世界中の、何気ない日常の愛おしさと美しさを写したい #花と写真と日々と
このnoteは、2021年春に実施した「伊佐知美とGENICとNikon Z 6IIでPhotoLabo #花と写真と日々と 」のイベントレポートです
突然だけど、「何かを撮る」という行為が、「とくべつ」でなくなって久しい。
それはやっぱり、スマートフォンが世界中に普及した結果、「カメラ」という「機材」をそろえることなしに、「瞬間を残すこと」が多くの人にとって、容易になったからだと思う。
撮ることだったり、残すこと、きれいに加工することのハードルは、数年前に比べて本当に身近になって。けれどその中で、「より美しく撮りたい」「できれば、より楽しみながら」と願うひとも、少なからずいるもので。
たとえば私は、「ただ瞬間を残す」だけでなくて、五感を開いて撮って、そのときの視点や感情、できたら撮影地の匂いや光の感じも写したい。
「撮ること」がやはりすきだし、できれば上手に撮れるようになりたいし、何より「世界をもっと美しいし、愛しいと思いたい」から、それを一緒に探してくれるカメラとレンズをそばに置く。
Nikon「Z 6Ⅱ」のボディに、NIKKOR Z 85mm f/1.8 S のレンズを装着してファインダーをのぞくと、まるで花と目が合うみたい、と感じて楽しくなる私
そして先日、まったく同じ理由ではないだろうけれど、それでもきっと似た理由で、「もっと写真がうまくなりたいの」と考える仲間みたいなひとたちと、「一緒に同じものを撮って遊ぼう(学ぼう!)」という、至極単純そうで、けれどとっても奥の深いオンラインイベントを実施することができた。
それは、写真を中心とした「表現」と「表現する人の想い」をお届けするカメラとトラベルのライフスタイルマガジン『GENIC』 × Nikonさんの計らいで、私の愛用するフルサイズカメラ「Z 6Ⅱ」と標準ズームレンズ、そして単焦点と呼ばれる複数のオススメレンズから、好きなレンズをもう1本ずつ選び、16日間自宅で試せる……という贅沢企画に参画させてもらった中での出来事。
なんと、16日間の機材貸出は無料。優良企画すぎて震える。応募いただいた方々、ありがとうございました……!
日本全国、いろいろな場所で暮らす参加者の方々をZoomでつないで、花撮影を題材に、「Z 6Ⅱ」やレンズ交換の楽しみ方、操作方法をシェアした2時間。
その日の空気とスライドを、このnoteではちょっぴりだけおすそ分け。
花は、部屋の中で誰もが撮れる被写体のひとつ。家で楽しい撮り方ができたら、外の世界はもっと楽しくなるんじゃないかな
--- 以下、3月某日 イベントダイジェスト ---
< AM 10:00 >
各自、花とカメラを持ってZoomに集合!
日本全国、それぞれの場所から遠隔参加。けれど手に持っているカメラは全員一緒で、「Z 6Ⅱ」と標準ズームレンズ、各自が選んだ単焦点の3点という共通項📷
< AM 10:15 >
それぞれの自己紹介と、数日間 「Z 6Ⅱ」とレンズを使ってみて、どう?の感想をシェア
「今までのカメラと全然違う。すごくきれい!」「想像していた以上に手に馴染むので、フルサイズカメラの大きさが気にならない」「今までAPS-Cのセンサーサイズのカメラしか使ったことがなかったので、フルサイズカメラの写りに感動……」「でも、数日間使ってみて、ここの使い方がわからないので、今日はその疑問も解消したい!」など、それぞれの感想を伝え合う
< AM 10:30 >
「花の撮り方」について伊佐より簡単な講義
本日の推奨撮影シーンは3つ。せっかく全員同じ標準ズームレンズを持っているから、まずは同じレンズで正面から撮影しよう!を実現するための説明や、花に手を添えたり、一輪だけの撮影など、そのほかのアレンジパターンについての撮影方法をシェア
正面撮影の例
じつは床において、真上から撮影する方法もオススメ
手を添えてみたり
一輪だけ、真ん中に置いてみたり、など、簡単に再現できる撮影Tipsを伊佐からいくつかお話
< AM 10:45 >
そして……いざ! 各自、撮影にトライ
< AM 11:00 >
Slack上で、撮った写真をアップ&感想シェア
Photo by risarisa744
Photo by なかゆき
Photo by @mikimisaki0220
Photo by ATSUMI
オンラインイベント中のワークショップということで、撮影時間は10分程度。時間制限のある中で撮るって、こんなに難しいの?けれど楽しい!……でもやっぱり難しい!(笑)など、和気あいあいとそれぞれが撮った写真をSlackにアップして感想を伝え合い、改善したい点があるひとは質問もできるタイム。いや、がしかしみんな写真がかわいい……
< AM 11:15 >
初回撮影の反省点を活かす or レンズを交換して、再び各自撮影!
< AM 11:30 >
Slack上で、撮った写真をアップ&感想シェア
Photo by Moeka
Photo by さんまり
Photo by Sachiko Matsunami
Photo by 𝗠 𝗜 𝗬 𝗨 𝗨
撮影2回目は、標準ズームレンズではなく、各自が選んだ単焦点レンズに付け替えて、改めて花を撮影。正面、真横から、などのアングルを工夫するだけでなく、Zシリーズの楽しみ方のひとつである「クリエイティブピクチャーコントロール(静止画、動画で独創的な表現を可能にする)」機能を使って、花撮影を満喫される参加者の方も
< AM 11:45 >
花撮影に限らず、カメラの使い方全般についてのQ&Aタイム(回答は、Nikonの担当者の方ゆえに、最強である……)
シャッタースピードの設定の仕方、ISOの変更方法、クリエイティブピクチャーコントロールの活用方法、はたまたJPRG撮影とRAW撮影の使い分けなど、「Z 6Ⅱ」全般についての質問が多く飛び交った。各自の疑問が、プロの手により即解決していく時間は、贅沢としか言いようがない……(ちなみに、フルサイズの魅力を存分に堪能できる、星撮影に興味をお持ちの方も多く、次はみんなで星撮影ができたらいいなと思っていた私……!)
こちらは伊佐が当日撮影した写真の一部
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以上で、当日のオンラインイベントのレポートは終了。けれど、このオンラインイベントが終わった後も、無料貸出期間はもうすこし続く。
「Z 6Ⅱ」を手にしている参加者の方々は、その後もどんな風に日々を切り取っているのか、SlackやSNSにたくさんアップしてくださって、運営陣は勝手に幸せな気持ちになっている。
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先にも述べたけれど、この16日間はやっぱりとっても贅沢。なんといっても、同じ機材を、同じタイミングで体験している人が複数いるという奇跡的な期間ってめったにない。
しかも、同じ被写体を同じ時間帯に撮影して、それぞれの被写体やレンズの選び方や、構図、スタイリングの仕方を知ることはとても勉強になるし、何より同じ機材を使っているからこそ、「疑問が共有しやすい環境」ってすごくいい。
たった16日間、されど16日間。この期間が、誰かの大好きなカメラに出会うひとつのきっかけになってくれたら。
そして願わくば、「Z 6Ⅱ」と過ごした時間が、「撮るって楽しい」「日々には、何気ない日常の愛おしさと美しさが散りばめられている」と気づく理由につながって、世界にひとりでも写真好き仲間が増えてくれるなら、これほど嬉しいことはない。
※記事内作例に記載の「35mm」「50mm」などの数字は、すべてNIKKOR Zマウントレンズ での撮影を指しています
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