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お説教ミーティング

80年代、私は中学生でした。
私は一年生。部活は軟式女子テニス部。
二年生の先輩達とは、ちょっと距離のある私たち。
他の部活でもアルアルなのか、そうでないのかわからないのですが、たびたびぶつかっていました。

そう、あれは一年生の9月ごろ。土曜日は午前中のみ授業なので、午後は丸々長ーい部活動でした。

まず、マラソン10キロから始まります。
ヘトヘトになりながら二年生の後を走っていましたが、だんだん一年生と二年生の間があいてきました。充分あいたのを確認して、一年の誰かが
「ちょっと近道しよう」
と言い、一年生全員でちょっとだけ近道しました。

はい、二年生の逆鱗に触れました。

大抵、部長である、おひさまの様に明るく引っ張る、なみえ先輩が不在の時に勃発します。

部室は2畳しかなく、畳を2枚縦に並べた広さでした。ロッカーも並んでいます。そこに、一年生は正座、二年生は体育座りして約20人向いあって座ります。長ーい説教が始まります。先輩1人ずつ説教長すぎる。風通し悪くて、汗がダラダラこぼれます。
「一年生、1人ずつ何か言いなさいよ」
一年生も果敢に
「○○先輩もずるしてたの見たことあります」
「私もです」
なんて言い一触即発。
私は耐えられず、ちんぷんかんぷんな質問をして、
ちょっと和ませようとして空回り…。

そこへ救世主のように、部長のなみえ先輩がやってきて、
「はい終わり終わり」と手を叩き解放されました。

この頃2回くらい、こんなことがあったことを覚えています。顧問の先生はほとんど来ないからかな。
なんだか強烈に残ってる、土曜日の午後の一コマです。


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