2度目の流産どん底期STAGE3
夫が退職願いを提出し、上司が受け取ったと聞き、私の心はさらに不安と怒りと絶望でいっぱいになりました。
夫は公務員で試験を突破し、6ヶ月間の合宿訓練を受けてやっと念願の仕事に就くことができたのに、ゲームを好きなだけやりたいから辞めるって何!?
家族の責任を負いたくないって何!?
私はまだまだ流産の術後で、これからもしかしたら抗がん剤を使うかもしれないと言われたばかりなのに、夫が仕事を辞めるなんて、、、
相談もなく、退職願いを提出するなんて、本当にあり得ないと思いました。
もちろんぶつかりました。せっかく就きたかった仕事に就けたのに!?結婚したばかりなのに!?私のことはもうどうでもいいの!?
今でも、この頃のことを思い出すだけで、気持ちがぐったりと疲れます笑
夫は職場でいじめられていると言っていたので、ゲームだけが原因で辞めたくなったわけではないみたいでしたが、結局、ゲームのことで頭がいっぱいで、仕事に身が入ってなくていじめられているというか。。。自分で招いた結果じゃないの?
と、私も全く思いやりの気持ちは持てませんでした。
だけど私は、夫の人生がゲームによってこれ以上ぶっ壊れることが我慢なりませんでした。だって、こんな人じゃなかったはず!!だよね?多分。。きっと。
このまま辞めてしまったら、夫はきっと後悔する!!と思いました。
そこで、私が取った行動は、夫の上司にアポを取って直談判するということでした。
何を!?と思われるかと思いますが、夫も話し合っていくうちに少しずつ後悔し始めていることがわかり、早まった行動だったと思っているということをなんとなく
漏らしたのです。
私は夫の上司に時間を割いていただき、話をする機会を得ることができました。
当時、まだ29歳の女が組織の上層部の方と面と向かってお話をするということだけでも胃がぎゅっと締め付けられるような緊張でいっぱいでしたが、もう後戻りは
できませんでした。
上司の方は、慇懃無礼という言葉が一番相応しいかな?と言った印象でした。
私の流産のことも知っていて、「可哀想だね、なんか大変なんでしょ?」みたいなことを言われました。
私はとにかく伝えるべきことを伝えて、どうにか夫の退職願いの取り下げをお願いしました。
どれだけの時間話し合いをしていただいたのかは覚えていませんが、結論は退職願いは取り下げていたいただくことができました。
とりあえず、一つの壁は突破したような気持ちでした。
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