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2,700円でできるエンタメ体験〜グランドシネマサンシャイン池袋の4DX SCREENで追いトップガンしてきた〜

6月に映画『トップガン マーヴェリック』を観て以来、絶対おかわりすると決めていたものの、なかなかタイミングが合わず、このたび、やっと、やっっっっと念願の追いトップガンしてきました!!

滑り込みセーフ!

え、なに?
『トップガン マーヴェリック』なんて、どこの映画館でもやってるじゃん。行こうと思えばいつでも行けたでしょ?
ですって?!(誰もなんも言うてへんがな)

ちゃうねん、1度目観に行ったときは予習ゼロで突撃して、あまりにも面白くてマーヴェリック関連の記事を読み漁ってたら、やれIMAXで見るべき作品だの、4DXがヤバいだの、世が盛り上がってて、何の変哲もないふっつーのスクリーンで大作を観てしまった自分を少々恥じらいつつ、次は絶対IMAXで観ようと決めてんねん!
(慣れない関西弁にドギマギ)

いやいや、今どきIMAXなんてどこでもあるじゃん、なんなんその言い訳。

分かってへんなぁ〜、IMAXにも色々種類があってだな、私はこのツイートを見かけてから2回目はグランドシネマサンシャイン池袋で絶対観るって固く心に誓ったんや。

このツイートで大絶賛されているIMAX®レーザー/GTテクノロジー(以下、IMAX GT)は、早い時間帯しかもう上映してなくて、仕事終わりに駆け込むにはスケジュール的に無理だったから、結局4DX SCREENを予約したんだけどね。

この額縁のクラシックな感じ、いいよね

なんや、さんざん騒いでおいて、結局ほかの映画館でも観られるやつ選んだのかよ。

いやいやいや、4DXはよくあるけど、4DX SCREENは珍しいんじゃ!
調べたら、このスクリーンで映画を観られる映画館は日本に4ヶ所しかなくて、関東圏では私の行ったグランドシネマサンシャイン池袋と南町田グランベリーパークだけやねん。
だからわしはなかなか貴重な体験をしたんや!

...と、もはや関西弁でもない、クセつよ茶番はこのくらいにして、人生初の4DX SCREEN体験談をここに書き残すとします。

この記事では、映画の内容にはあまり触れないので、以前書いた感想文と、追いトップガンのために、前作予習したよ、というnoteも併せて置いておきます▼

最先端の映画館、グランドシネマサンシャイン池袋

明石さんのツイートを見て、初めてその存在を知った、グランドシネマサンシャイン池袋

チケットやフードを買う4階のエントランスロビーはこんな感じの近未来的な雰囲気を醸し出していた。

「Lumiēre」
球状のオブジェクトに映像を投影した万華鏡のような立体アート作品

フロアマップを見ると、この映画館の規模感が一目瞭然。
最新スクリーンがフロアごとに配置され、普段通っている映画館とは様子が違う。

4階以上はすべて映画館、下の階には飲食店が入っている。

映画館の壁には社長・佐々木さんの想いが綴られている。

ちょうど導線のところで、撮れなかったから拾い画
新たな発見を楽しんでいただく 映画館をめざして

グランドシネマサンシャインに、ようこそお越しくださいました。
映画とは、本来一度しか経験することができない人生を、いくつも経験させてくれます。
私たちは、映画を介して、ひとびとの多様な考え方や価値観に触れ、驚きや感動を共有することができます。
そして「新しい私に出会うきっかけ」を与えてくれます。そんな映画が私は大好きです。

(省略)

どうぞ、人生を豊かにする時間をお楽しみください。
佐々木興業株式会社 代表取役社長
佐々木 伸一

一部内容を割愛させていただいたが、この映画館に対する佐々木社長の、こだわりや熱い想いが伝わってくるメッセージだった。

こりゃ映画好きにはたまらんだろうな。

4DX SCREENとは?

数あるスクリーンの中から、今回私が選んだのは4DX SCREENというやつ。

-What's 4DX SCREEN?

4DX SCREENは、体感型アトラクションシアター「4DX」と、3面マルチプロジェクション上映システム「ScreenX」が融合した体感型シアターです。
シネマサンシャインHPより

うん、カタカナだらけでなんのこっちゃって感じよね。

ここで皆さまにご理解いただきたいのは、
4DX SCREEN=4DX+ScreenXということ。
※残念ながら、テストには出ません。

なるほど、4DXとScreen Xを合わせたのが4DX SCREENってことね。で、その4DXとScreen Xとはなんぞや?

-What's 4DX?

最先端の体感型シアター4DXは、前後左右や上下に動くモーションシートや水や風、香り、フラッシュなどの革新的なスペシャルエフェクトによって映画の様々なシーンとリアルタイムかつダイナミックに連動します。
3Dを遥かに超え、映画を「観る」から「体感する」ことに変えてしまう、五感を揺さぶる次世代の体感型プレミアムシアター。
シネマサンシャインHPより
-What's ScreenX?

ScreenXは従来の正面スクリーンに加え、左右の壁面にも映画のシーンが映し出される世界初のマルチプロジェクション映画上映システムです。
目の前の視界いっぱいに270度まで広がる3面ワイドスクリーンはまるで映画に包み込まれるような感覚を与え、深い没入感を味わうことができます。
シネマサンシャインHPより

文字だらけで読むのかったりぃ〜、端的に説明してくれよ、という人のために、要約すると

アトラクション顔負け、暴れ椅子(4DX)+左右正面全部カバーしちゃう視界覆いスクリーン(ScreenX)=エキサイティングアグレッシブイクスピアリエンス(4DX SCREEN)

エキサイティングアグレッシブイクスピアリエンンス(Exciting Aggressive Experience)→略してEAE
made by TOMOMO

(横文字だらけで、むしろ分かりづらくすんのやめろ)

こいつじゃ話にならん、上の者を出せ、という方用に懇切丁寧に説明してくれている特設サイト貼っておくね(最初からそうしろ)▼

いざ、4DX SCREENと対面!

まず、最初に驚いたのは私物を預けるロッカーがあること。

荷物は預けても預けなくてもいいんだけど、そんなに動き激しいんか?と危険な香りをプンプン匂わせてきやがる。

中に入ると、立派なお椅子が並んでいて、座ってみると普通の座席より、座高が高く、足が床につかない。フットレストがあるから、足は宙ぶらりんにはならないよ。

ふと、手元を見ると、怪しいボタンを発見。

WATER ON/OFFの文字。
OFFが削れちゃってるのは、そっちを押す人が多いということか?水浸しなんてことないよな?
と、内心ドキドキ。

開始前から異質な空間と設備に、気持ちが昂る。
高まる心拍数に追い討ちをかけるように、こんなアナウンスが。

ー 4DX SCREENは、座席が前後、上下、左右に大きく動くため、ホットドリンク、アルコール、アイスクリームは禁止となっています。

つまり、熱いものがこぼれたら火傷しちゃうし、飲酒して揺れたら気持ち悪くなるし、もしかするとアイスクリームが落っこちちゃうかもよ、という解釈でよろしいでしょうか?!

ー また、上映前にスタッフが巡回し、事前に安全確認をいたします。

安全確認ってあの、遊園地とかで乗り物が出発する前にする、シートベルト着用の点検みたいなやつでしょうか?!

この椅子は、私をどこに連れて行ってくれるんだろう?無駄に3つもあるスクリーンはどんな景色を見せてくれるんだろう?

という期待半分、

どんだけ激しく振り回されてめちゃくちゃにされてしまうんだろう?

という不安半分を抱えながら、4DX SCREEN初体験の幕が開く。

まるでアトラクション!俺はマーヴェリックになる。

冒頭、滑走路から飛び立つ戦闘機。
爆速で飛び立つ音や顔面に降りかかる風により、あたかも自分がそこに、滑走路に立っているかのような感覚に陥る。

KAWASAKIのバイクを颯爽と走らせるマーヴェリック。座席が振動し、動く景色とともに、私もツーリング気分だ。

マッハ10に到達する場面では、煽るかのように小刻みに、徐々に激しく体を揺らされた。おまけにコックピットのマーヴェリックの緊張感がすごいもんだから、心臓はバクバク。

私の左隣に座っていた女性は、揺れや振動に相当驚いたようで、うわっ!と悲鳴を上げ、激しいシーンは顔を覆っていた。

どうしても視界に入るもんだから、具合が悪くなったりしないか気がかりで、序盤は気が散った。笑

トップガンの訓練生たちが飲み屋でビリヤードをする中、メンバーがスティックで突かれる場面では、背中をドスンとド突かれた。

激しい訓練や、ミッション実行シーンのとき、私はコックピットで操縦していた。もはや私がキャプテン マーヴェリックだった。

完全に空を飛んでいたし、空中で一回転したし、G(圧力)もかかった(それは間違いなく気のせいか、病気)。パイロットのシミュレーション訓練にこのプログラムを組み込んでもいいくらい、目から飛び込んでくる映像も全身が受ける刺激もリアル

私のお気に入り、ビーチでみんなでアメフトをするシーンでは、シーブリーズみたいな香りとともに、水しぶきを浴びた。

あの瞬間だけ、幽体離脱してビーチに遊びに行ってたのかもしれん。

そう思わせるくらい、現実とスクリーンの中の世界線が曖昧になる、そんな不思議な体験をした。

新たなエンタメを初体験してみて

夜はやめておけ

公開終了前になんとしても追いトップガンをしたい一心で、仕事終わりにレイトショーをねじ込んだ結果、終了時間は23:46。

帰ってあとは寝るだけ、のはずが上映中のドキドキ感から、交感神経が活発になり、目はギンギン。帰ってからもアドレナリンの放出が収まらず、夜更かししてしまった。

それもそのはず。
だって、2時間半ずっとアトラクションに乗ってるようなもんだから。

常に椅子が動いてるわけではないにしろ、いつ予測不可能な刺激が巻き起こるか分からない状況で、私の体はずっと緊張感に晒され、強張っていた

映画が終わったあとの疲労感、すごかったもん。笑

今後4DXもしくは4DX SCREENで映画を観てみたい、という方には日中の時間帯をおすすめする。夜は寝付けなくなるからね?

2回目以降、推奨

私は2度目の鑑賞に4DX SCREENを選んだけど、結果的にナイス判断だった。

上映中、動きに気を取られることが多々あったため、初見でいきなり4DX SCREENは、ストーリーの内容やセリフがしっかり入ってこないんじゃないかと思う。

ただスクリーンを眺めるだけでなく、文字を読まなければいけない字幕版の場合、さらにハードルは上がる。
風に吹かれたり、前のめりになったり、お尻がガタガタ揺れたりする中、体幹を保ちながらテキストを追うのは大変。

1度観て、物語の流れを知ったうえで、より多角的に楽しむためにおかわり上映で挑戦するのが最適解でしょう。

1度きりなら、IMAX GTがおすすめ(?)

追いトップガンなんてしないよ、もったいぶらずに一発で最高のスクリーンで見せてくれよ、という方にはIMAX GTが良いのではないか、と思う。

おい、また知らないアルファベットの羅列すんな、という声が聞こえてきそうですが。

-IMAX GTとは?
革新的な4Kレーザー投影システムを採用し、より鮮やかで明るく、深みあるコントラストの超高解像度映像を実現。
音響面では12chサウンドシステムを採用。圧倒的な臨場感で客席を包みます。
最大で1.43:1の画角にまで拡張し、一般のスクリーンに比べ約40%広い映像をお届けします。
シネマサンシャインHPより

またも難しい説明だのう。

簡単にいうと、ビル6階分に相当するどデカいスクリーンで最高に綺麗な映像と、迫力ある音を楽しめます。てな、感じかな?

だとすると、『トップガン マーヴェリック』の世界観は4DX SCREENじゃなくて、IMAX GTでも十分満喫できると思う。

むしろ、純粋に映画を楽しみたいなら、4DX系はあまりおすすめしない。
前述したように、2回目以降、新たな楽しみ方を追求する、上級者向けと言って良いだろう。

ちなみに、IMAX GTは4DX SCREEN以上に稀少で、日本ではグランドシネマサンシャイン池袋と、109シネマズ 大阪エキスポシティにしかないらしい。

価格から考えてもIMAX GTが優位かな。
・IMAX GT:通常料金+700円
・4DX SCREEN:通常料金+1,500円 

今回私はシネマサンシャインデーに行ったから、1,200+1,500=2,700円で済んだけど、通常料金だと、1,900+1,500=3,400円と、なかなかのお値段する。

残念ながら、IMAX GTは私が観に行った翌日が最終日だったようで、現在公開は終了している。

その存在を認識しながら、鑑賞できずじまいだったのは悔しいが、いつか別作品で、アホほどデカいスクリーンと爆音を体験してみたい。

なんだか最終的に、IMAX GT推しみたいな展開になってしまったが(未経験のくせに)、4DX SCREEN、1度は試してみてほしい。
きっと映画の概念を覆してくれるから!

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