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FOMC、雇用統計って何?【個人用メモ】

2023年開催日

・第1回 2月1日〜2月2日
・第2回 3月22日〜3月23日
・第3回 5月3日〜5月4日
・第4回 6月14日〜6月15日
・第5回 7月26日〜7月27日
・第6回 9月20日〜9月21日
・第7回 11月1日〜11月2日
・第8回 12月13日〜12月14日

約6週間ごとに行われ、年8回開催されています。

FOMCとは

・FOMCとは米国の金融政策を決定する会合の事
・Federal Open Market Committee(連邦公開市場委員会)の略
・FOMCの結果は世界の株価や為替に大きな影響を与えるため、世界中の投資家から注目されている
・現在の景況判断と政策金利(FF金利)の上げ下げなどの方針が発表されます。
・FOMCを開催する目的は、米国の雇用の最大化、物価の安定、長期的な金利の見直しです。このため、FOMCは米国の持続的な成長のために欠かせない会合とされているのです。
・結果が市場の予想とは違った場合には、株式市場や為替レートが大きく変動することがあり、世界の金融マーケットにも大きな影響を及ぼします。
・日本では、「日銀金融政策決定会合」で金融政策を決定していますが、それに当たるものがFOMC

FOMC影響

FOMCで利上げの方針が決定した場合、アメリカ国内の金利が上昇する

金利が高い通貨は保有メリットが大きいため、需要が高まります。

ドルに買い注文が集まり、ドル高円安を引き起こします。

アメリカ国内で金利が高くなったことで、米国企業が銀行から借入を行うのを控えるようになります。

お金を借りて事業を大きくするのを控えるようになる

米国内の企業の成長が鈍化することが予想されるため、アメリカ企業の株価は下落します。


FOMC参考サイト


アメリカ・雇用統計

・アメリカ労働省労働統計局(U.S. Bureau of Labor Statistics (BLS))が、調査結果を発表
・米雇用統計は毎月12日を含む1週間が調査対象の期間で、原則として調査から3週間後の翌月第1金曜日に発表されます
・アメリカの雇用情勢を示した統計指標、約13万1千の企業および政府機関(約67万の事業所)を対象

・発表時間
  夏時間の時は日本時間21時30分
  冬時間の時は日本時間22時30分
・米国市場、日本市場に影響を与える

【米国雇用統計発表時は為替が大きく動く】
アメリカの経済規模は、世界のGDPの約20%を占め世界最大ですが、そのアメリカ経済の約70%を個人消費が占めています。
すなわち、アメリカの経済が良くなるか悪くなるかは個人消費が増えるか減るかにかかっており、個人の雇用の情勢を表わす米国雇用統計は、その動向を占う重要な指標であるといわれています。

アメリカの中央銀行にあたる米国連邦準備理事会(FRB)は、金融政策の決定にあたり、この「米国雇用統計」を非常に重要視しています。

https://www.jibunbank.co.jp/ces/outline/


注目すべき項目

米雇用統計には、雇用に関するデータが10項目以上含まれます
注目すべきは以下3項目
・非農業部門の雇用者数
農業部門を除く産業分野で、民間企業や政府機関に雇用されている人の数(自営業や農業従事者は調査対象に含まれない。)

・失業率
労働力人口(16歳以上)のうち、失業者の占める割合です。
※ホームレスの集団の映像などをSNSなどで見て統計結果が間違ってるという指摘もありますが、16歳以上の働く意志を持つ人達が対象となります。

・平均時給
農業部門以外の主要産業における、1時間当たり平均賃金と増減をまとめたものです。
平均時給をチェックすれば、人件費の推移がわかるため、景気を判断する際に役立ちます。
一般的に、平均時給が上がれば、個人消費の拡大につながりやすい


米国消費者物価指数/CPI(Consumer Price Index)

内容

・米国国内の物価の上昇・下降などの変動を表す経済指数
・米労働省が毎月中旬に公表
・衣料や食料品など約200項目の品目の価格の変化を調査して指数化
・米国国民の生活水準を示す指標のひとつです。

目的

・消費者が購入するモノやサービスなどの物価の動きを把握するための指標
・インフレ率を分析するための最重要指標

ポイント

CPIは米国の金融政策決定の指針ともなる事もある為、結果次第で株式市場が大きく変動することがある

発表時間

米国夏時間:日本時間午後9時半
米国冬時間:日本時間午後10時半




関連用語

GDPとは


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