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VUCA時代を幸せに生きるための「学ぶ力」≒「認知能力」×「非認知能力」。どう伸ばせば良いの??

こんにちは。クロス・シップという教育スタートアップで代表をやっております、野崎です。「学びをアップデートし、自分なりの幸せを見つける人を増やす」をミッションに活動しております。

今日は当社がどんなことに取り組もうとしているのか、なるべくシンプルに記載してみたいと思います。

なぜやるのか

VUCA時代の到来

VUCAの時代、求められる能力も変わってくる

これからのVUCAの時代、幸せに生きるために必要な能力も変化してきています。

VUCA時代に必要な能力とは?

これから社会で必要な新しい学びには、
「認知能力」「非認知能力」の良いバランスが重要

OECD Education 2030では、「学び」とは「個人の幸せや、社会の発展に資する能力を獲得していくこと」であると定義されています。
そのために、複雑に重なり合う「認知能力」「非認知能力」をバランスよく伸ばしていくことが重要であるとも提唱されています。

今の日本ではどうなってるの?

学びが認知能力に偏重。
これからのVUCAの時代に個人の幸せや社会の発展に繋がる能力としては不足。

これまでの日本の教育制度でいくと、残念ながら「認知能力」、特に「知る」「理解する」能力を教えることに偏重していると思われます。これからは、その他の能力もバランスよく伸ばすことが重要です。

日本もようやく、「非認知能力も育もう」と舵を切ったところ

2020年度からようやく学習指導要領が変更され、非認知能力が盛り込まれることに

日本の公教育においても、ようやく「非認知能力"も"育みましょう」という内容が盛り込まれ、大学受験もそちらの方向へ変わることになっています。
ただし、今後大学受験はどう変わるのか?教育機関で非認知能力をどう育めば良いのか?などの具体的な質問に対する答えは、まだ誰も持っていません。

じゃあ、どうすれば良いの?

答えがないなりに、「特に不足している非認知能力をどう伸ばしていくか」に注力し、トライアンドエラーしつつ前に進むことが重要と考えます。
クロス・シップでは「非認知能力を伸ばすためのイベント事業」「非認知能力を伸ばすキャリア支援事業」などを通し、教育領域に貢献していきます。

なぜ我々がやるのか

私は共同代表として(一財)活育教育財団を立ち上げ、教育事業に7年ほど従事してきました。こちらは今も理事として現職です。
ここで素晴らしい仲間にも恵まれ、非認知能力向上につながるようなキャンプ、研修事業などを企画・運営することに携わってきました。

これらの経験と知識を活用し、クロス・シップでは、より多くの教育サービスエンドユーザー様に向け、非認知能力向上の機会を創ります。

【注】クロス・シップと活育、双方に関わる理由 ≒アプローチの違い
・活育教育財団:
 時代のフラッグシップとなる新しい学校を作る
・クロス・シップ:
 ミッション追求のために必要なニーズ・課題があれば、形態にこだわらず事業展開し、課題を解決していく

非認知能力を向上させるにはどうしたら良いのか?

過去、様々なイベントや研修などを実践してきましたが、扱うテーマは極端な話、何でもOKだと思っています。過去にやってきたテーマは、例えばこちら。

  • AIと共存するには?

  • 地域医療の課題とは?

  • 学校の問題を自分たちで考えよう

どんなテーマで学ぶとしても、学ぶのに「非認知能力」が必要です。具体的には「やり切る力」「コミュニケーション能力」「パーパスを描く力」「自己理解」「他社理解」「自己効力感を育む」など、挙げるとキリがないのです。これら全てを1回のイベントで身につけられるものでも、当然ありません。
逆に言えば、「今回のこのイベントでは、どの非認知能力を、どう育むのか?」というプロセスが重要であり、そのプロセスさえ埋め込めれば、扱うテーマはAIでも地域医療でも、何でも良いわけです。

マインドと環境づくりが重要

また、非認知能力は点数などで可視化しづらいし、まだ答えがないものです。「●●力と●●力と●●力が身につけられれば良い」という正解もないし、「この生徒は●●力は100点満点中●点です」のような、測定するものさしもありません。
結局のところ、我々が今できることは、その授業やイベントや研修のプロセスに、どれだけ下記を散りばめられるか、だと思います。
 「どんなマインドでこのイベントに臨んでもらいたいのか」
 「今回の経験を通して何を学んでほしいか」
 「今回学んだことをその後も継続してもらうにはどうしたら良いか」

マインドの一例:グロースマインドセット

環境づくりに重要な、企画・運営者たちのマインドセット

上記のような環境づくりのために重要なのが、企画や運営者たちのマインドセットです。過去の私の経験から、企画・運営者のマインドセットは下記のようなものが重要だと考えています。
この辺りはまた当社でもイベントを実施しつつ、アップデートしていこうと思います。

生徒(参加者)の邪魔をしない。考えに蓋をしない。
生徒を「自分が良いと思う方向」へ導こうとしない。
一緒に同じ目線に立って考える。
ティーチングしない、伴走する。
モデリングする。(生徒にこうあってほしいと思い描く姿は、まず自分が実践する)

あるイベントの一幕。生徒たちのディスカッションに一緒に入って、
答えを与えるのではなく、一緒に考えます。

クロス・シップ・マインド

当社では、クレド(当社関係者が心がける信条)として「クロス・シップ・マインド」を掲げています。
クロス・シップ・マインドとは、「学び続け、自分なりの幸せに向かう人が持っているマインド」のことであり、これを持ちたい・持ち続けたいと思っている人と、一緒に事業を創っていきたい考えています。
これをもうちょっとブレイクダウンすると、下記をバランスよく伸ばし続けている人、ということになるのですが、、

  • オーナーシップ(自分の軸がある、自分で考え自分で行動する)

  • チャレンジャーシップ(常に自己ベストに挑戦する)

  • リレーションシップ(全関係者に高い倫理観を持って誠実に向き合う)

当社の掲げるクレド「クロス・シップ・マインド」

最近考えるのは、「これって、結局非認知能力を伸ばし続けるってことなんでは?」ということ。
結局のところ、まだ誰も答えを持っていない非認知能力を伸ばすという領域にチャレンジしている当社にとって、私も含めた社員全員が「非認知能力を伸ばすとはどういうことか。どうやって伸ばすのか」を実践するしかない、ということなんだと理解しています。
その先に、当社社員も含めたステークホルダー全てが、それぞれの幸せを見つけられる人になっていけたら、当社を起業した冥利に尽きると思っています

当社で一緒に非認知能力を伸ばしたい人、ミッションに共感し事業を一緒に成長させたい人、どんな人でもウェルカムです。ご興味ある方はぜひ下記Wantedlyも覗いてみてくださいー。

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