見出し画像

「あなたはなぜ誤解されるのか」を読んでみた

おはようございます。ともたけです。

今回は、竹内一郎著:あなたはなぜ誤解をされるのか「私」を演出する技術という本を読んでみた感想とか学んだ部分をシェアできればと思います。

この本は「人は見た目が9割」という本を書いた竹内一郎氏の最新の著作です。帯にそのことが書いてあったので手に取りました。

前作を読んで見た目が大事であり、初めて「メラビアンの法則」という言葉を知りました。そこから第一印象を大事にしようと思ったものです。

このようなことを得たのでしたが、すでに過去になっていたこともあり、今一度復習を兼ねて手を出してみました。

今回の本で気になった部分をピックアップしながら、この本のレビューになればと思っています。

年齢と優等生

年齢が人のイメージを決めてしまいます。この位の年齢だからこうに違いないといったことです。ただ僕は多くの人がイメージする同世代と同じ振る舞いを絶対しない!と思っています。そこに埋もれてしまうからです。

それでも、自分の年齢に応じた人への対応や雰囲気づくりは必要です。酔っ払った勢いでついSNSに変なことを書いたりするのは、かなり幼い行動だったりします。

また「年をとった優等生は嫌われる」という話がありました。これを聞いたときに思い出したのが「補欠の先輩」の話です。補欠の先輩とは、万年補欠だけど、年齢を重ねてあれやこれやと後輩へ偉そうに自論を展開してしまう人のことです。

優等生もそれに似ていて、勉強ができた、とか一流企業に勤めて頑張っているとか、本人はそのつもりがなくても自慢話のように聞こえてしまう、ということを注意すること。という話でした。

ここで大事なのは「相手がその話を聞いてどう思うか」を考えることだと思いました。

人生はRPG

個人的にはよく聞くフレーズです。僕がイメージしたのは、最初は弱い敵から始まり、だんだんと強い敵と戦えるように自分をレベルアップしていく。人生とはそんなRPGのようだ。という話です。

今回の本では、そことは違う観点で述べています。人には役割(ロール)があり、全ての人がそれを演じているに過ぎない、そうやって「役割である」と割り切ることができれば気が楽になるという話でした。

確かに役割だと割り切れば、失敗したとしても「役が合わなかっただけ」と思えば「次の役は合うに違いない」となると思います。僕も大卒後、飲食店に勤めましたが、その役は合わず、それからIT業界に移って15年以上勤めていられるのだから、役が合っているのでしょう。

何でも経験は大事

人はいいことは体験したいけど、嫌なことは体験したくないと思います。特に人から下に見られる経験はしたくないものでしょう。僕もされたことがあると自覚しています。

そうした経験をすると「同じことをしないようにとなる」というのがこの本の主張です。合っているところがあるし、違う部分もあると思いました。確かに自分の嫌な体験を人にするのは良いことではありません。しかし、それが当たり前で生きていくと、自分もそうするのが当たり前となってしまうのです。サラリーマンの父親をみて、周りも同じだから「自分もサラリーマンになる」と思うようなものです。

これは同じ人だけや似たタイプの人だけと付き合っていると起きやすいことだと思います。もし、こういう暗い気持ちがでてきたら、付き合う人を変えることもありだと思います。

中身を磨くにはまず見た目から

結局見た目か、となるかも知れませんが、中身の良い人が疲れた顔をしたり、うなだれていたりはしていないと思います。なにも美男美女になれ、ということではなく、身なりを整えて、表情を明るくして、できれば肌つやも良く見せる。そうすることが、中身を磨くことにつながるという話でした。

確かに、身なりが良く、笑顔で元気な人は中身も良い人がほとんどです。それは中身が良いからだけではなく、見た目をそうしようと思うことが、良い中身を作っているのだと思いました。

「構ってちゃん」「意識高い系」

そのどちらも経験あります。自分としてはそのつもりはないけれど、注目を集めたいばかりにネガティブなことをSNSで書いてみる。逆にいいことや社外の学びをこれ見よがしに出してみる。

こうした行為が人の離れる原因である。ということを「している側」は気が付きません。この本に具体的な例があるので、自分が当てはまっていないかチェックしてみるも良いかと思います。

生き方は顔に出る

顔を見るとその人がどんな人かを想像してしまいます。眉間にしわがあると「よく怒る人なのかな」とか目じりにシワがあると「よく笑う人なのかな」とか、表情の乏しい人は「ちゃんと生きてるのかな」なんて感じてしまいます。

僕がこんな風に思うのが、僕に表情コンプレックスがあるからです。元々、人と接するのが苦手で表情を出さないのが、大人として当たり前と思っていたので、笑うとか怒るとか、とにかく顔に感情が出るのが嫌いでした。

ただ、そうした顔が人に「大丈夫かな」という印象を抱かせることに気が付いたのはここ数年のことです。だからこそ、今は感情を顔に出すのを抑え過ぎないようにと考えています。

好きなものをもつといい目になる

どんなものでも好きなものがある人は目がキラキラして真剣な目をしています。逆に特に何事も関心なくボーっと暮らしていると目は濁っています。そんな目のことをこの本では「目力」と表現しています。

この目力を育てるには好きなものをみる習慣があるとよい。としています。加えて目に滋養を与えるために「いい物」を身の回りに置くといいそうです。職場であれば美しいカレンダーなど。

僕が色んな人を見て思うのは「子供の写真」をデスクに置く人は、総じていい目をした人と感じます。もちろん子供がいない人もいると思いますが、大切なものを身の回りにおいて意識するのも目力向上につながるのではないかと思います。

ため息は命を削る

しょっちゅうため息をつく人がいます。そういう人が元気でハツラツとしたイメージがありません。

その人だけではなく、周りにも悪影響を与えてしまいます。もし、失敗したときに上司があからさまなため息をついたら、余計に気持ちは落ち込んでしまうし、周りもピリピリするでしょう。

このようにため息は自分だけではなく、周りの命も削る行為であると思えば止めることができると思います。

まとめ

見た目は重要ですが、その見た目というのは姿形だけではなく、表情や声、しぐさにも表れるということを改めて認識しました。

見た目ばかりこだわっても仕方ないし、中身勝負だ、といって見た目を手を抜いたりしても結局人には見抜かれる。ということです。

見た目も中身も良くする。簡単ではありませんが、この本に書いてることを一つずつ意識するところから始めてもよいかと思いました。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?