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「くらしがしごと しごとがくらし」を夢みて。

「衣食住」の「食」と「住」を突き詰めていきたいなあという話。 


その① 【やっぱり食が私の中心】

学生時代(といっても数ヶ月前)に、農・食に関することを書いたnoteを見ると、元気が良すぎて達観してしまいました。笑
勢いは大事ですね。

今は学生時代と同じように、気になる行きたいところに長期間すぐ行っちゃう!ということはもちろんできないけれど、食に対する想いは変わらず、むしろ日に日に大きくなっています。しとしとと、けど、しっかり熱意は消えていません。

じゃあなんで、食業界に就職しなかったの?となるかもしれないけど、「一消費者だからこそ」気づける毎日の豊かさがあると思っています。

全ての原点。
農家さんのところに行くととてつもないパワーをもらうのです。この前、からだの調子が悪くなってしまった期間がありました。そのとき、知り合いのおばちゃんの畑に行ったら、帰りの車で感動して泣いてしまったくらい、気持ちが豊かになる時間を過ごせました。
私もいずれ、畑と山と川がある生活を夢見ているのだけど、今はビジネスを学ぶ大切な時期。
そんな今の私を支えてくれているのは、結局食べ物をつくる人々なんだよなあ。
今しかない私の目線で、農家さんにはありったけの感謝として、美味しくご飯を食べることにします。

大量に茹でてくれたとうきび



もちろん、お仕事で関われたら嬉しいんだけども、(葉物野菜、ワイン、チーズ、パン、食品工場、ハウス栽培、発酵食品、育苗施設、貯蔵などなど、食に対してできるアプローチにはとても希望を感じている!いつか、食に関わる方の悩みを救える提案をしていきたい。そしていずれは地域の想いのある農家さんと一緒に豊かさをつくっていきたい。)
まずは、自分の知らない世界の、小さな魅力あふれるものを発掘していきたいと思っています。
食業界にいない分、純粋に「好き」の気持ちが増えつづけるのかも。だけど、自分から動かないと情報は入ってこないですしね。センサーを磨いていければと思います。

どんなときでも私の中心に食がいる

その② 【自然の変化と共に住む】

これは!働きはじめて新しい視点を手に入れたからこそ、見えつつあるものかと思います。まだ手探りですが。

農業高校から商学部に行き、はたまた建築業界へ。
けど、私の原点は、中学生の頃に畑で感じた感動。その想いと、地域に住んだ経験があれば、どこの目線からでも食を救えると信じています。
だからこそ、①で書いた「一消費者だからこそ」感じられることがあるのですよね。

建築がわからなくっても、会社の大切にしていることに共感したし(今も変わらず共感している)、森の中で働くというスタイルも気に入っている。自社製品だらけなのも、デザインにこだわりがあることも気に入っている。(血便になったり疲れはあるがちゃんと気に入るところはあったようで。笑)

真冬でもマンゴーがなるショールーム

しかし、ただがむしゃらに突っ走るだけが、正解じゃないことに、不調期間を経て気づけたので、「頑張らないことを頑張る週間」を設けてみました。
通勤時間は好きな本を読んだり、撮った写真を眺めたり、休みの日はあえて広大な景色を見に行ったり。
社外の人と会うと、当たり前だけど、色んな働き方と生き方があることを思い出せます。

森と一体になっているカフェへ
大好きなおねえさまとの夜明け撮影


心が満たされると、体の調子も復活。
目に見えるメーターがあれば良いのだけど、自分とうまく向き合っていくことが大切なのですね。

専門知識を学んでいると、私なりの捉え方と、私にしかできない提案の仕方を探したくなってしまいます。
というより、誰かの真似をしていたって、コピーがつくられるだけ。もちろん、今は教えてもらうことばっかりだし、先輩方のようになりたい!とも思える環境なことはありがたいのだけれど、自分だったら、を考えないと自分の個性も無くなってしまいます。

そう思ったのは、ある意味危機感をすでに感じたからですね。
私の周りの上司は20年選手ばかりで、仕事がめちゃめちゃできる。笑
そんなように働きたい気持ちはあるのだけど、誰かを目指すだけなら私である意味はないのです。

失敗を恐れるな!なんて、よく言うけど、それができれば人間怖いものなんぞない。けど、黙っていても、良くないことはとてもわかります。

無理やり行動するぞ!えいえいお!という意気込みではなくて、やりたいことや理想のために自然とからだがうごく、くらいのスタンスでいたいです。理想ですけどもね。

自然とつながる暮らし。四季がある日本だからこその暮らし、なんて、最高じゃない?自然の変化を家の中にもつくりましょう。そんなライフスタイルを提案していきたいと思っています。

屋上で撮ってもらった
北海道はもう夏は終わり

その③【世界の食卓に猛烈な興味が湧いた】

私の大学生時代の、唯一の後悔は、海外に少ししか行けなかったことです。
ご時世的に、仕方のないことなのだけれど(あと、大学の交換留学制度を使っていける英語力は皆無だった)
4年生は海外旅行をすることを夢見て、ちゃんと貯金もしていただけに、悔しい。

友人たちは語学力に長けていて、世界で活躍する人になるんだろうなあ、と思っています。

大学に入って、「海外は遠い世界の話」じゃなくなってきました。みんな、留学しているし、世界中に友達がいる人だって珍しくない。

私は、「世界で活躍するグローバル人材になってビジネスを成功させたい!!!」とかっていう、夢ではなく、ただ単に興味があります。自分の目で、違う文化を体感したい。

そこで、特に興味をそそられたのは、やはり「食」。そして「暮らし」。

日本でもそうですが、それぞれの気候に合った家を建て、気候に合った食材があり、食卓でご飯を食べ、生活が成り立っています。
郷土料理は、まさにそうで、地域ごとに違う「農」があるからこそ、生まれるものだと思っています。

畑と食卓は繋がっている。
食卓と暮らしは繋がっている。
暮らしと仕事は繋がっている。

そんなことを思っていたとき、
早川ユミさんの、
「くらしがしごと しごとがくらし」
という本に出会いました。

たまたま行ったイベントのちょっと横で、
たまたま展示をしていて。

ぱらぱらっとページをめくって、目次の言葉ひとつひとつに心が揺さぶられた。

まだ消化しきれていないから、言葉でまとめられないのですが…。

いつか、世界に行けたら良い。世界を見て今の暮らしと北海道の「農」と向き合っていきたいとです。

広い視点は、ほんとーに、忘れちゃいけない。
私は、なんのために、畑違いの道を進んでいるの?

冗談抜きに、消えてしまいたかったとき、救ってくれた農家さんのため。
未来を応援してくれている、農家さんのため。
毎日、生きるを支えてくれている、生産者のため。

今は生産者じゃないからこそ、できることがあると思い、
今日もくらししごとをしていけたらよいな。

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