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#読書感想文「サイバーエージェント流自己成長する意思表明の仕方」

私なりに結論をまとめると、成長し続けるために大事なポイントは大きく分けて3つで、それは①志・ビジョンを持つこと②意思表明をすること③ダメ出しや気付きを与えてくれるメンターを持つことだ。

①志・ビジョンを持つ事について

志やビジョンがあれば、それだけで自分の向かう方向性が自分で見えており、入社してすぐの時でも、管理職や役員クラスになった時でも常に成長し続けることができる。もし志がなければ、モヤモヤとした気持ちで働くタイミングが来るし、自分が上の立場の人間になった時に、下の人たちを引っ張っていくことができないし、的確なアドバイスも与えることができず、マネジメントで失敗をしてしまうことになる。ビジョンにおいては、自己実現ビジョンでも良いが、それが社会的なビジョンになればよりフェーズが上がり、多くの人を引っ張っていけるものとなる。

入社してまだ数年のタイミングで明確なビジョンがなかったとしたら、「ガムシャラMAX」で働くのが良い。そう決めて真っ直ぐ進みガムシャラに働くのが大事である。

②意思表明について

本書のタイトルでもあるが、意思表明をする事はどのキャリアにおいても重要である。意思表明する事は、自己実現にも繋がり、抜擢にも繋がり、気付きを得る事にも繋がり、周りや組織を良くする事にも繋がる。3〜6年目で陥る「言わない」ワナに引っかかってしまうと、そこで自己成長を止めてしまうので要注意。更には、マネージャーや部長クラスで部下を指摘しないマネジメントをすると、その部下の成長を止めてしまう事になる。

気づきについては、意思表明をする事で、「賞賛」「否定」「無反応」という3つの周りからの反応が得られる。この反応は大きな気づきとなり成長へと繋がる。

また、意思表明することによって、決断の経験値を重ねる事ができる。もちろん異動や抜擢のタイミングで決断もできるが、意思表明によって決断の機会は相当たくさん得ることができる。

ホウレンソウも意思表明と類似して大事な行動である。特に入社してすぐの頃は、どんな細かい事でも上司に報告する事。失敗やクレームでも、すぐに報告すれば、それは賞賛に値するだろう。新人でなくても部長クラスでも実は意思表明は大事で、自分がこうしていきたいという気持ちは、立場上押し殺して偽善のワナにハマってしまわずに、上の人間にしっかり言うべきなのである。

③メンターについて

社内にメンターを作る事で、自分でも気付かないワナを発見する事ができ、常に成長し続ける事ができる。ダメ出しや気づきを与えてくれるメンターを作ることは大事だ。

また、部長クラスになると社内でそのような人は作りづらいため、そう言う時は社外にメンターを作ること。同業界でなくてももちろん全然良くて、会話の中でたくさんの気付きを得ることができる。そうすると、このレイヤーになっても常に成長曲線の角度を斜め上45度に保てるのだ。

この本では、キャリア毎に細かく具体的なワナを書いてくれてるので、そのワナに陥った時に常に読み返したいと思う。

そして上記の大事な3つのポイントはアクション可能なものなので、常に意識して行動していきたい。働くうちに言わなくなる病気にかからないように、意思表明・ホウレンソウの鬼になろうと思う。

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