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人生初の観終わってすぐ2周目突入したドラマ〜賢い医師生活〜

それほどハマっている。それほどハマっているのだ。

ドラマでも映画でも本でも、気に入って何度も見たという経験がある人は多いと思うけど、私はかなり感動して良い作品だったと思っても、じゃあ2度目を、とはなかなかならない。

だって、一度見る読むするにはそれなりの時間がかかるでしょう。そもそも映画鑑賞や読書はそんなに量が多い方ではないし、連続ドラマを通しで観るには日本ドラマでも10時間はかかるわけで、そうなると、他のものを観たいし、あと、どんなに感動しようが好きかろうが、初めから物語をもう一回なぞるってけっこうエネルギーいることよね。

だから、最近だと「鬼滅」とか、ファンでも何でもなかったのに映画に感動して一人で4回も5回も観たって人が身近にも何人かいて、あの、終始殺し合って善良な人?たちが亡くなっていって、みたいなヤツを何度も観るって、ある意味タフだなぁと思う。(私はテレビアニメの初回冒頭を少し観たことしかないので、大体の印象でいってますけど)

というか、感動レベルが低いのかしら?分からないけど。

とにかく、こんな私が最後まで観終わって、さてこれで明日からは他のことに時間を使いましょうと思ったのに、翌日、無意識的にNetflixにアクセスして、1話を観てるし!
(Netflixさぁ、うっかりにでも1回「観る」を押しちゃった作品はずーっと「視聴中の作品」にあがってるのに、観終わったやつはどこ行ったか分からんくなるよね。私みたいなあっさり鑑賞の人間にはぴったりだけど、今回はもう一回探すの一手間かかって納得いかんかったわあ)

ああああ、賢い医師生活がどれほど素晴らしいかを語りたいのにどうでもいい前置きが長くなった。では以下、ざっとまとめてみる。順不同。(まとまるか?)

1、観てるこっちの心を引き込む丁寧な台本と演出
大病院モノなので、常に誰かの生死がかかってて、観る人の状況によっては辛い場面もあるかもしれないんだけど、医師やスタッフや患者やその家族の心をすごく丁寧に、いやしかしあれはなんだろうな、患者一人についての物語はそれほど時間をかけて描いてはいないんだけど、なのに観てると一瞬でその場に関わっている登場人物たちの気持ちにグググーっと入り込んで泣いたりしてるよね。かなりの頻度で。

あれだわ、1カット1カットに映される役者さんの表情とか、あと景色とか小道具とかが、いちいち語ってくるのよ。


2、現代の日常が舞台
とは言え私は病院で働いたことも、自分や身内が生死をさまよう場に立ち会ったこともないけれども、現実が描かれているからこれも感情移入しやすいよね。財閥も御曹司も人魚も何万年生きる人も出てこないし、時空を超えたり人格だけが入れ替わったり殺しあったり陥れあったり学校一のブスと言われる子がアイドルみたいな子に見染められたりもしません。もちろんこういうのも面白く観てますけどね。感情移入はしにくいわね。
それに比べて「賢い」は、大病院のスーパー医師たちのありえないほどの友情と愛情の話ではあるけれども、現実味はかなりあるからのめり込みがちだわね。

そして私にとっては主人公の年代が、比較的近いことも親近感枠よね。少なくとも学園モノや、30歳になっちゃうわみたいな話よりはずっと。


3、細かい笑いのこれでもかの差し込み
本当、シリアスなシーンの流れとかでもスルッと入ってくるのよね、あと細かいのもけっこうあって、くすぐられる感覚ってこういうのだ。これが観ていられるようにしてるよね。実際の人生も、深刻な問題に真剣に向き合ったあとは笑いに切り替えていけばいいんだよね、と教えられる。というか、そうしないと健やかには生きていけないのよね。


4、素敵すぎる友情と愛情
で、2にちょっと書いちゃったけど、なんと言っても主役の5人がよ。このドラマファンはみんな憧れるよね、あの関係性に。あれだけ人の心が分かって、思いやりあって助け合って、言いたいこと言い合って、でも実は本当に大事なことは一人で抱えて悩んじゃったりして、それでもそれに気づいてフォローしてあげて。
2で書いたことを早速覆すようなこと言いますけど、そのへんのヒーロー物の主役のずっと上を行くスーパーヒーローよ、5人とも。そういう意味じゃあ、ちょっと現実離れしてると言えるかもしれんけどね。(現実にこんな人間いる?いるのかな?いるのかもしれないけど)なんてすばらしいの。

もちろん、5人以外の人たちも全員素晴らしい人物ですよ。失敗もあるけどすごく人格のできた人たち。作り話だとは分かっていても、私ももっと人にやさしくなりたいと思わせられるのだ。


5、「うわ〜、そうだったんか〜、く〜」となる仕掛け
伏線回収なんて言葉では呼びたくない、やさしいやさしい種明かしみたいなのがたまらんね。これが2周目観たくなる大きな要因の一つかもね。もう忘れたような頃になって急にくるパターンもあるしね。いけずぅ〜ってちびまるこちゃんみたいにテレビに向かって言っちゃってること多し。


6、演技上手すぎ
心の動きを繊細に見事に表現されるのよね。あからさまなしかめっ面とか瞬きとか口歪めうとか顔をゆらゆらさせるとかの大袈裟で小細工的な表情作りがなくて、それでも悲しさや苦しさがバシバシ伝わってくるような。単純に感動します、役者さんの力に。

あとなんと言っても子役ちゃんね!登場シーンはそんなに多くはないのもあって、出てきたらそのシーンだけ何回もリピートしてしまう。かわいくて仕方ない、というアボジのセリフはリアルにそうですわ。


7、音楽良い。バンドやってる設定も良い。
今も「賢い」のOST聴きながら書いていますが、音楽も全部素敵よね。全部韓国語で歌いたくなる。一番お気に入りシーンは、カラオケで5人で歌うAlohaね。本当に愛おしい。
これまた個人的な話ですが、趣味でライブやっている私にヒットするわけです。今、気持ちがちょっと音楽より韓ドラに向く傾向なので、歌う楽しさを再確認した。


8.韓ドラにしては短い!感動してる間に終わる全12話。
これも2周目に行きやすい大きな、いや最大の要素かもしれん。
12話と言っても1回が長いから日本のの倍以上あるんですが、それでもいいよね。
全ての韓ドラこれくらいの長さ希望。16話とか24話とか、絶対途中でダレる。
12話希望。10話でもいい。


以上、思いつくままに殴り書きましたが、まだ他にもあるよきっと。
あと、浅い分析ですけど、私自身この程度で十分感動しているからいいの。


シーズン2のスタートも近し。楽しみでならん。

ちなみに、2回以上観た作品もあるにはあるのよ。記憶の限りでは、「ゴッドファーザー」くらいだけど。一番好きな映画よ。DVD BOX持ってんのよ。


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