置

一家の私有する水田が良さげな場所にある事を知った。さらには稲刈りも終えているそうだ。
なので、ピットフォールトラップを仕掛けに行った。

一家の本業は農家ではないことと、自分が成人する前から稲作自体を業者に任せていたので、その土地の存在を自分は今まで知らなかった。

私有水田に到着して真っ先に目に入ったのは、足元を歩くマイマイカブリだった。
この虫の体色を見ればその地方が分かる者もいると思うが、こ

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ビオトープ脇にてマイマイカブリ新成虫を確認

ビオトープ脇にてマイマイカブリ新成虫を確認

ビオトープ脇にあるガレージにて、迷い込んだマイマイカブリ新成虫を確認した。

当初はビオトープで何度か見かけている越冬成虫が迷い込んだかと思われたが、ピンセットで捕獲すると本来は硬いはずの鞘翅がかなり柔らかく、腹部にはほとんど何も詰まっていないペラペラの状態だった。
つまり、羽化後地上に現れて間も無い新成虫という事になる。
以前に確認した終齢幼虫が成長した姿である可能性も高い。
狭い範囲の茂みの中

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ビオトープ周辺にてマイマイカブリ幼虫の捕食行動を確認

ビオトープ周辺にてマイマイカブリ幼虫の捕食行動を確認

ビオトープ周辺にてヒメマイマイカブリ1齢幼虫を発見した。

以前確認した2齢幼虫に続いて、この場所で繁殖が行われている事の証明となる。

今回の幼虫はどうやら何かを食べていたようで、それを回収してみるとその正体はチャコウラナメクジの幼体である事が分かった。

カタツムリを専食するマイマイカブリ(特に幼虫に顕著)だが、基本的にはナメクジをあまり好まない。
しかし、カタツムリに出会えなければ餓死してし

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ビオトープ周辺にマイマイカブリ幼虫を確認

ビオトープ周辺にマイマイカブリ幼虫を確認

2023/05/25

久々に明るい時間に庭散策をした。

プランターに植えなければいけないものがいくつかあるため、ビオトープ脇に10年以上放置されていた空きプランターを動かした。

すると、プランター裏に集まるワラジムシに混ざって、一際大きな幼虫を発見した。
一見するとオオヒラタシデムシの幼虫のように見えるが、ここ何年も飼育繁殖を行っていた生物の種名は流石にすぐ分かった。

これはマイマイカブリ

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ビオトープにてマイマイカブリの捕食及び繁殖行動を確認

ビオトープにてマイマイカブリの捕食及び繁殖行動を確認

そういえば、ゴールデンウィーク前に庭のビオトープ周辺でヒメマイマイカブリの捕食&交尾を確認した事を思い出した。

あまりに俊敏で、まともに撮影できた枚数が非常に少なくなってしまった。

2週間前に1個体を確認して喜んでいたが、まさかペアが揃っているとは…。

上記記事にも書いたように、このビオトープ周辺はカタツムリ及びマイマイカブリ在来個体群の自然な定着を目的として運用していたので、本当に感慨深い

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庭マイマイカブリの襲来

庭マイマイカブリの襲来

帰宅後に庭を歩いていると、大きな影が地表を徘徊していた。
動きも大きさも明らかにオサムシ科のそれだったが、庭でよく見るクロナガオサムシの成虫が発生するにはまだ早いと思い、アオオサムシか何かだと判断して近づいてみる。
しかし、予想に反してその影の正体はマイマイカブリだった。
蒼く輝く細首(頭部から前胸部)を認識した際に、一瞬だけ思考が停止してしまったように思う。

この虫に出会えると本当に嬉しい。

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