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メキシコにいても、やっぱり日本食が好きだ。

メキシコシティのいいところ、それは日本食レストランが豊富なところだ。

日本食の代名詞とされる寿司やラーメンだけでなく、日本人向けだろうなと思われる定食や居酒屋料理っぽいものも食べることができる。

鮭の西京焼き、湯豆腐、肉味噌丼、サバの味噌煮定食などなど。
メキシコで美味しい日本食が食べれるなんて期待していなかった私にとって、これは嬉しいサプライズだった。

メキシコシティでは美味しい親子丼も食べることができる

たまに、海外にいる日本人が日本食を食べることに否定的な人がいる。海外にいるんだから、現地のものを食べなさいよ、と。

私の知人に仕事でタイに駐在している人がいるが、その人が「タイで日本食食べるとかないわー」といった趣旨のコメントをSNSで共有していた。

私はこんな風に、人の好みに難癖をつける人が嫌だ。

食べたくないなら食べなきゃいい。けど、そんな風に「海外で日本食食べる人」を揶揄するような発言には少しイラッとする。タイでピザ食べてるヤツが言うなよ。と意地悪なことを思ってしまう。

日本食は美味しい。

これは私がどこの国に行っても変わらないと思う。私だってピザが好きだし、タコスも好きだし、中華だって好きだ。

でもやっぱり、豚の角煮や秋刀魚の蒲焼き、親子丼には敵わない。しょっぱくて甘い、和食独特の味が大好きだ。みりんが好きなんだろうか。料理を少しするようになって、私の好きな食べ物にはみりんが登場することに気づいた。

もちろん、日本食独特のシンプルな味付けも大好きで、だし巻きたまごや湯豆腐、ぶり大根を食べると安心する。

日本食は総じて美味しい。世界の人々が美味しいと知っているラーメンや寿司だけじゃなくて、家庭的な料理も美味しい。

25年間日本で暮らし、日本の味で育ったのだから、そうもなるだろう。だから私には日本食がない生活が考えられない。

いくら美味しいメキシコ料理に囲まれていようと、私には日本食が必要だ。

数ヶ月前に日本に帰った時、友達に「味噌汁がない生活なんて無理。私は絶対に海外で暮らせない。」と言われた。それだけ日本人を虜にしてしまう、日本食ってとんでもないなと思ったのを覚えてる。

この先メキシコに何年住もうと、私はずっと日本食が好きなままだろうし、メキシコ料理が追い抜くことはないだろう。

郷に入れば郷に従うことは大事だけれど、好きなものは好きだし、我慢する必要なんてないと思う。だから、私はこれからもメキシコで日本食を楽しむ。


昨日の昼ごはん。毎日通いたいくらい美味しかった。

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