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【映画感想文】『トップガン マーヴェリック』
『トップガン マーヴェリック』が面白いらしい、という情報をTwitterで見かけ、気になったので、今月の映画にチョイスした。
前作『トップガン』(1986年公開)は見ておらず、どういうストーリーなのか、アクションなのか、ヒューマンドラマなのか、前情報なしで挑んだ訳だが、本っ当に最高だった!
一切の事前情報なしで、面白いという噂だけを信じて映画館行ったけど、めっっっっちゃ面白かった!!
— ともも (@T0_m0m0) June 20, 2022
まるで、自分も戦闘機に乗っているような映像で、おもわず体よじりそうになった🤣手に汗握るとはまさにこのこと💦
これは映画館の大スクリーンで観る価値大あり!!!#トップガンマーヴェリック pic.twitter.com/H2NcGdf3XN
洋画にもトム・クルーズにもアクションにもそこまで興味のなかった私が、度肝を抜かれ、実写版『美女と野獣』以来、もう1度見に行こうとソワソワしている。
あらすじ
アメリカのエリート・パイロットチーム“トップガン”。
かつてない世界の危機を回避する、絶対不可能な
【極秘ミッション】に直面していた。
ミッション達成のため、チームに加わったのは、
トップガン史上最高のパイロットでありながら、
常識破りな性格で組織から追いやられた “マーヴェリック”(トム・クルーズ)だった。
なぜ彼は、新世代トップガンとともにこのミッションに命を懸けるのか?
タイムリミットは、すぐそこに迫っていた——。
心に残った場面やセリフ
絶体絶命のピンチ!命がいくつあっても足りない?!
訓練生のコヨーテが気を失うシーンや、マーヴェリックが敵機に襲われるシーンなど、「もうダメだ..」と顔を覆いたくなる瞬間が劇中、何度もある。
観客は自然と体に力が入り、つい前のめりになってしまう。ずっと手に汗握りっぱなし。
個人的には、ずっと憎たらしかったアイツが、最後にいい仕事をしていて良かった。
(気になる方は、今すぐ劇場へ)
ありきたりな言い方になってしまうけど、心拍数爆上がりの、最高にスリリングな映画です。
旧友アイスマンとの再会
訓練生にミッションをクリアさせるため、教官を任されたマーヴェリックだったが、過去の呪縛に苦しみ、自信を失いかけていた。
海軍大将のアイスマンから会いにこい、と連絡が入ったのは、そんなときだった。
かつて、訓練をともに乗り越えた仲間であり、ライバルで、マーヴェリックを今回のミッションに召喚したのも彼だった。
自分にこの役は務まらないとアイスマンの前で弱音を吐くマーヴェリックに、アイスマンは伝える。
"It's time to let go"
(過去は水に流せ)
過去の悲しみを引きずり、苦しんでいたマーヴェリックを解放し、背中を押した。
この言葉をきっかけに、マーヴェリックは再び立ち上がる。
胸がじーんとなる感動シーンだが、実はさらに感動する撮影秘話があるので、後ほどご紹介したい。
ビーチでアメフトをする若者たち
マーヴェリックは、チームを一つにまとめるため、訓練時間中にみんなを引き連れ、海辺でアメフトを始める。
普段死と隣り合わせで、とんでもないプレッシャーを背負っている訓練生たちも、スポーツをしているときは普通の若者と変わらない。
数少ない、ほっとでき、微笑みながら見られるシーン。
溢れる、演者の熱き想い
この役だけは絶対に譲らない
映画館のポスターや公式サイトのバナーを見ると、必ずタイトル『トップガン マーヴェリック』の上に主役の「トム・クルーズ」の名前がセットで記されている。
前作がブームを起こした際、
下手な続編を勝手に作らせまい、続編をやるなら主役の座は誰にも渡さない
という確固たる意思で、なんとトムは版権を買い取ったそう。
さすがハリウッドの大スター、やることが違う。数々の映画で主演を務めてきたトムだが、この作品への並々ならぬ想いが伝わるエピソードである。彼の本気度を感じる一作だ。
AI技術が叶えた、奇跡の再共演
アイスマン役のヴァル・キルマーは、咽頭癌を患っており、声が出ないというのを、映画鑑賞後に知った。
演技だと思っていた言動は、現実だったのだ。
失われた彼の声は、AI技術により、再現。
主役のトムが、
続編を作るなら、そこにはヴァルがいないとダメだ
と熱烈オファーしたらしい。
この作品に何がなんでも出演したいという、ヴァルの俳優魂と、彼なしではこの作品は成り立たないというトムの熱い想いから、2人の固い絆を感じる。
先に紹介した、マーヴェリックとアイスマンが会話を交わすシーンにはこんな裏話があった。
この場面を、もう1度見たらきっと私は泣いてしまう。
おわりに
この作品は、36年前に公開された前作『トップガン』の予習なしでも、全く問題なく楽しめる。
ただ、途中、いい塩梅で出てくる過去エピソードについて、映画館を出る頃には間違いなく気になっている。
あのキャラクターの若かりし頃を見てみたい
なぜ、あの人は亡くなったのか?
昔の技術だと、どんな映像になっているんだろう
と、真相を確かめたくなる。
今作がこんなに最高なんだから、きっと前作も面白いに違いない。
できれば前作を見たうえで、もう1度映画館におかわりしに行きたい。
日テレさん、頼むから金曜ロードショーで『トップガン』放送してください!
とにかく全人類におすすめの作品なので、細かいことは気にせずさっさと映画館に駆け込んでほしい。
金ローで見ればいいや、ではない(どの口が言ってんだか)。
必ず、映画館の大スクリーンで観てくれ。
必ず!!!
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