少女小説を読んで人間的感情が豊かになった話(天使の降る夜)
少女小説との出会いは、小学生のころ。
友達が貸してくれた、ティーンズハート文庫でした。
折原みと先生の「天使の降る夜」を読んで、「嫉妬」という感情を知りました。
実は「天使の降る夜」は、「天使シリーズ」の第二作目で、そもそも読む順番がおかしかったということに後から気付きました。
「天使の降る夜」が初めて読んだ少女小説だったので、ヒロインの愛里に感情移入してしまい、どうしても、第一作目の「桜の下で逢いましょう」のヒロイン、桜子さんより肩入れしてしまいました。
「るろうに剣心」でも、巴さんより薫ちゃんの方が好きだし、人生かけて大好きな漫画「ぬらりひょんの孫」でも、山吹乙女さんより若菜さんの方が好きです。
その漫画を読みすすめる中で、先に好感を持ったキャラに肩入れしてしまう傾向があるのかもしれません。
良く言えば一途なんでしょうけれど、おそらく、自分の第一印象に逆らうのが嫌なだけだと思います。
折原みと先生作品との出会いにより、恋の甘さや切なさ、大切なひとと気持ちがつながる喜び、失う悲しみ、命の尊さ、いろんなことを学びました。
小学生時代に、漫画や小説の素晴らしさを知ったことにより、のちの私の人生はとても豊かになりました。
次回は、我が人生を救い、そして変えた漫画、椎橋寛先生の「ぬらりひょんの孫」について語りたいと思います。