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76.コミックに夢中になって

小学6年生になると、地域の子供会にもようこちゃんと参加するようになりました。

古紙回収では軽トラックの荷台に乗って各家を周り(今は絶対してはいけませんが)風を感じました。私はコミックをあまり読んだことがなかったのですが、おじさんに断って回収したコミックを2冊もらいました。

ちょっと大人な北の国の切ない恋愛ストーリーで、読み終わると不思議な気持ちになりました。大人になるってこんな感じなのかしら…?コミックの面白さを知りました。

ある夏の日、たくさんコミックがあるお友達の家で、楳図かずお先生の恐怖漫画を見てだいぶ帰りが遅くなった時、家族全員が私の帰りをピリピリして待ってたことがありました。さっきまでの恐怖が別の恐怖へと変わりました。

以前から、「車で1時間ほどのところで行われる花火大会を見に行こう」といわれていたのをすっかり忘れていました。現代のようにスマホも携帯ない時代。気まずい車内でした。
しばらくして走る車の中から豆粒のような花火を見たのを覚えています。


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