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どうして今年は

1月5日。わたしの誕生日。コロナ渦中ということもあって決して派手なものではなかったが、例年に増して最高の誕生日となった。

朝目覚めて携帯を手に取ると、離れた場所で暮らす主人からのライン。昨年は、前日に里帰り中の大喧嘩で、結局彼からの「おめでとう」は聞けなかった。女の子がロウソクの火を消す可愛いLINEスタンプに思わずにんまりする。めっちゃ嬉しい、最高! そう伝えたい気持ちをいつもの癖で、1/10の表現で返す。

午前仕事に没頭していると、最近鬼滅の刃ごっこで一気に心の距離を縮めた甥っ子たちから、動画メッセージが送られる。昼休みまで待ちきれず、イヤホンをして、こっそり鑑賞。これが毎年の楽しみだ。

そしてどういう訳か取り引き先の担当の方から突然のおめでとうございますメール。共有しているアプリ内でわたしは堂々と自分の誕生日をシェアしていたらしい。

極めつけが同部署ボスからのサプライズケーキ。添えられた18のロウソクに首を傾げていると、「永遠の18歳」だって。お腹がよじれるくらい笑った。感謝、感謝。この気持ちを仕事で返そうと心に決める。

帰宅後、大阪に住む親友から届いた誕生石のプレゼント。上品な光を放つガーネットだ。昨年大病を患い、自分自身のことで精一杯なはず。もしわたしが同じ立場だったら、このように振る舞えるだろうか。ありがとうね。

何がどう作用してか、今年は格別な誕生日になった。記録を残したい、とここにこうして書いている位だから。さて、あと数時間。大好物の韓流でも観ながら過ごしますかね、と。


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