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乳製品か発酵食品か

こんにちは。アロマトローグ・自然療法士のクリストモミです。

「私たちのからだは食べるものからできています」
ってよく聞きませんか?

Dis-moi ce que tu manges, je te dirais ce que tu es.
「食べているものを言ってみたまえ、君が誰なのかを言い当てよう」

これは、19世紀のフランスの美食家ブリア・サヴァランの言葉です。
同じことを言っているんですよね。
日々食べているものが、その人の人となりになるってことです。
私はブリア・サヴァランの『美味礼讃』という本の
19世紀のフランス人の食べっぷりに感嘆してしまいます!
今の人とは比べ物にならないくらい、よく食べておりました。
ご興味ある方は、是非読んでみてくださいね。

さて。今日は乳製品か発酵食品か、ということで
チーズのお話をしようかと思います。

ブリア・サヴァランという人のチーズ

実は、私はこのブリア・サヴァランという名前のチーズが好きです。
チーズ屋さんでこの名前をみたとき
名前でときめいて買ったのですが
高貴な美食家の名前がつくにふさわしく
お味もまろやかでクリーミーで美味しいのです!

フレッシュチーズで、白カビで覆われていますが
牛乳とクリームで作られ、ちょっと酸味がある感じ。
とても食べやすいチーズだと思います。
調べてみると、ノルマンディー生まれなのですが
今はブルゴーニュで作られているとか。
へえ、そうなのですね!

ちなみに、先日パリの日本人熟成士さんがやってる
チーズ屋さんにお伺いしたのですが
4月は羊と山羊のチーズが旬なんですって。
私は結構どんなチーズも好きですが、山羊は大好物。
ハーブのタイムを食べて育ったチーズを頂きました。
ほのかにタイムの香りがしていて
(見出し写真の下にちらりと見えているもの!)
また好きなチーズが増えてしまいました。

チーズは食べていいの?悪いの?

あれ?このnoteの記事って
自然療法士として健康の話をしてるんじゃなかったの?
とお思いの方もいらっしゃるでしょうか。
はい、ここから自然療法のお話しいたします。

フランスの自然療法でも「乳製品」は悪者。
避けてください、食べちゃダメです!と言われます。
私は、こんなおいしいものを我慢しろだなんて!
と思っているのですが、あるとき
いや、逆にからだにいいんじゃない??
と思うようになりました。

もちろん、乳糖不耐症とか、そういう症状のある方ではなく
健康な大人にとって、の話です。

そう、発酵食品という点で考えれば
チーズもまた腸内細菌と仲良くできるのではないでしょうか?

チーズがOKなら、ヨーグルトもOKですね。

ただ、ここでもいろいろと条件がつきます。
チーズ屋さんのご主人によると
フランス以外のチーズは、意外と殺菌しているものが多いのだとか。
日本のチーズももちろん殺菌タイプです。
(法律で殺菌したミルクしか使えないのです)
フランスでも、スーパーで売られているものは
殺菌されているものも多いです。

フランスのチーズ屋さんで取り扱っているフランス産のものは
基本的には殺菌せず作られているので
さまざまな菌を取り入れることができます。
(日本で買えるフランスから輸入しているチーズも同じ)
腸内フローラはひとつの菌だけ増やすのではなく
いろいろな菌に触れて豊かにしていくのがいいのですよね。

フランスのチーズは何種類あるのか?

とするとシャルル・ド・ゴール大統領が言った
「258種類ものチーズが存在する国をどうやって統治するのかね?」
という言葉にあるように
さまざまな菌が織りなす多種多様なチーズを
いろいろ試してみるのは、からだにいいと思います!

ちなみに、フランスに存在するチーズの数は、
正確な数字は調べられません。諸説あります。
ド・ゴール大統領の名言は258種類でしたが
もっともっと多いのは確実。
アカデミーフランセーズ(2000年)に発表したのは400
フランス料理がユネスコに登録された時は1000
国立の乳製品に関する機関が発表しているのは1200 !!
と、はっきりしないけど、とにかく多いというのは満場一致。

チーズを食べて健康になろう!

では、毎日チーズを食べれば健康?
という疑問が湧いてくると思うのですが
何事にも「ほどほど」がいいというのが真理。

おそらく、フランス人は今でこそ毎日チーズを欠かさない人は減りましたが
ご年配の方なんかは、本当にチーズで〆ないと食事が終わらないというくらい毎日チーズを食べています。
チーズだけでなく、ヨーグルト、その他乳製品の消費量もものすごいです!
そういう人からすると、健康のために「控えてください」となるのだと思います。

チーズは毒だから食べない!というのではなく
毎日ではなく、たまにチーズを食べよう!
というのが私の主張です。

無殺菌ミルクのチーズを是非!

では、どのチーズを選べばいいか。
先ほどの話にあるように、いろいろな種類があるので
好きなものを選んだらいいかと思います。
ただし、「菌活」という基準で選ぶなら
フランスの無殺菌ミルクで作ったチーズですね。
もちろん外国産でも無殺菌ミルクのチーズがあればそれでもOK。

とてもお高くなりますが、日本でもフランスから直輸入したチーズは買えます。

私は、普通のスーパーで買い物することがほとんどありません。
フランスでは地産地消、オーガニックというのが浸透してきて
地元の生産者さんが作った商品やオーガニックのものを扱う
小売店が増えてきています。
八百屋さん、お肉屋さん、チーズ屋さん、パン屋さんが近所にあるので
地元のお店の人にいろいろオススメを聞きながら購入しています。

近所のチーズ屋さんは
イタリアやオランダの美味しいチーズも売っていますが
やっぱり人気があるのはフランスのもの。
(ワインもそうなんですよね、フランス以外のワインは見つけるのが大変!)
私はブリア・サヴァラン(フレッシュ・白カビ)
コンテ(ハード)、ロックフォール(青カビ)
それと、生クリームが毎回の定番。
加えて、お店の人のおススメでチーズの冒険しています。

日本で暮らしていて「フランスから直輸入の無殺菌チーズを!」
というのは、かなりハードルが高いなとは思うのですが
自然療法的にいつも乳製品が悪者にされているのに疑問を持ったので
無殺菌ミルクでつくったチーズを
たまーに
いろいろな種類を挑戦して
食べるのが、菌活にはいいかなと思っています。

からだのために、菌活として
もしお好きでしたらチーズもたまに食べてみてくださいね!


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