自宅での介護
どうやらバアさんの介護状況は、ここらでは、酷い部類に入るようだ。
確かに、トンデモなく手がかかるし、本人にもう生きる気力ってものが感じられないし、心臓ペースメーカーが入ってなきゃとっくに死んでるだろうと思われる。
これでもかと老醜を晒して、哀れであり、不憫でもあり、嫌悪と憎しみの感情が湧いてきてしまうことも多々。
親父もそうだったが、日々、親の、こんな状態を見せつけられるのは、意識せずとも、けっこう辛いもので、ストレスになってるものであると思う。
そういう意味では、辛いことも、すぐに忘れることができるバカで良かったけど。
このSNSでも、書くことで気が晴れるから頻繁に晒してきたが、“さっさと施設に入れろ”と、ウチのことを何も知らないのに、多分、アドバイスのつもりでコメを入れる想像力の足りないバカもいた(やっぱりドスコイらしい。すでに切った)。
担当する介護のプロは、「ここまで来たら最期までちゃんと面倒を見てあげたらどうですか。苦労しますが、本人もそれを望んでいると思いますよ」と一様にいう。「重い障害があっても、最大限にサービスを使って、あなただったらできる」とも。
施設に入れると、すぐにもっと弱って死んでしまう例が多いらしい。
早く死なせてあげたいとも思うけど、「あなただったらできる」と俺のナルシス・マインドをくすぐられると、このまま介護を続けて、もっと誉められようと前向きになるから厄介なものだね。
介護にも、許容力と想像力、感受性、判断力、コミュニケーション力といった人間の“素の力”が必要になってくるものだとつくづく思うね。←カッチョエエ
脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。