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本づくりのことを記録してみようと思う。


私のライター、編集、執筆業におけるキャリア(ささやかなものですが)は、出版社への就職から始まっていて、

編集部でビジネス書とかを確か作っていたと思うのですが、その時に強烈に

「あれ、なんで私、他の人の本を編集しているんだろう・・・」

と思ったことが、「自分が、書きたい」を行動に移すことになったきっかけです。

ライターとしては雑誌とか、WEBメディア、チラシや広告制作などで仕事させてもらってきましたが、

ここ数年はもう残り少ない人生を書きたいことを書いて行ける人生にしたくて、もがいています。

憧れが強いです。作家というものへの。

かといって、ものすごい筆力が自分にあるなんて1グラムも思っていないので、私なら、私にしかできない、ペンの行き場を模索しています。

二年前には、こんな本を出版しました。

中国暮らしのあまりの衝撃に、いてもたってもいられず筆をとったもの。これを言語化せずにはいられない、という衝動が抑えられず、

とにかく、えいや!と背負い投げる勢いで

書き上げ、書肆侃侃房さんから出していただきました。ものすんごい素敵な福岡の出版社さんです。


で、この本を出した当初、実は私はもう一冊、動かそうとしていた企画があって、その勢いを通り越して、この本が先に出ました。

こういうのって、自分の熱量とか、時流とか、いろいろ要素がありますよね。そのもう一つの本は、まだ出版には至っていなくて、

でも諦めてもいなくて、ひたすら少しずつ、少しずつ内容を深化させて、前進させています。そして実際、少しずつ進んでいます。

出版社からキャリアをスタートして・・・とかかっこつけて書いたけれど、私には出版社の道理というのがあまりよくわかっていません。当時も数年しかいなかったし。

ただ、編集部にいた頃に、持ち込まれる原稿が山のようにあって、その多くが読まれずにうずたかく積まれている光景だけは体験として知っているので、

そうならないようどうすればいいかには心を砕いてきました。

その上で、この「前進している」というのが、お世話になっている出版社や、筆者の都合によって、結構曲解されるものでもあるなあというのもわかるので、

今まで、「今こんな本書いてます!」っていうことへのものすごい抵抗がありました。だって、散々お互いがそんなこと言っておいて出ない、なんてことはザラにあるからね。そうなったときのメンタルはどう保てばいいのか今からわからない。笑。

だけど、もう一つの案件の方が、昨年からまた少し前進させられるようになってきたのは確かで、自分の肝もすわってきた感じがあるので、これを少しずつ、できる範囲でまとめていこうと決意しました。

いうたら、ほんまにダサい話です。でも、参考にもしてもらえると思います。

私は昨今の出版事情には疎いので、これが王道とも思わないけれど、「本を出したい!」と思った時から、どのようにして持ち込みをし、そして今どのような段階で、何に一番手間取っているのか、

心理的な変遷も踏まえて、記していけたらいいのかなと思っています。

ちなみに、動いているのは、児童書です。自動ノンフィクションと言われる分野になるのかな。私には物語を編み上げる才能はないみたいで、どうしても、現実に起こったものをどうにか文字にしたいみたい。

もうすぐそこにゴールは見えているんだけど、自分を鼓舞する意味でも、プロセスを公開して、それが誰かの役に立ったら万歳です。





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