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人力からITシステムへ「ロジスティクス4.0」という概念

19世紀後半から始まった物流革新ですが、時代とともに変遷してきた物流業界は、人的リソースに頼らない装置産業化へと進んでいく事が予想されます。
正確には、そうしないと継続不可能になっていくと思います。

今日も長ったらしい朝の朝礼で「こんな時間取られなきゃ少しは忙しくなくなるだろうに」とぼやいていた松本です。
1人1台仕事用にスマホが支給されていて、それがオンラインなんだから「スマホで朝礼で伝えるべき事伝えられるだろ?各自余裕ある時に見れば良いんだから」と。
分かってる筈なのに習慣を変えないって、もはや悪だよねって思います。


さて本題ですが、いきなりロジスティクス4.0と言われても、なんだよそれ?となると思いますので、ざっくり説明します。

まず、(ロジスティクス1.0)が19世紀後半から20世紀にかけての「輸送の機械化」であり、大量輸送時代の幕開けとなります。
(ロジスティクス2.0)は1960年代から始まった「荷役の自動化」です。自動倉庫や自動仕分けといった物流機器の実用化によって倉庫内の荷役作業が一部機械化されることになりました。
(ロジスティクス3.0)は1980年代からの「物流管理のシステム化」です。
WMSやTMSといったITシステムの活用が広がることで、在庫や配送などの物流管理の自動化、効率化が大きく進展しました。

(WMSは倉庫管理システム、TMSは輸配送管理システムです。詳しくは次回の有料記事の方でロジスティクス4.0で具体的にできることを書いていきます。)

さぁ、(ロジスティクス4.0)はというと、判断や操作などの属人的だった物流が、IOTやAIなどの次世代テクノロジーに置きかわり、「人的リソースに頼らない物流の装置産業化」が進むという考えで、急速に現実化しています。
これは、日本の企業にとって脅威です。

なぜ脅威か?
物流ノウハウを持つ物流会社でなくても物流サービスの提供ができるということです。
要するに、「膨大な資本を持つメーカーが物流事業を手掛けることが可能になる」ということです。
膨大資本を持つメーカーは日本企業に限りません。
みなさんの身近にあのamazonがありますよね?
簡単に外資に乗っ取られてしまうのです。

これからの物流業界は、今まで以上に多くの資本力と、先を見据えた設備投資、そして何よりも情報ネットワーク構築が必要となります。
IOTやAIによる次世代物理システムに積極的に、戦略的に投資し、優れたビジネスモデルを確立した企業だけが生き残り、それができない企業は淘汰されていくでしょう。

さぁ、概念が理解できたところで、次回は有料記事100円にて深掘りしていきたいと思います。
読んでいただきありがとうございました。


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