見出し画像

【友探し】ネットで友達募集し続けて20年!

タイトル通り、私のネットで友達探し歴はなんとかれこれナント20年!ベテランですw約20年前は今ほどネットも発達しておらず、一部の機械好きな人や流行に敏感な人が使う程度だったように思います。私の知る限り、今のようなSNSのようなものもなく、人々の交流はテキスト中心の掲示板のようなものや文字でやり取りするチャット、eメールがメインでした。

 

そこで、衝撃を受けたのが2ちゃんねる(現在の5ちゃんねる)。今でこそあまりよいイメージはないものの、本音好き議論好きの私としては、当時、沢山の率直な意見が飛び交う掲示板に衝撃を受けました。日頃で会えないようなマニアックな知識を持った人たちや鋭い意見を持った人たちが様々な分野で議論を展開する場だったのです。

 

そんな掲示板で私が興味を持ったのはオフ板。これはその名の通りオフ専門の掲示板で、毎日たくさんのオフ募集がありました。中でも有名だったのは、新宿の清龍(せいりゅう)という安居酒屋。“ジョッキ”という名の発泡酒を炭酸で薄めたような味の飲み物や、何故か薄い緑色をした“日本酒”が名物(今もまだあるかはわかりませんが)wここは、ドカーンと広い30畳くらいの座敷があり、そこに夜な夜な誰かしらが集まっている(オフを開催している)という場でした。多い時は常時20人くらい2ちゃん関連の人がいたように思います。そこでダラダラと色んな話をするというw

 

メンバーは自分も含めて、かなり個性豊かなキャラ濃い目の人が多かったように思います。そんな恐らく社会に馴染めなかった経験がありそうな人々だからこそ、ある種の多様性を認める雰囲気があって楽しかったのを覚えています。皆現状に満足しておらず、何かを求めて未開の地を行くという共通点がゆるやかな仲間意識を生んだのかもしれません。

 

しかし、中には散々飲み食いした挙句、お金を払わない不届き者や何かと問題を起こす不届き者もたまにはいました。しかし、このゆるやかな仲間意識や自分たちの居場所を守りたいという思いからでしょうか、自治警察的なものが自然とできていて、こうゆう人に注意を促す環境もありました。

 

しかし、SNS等様々なサイトが登場すると共に、2ちゃんのオフ板も徐々に衰退していき、こうゆう場もなくなっていきました。今現在2ちゃんのオフ板でのオフは都内の主要な駅かつ週末であれば辛うじてオフが成立するレベルのようです。しかも、この清龍の新宿歌舞伎町店は2020年8月21日をもって閉店したとのこと。思い出の場がなくなるというのは悲しいですね。

 

何事も栄枯盛衰、諸行無常ですね。しかし、“自分を受け入れてくれる人や居心地のいい場所が欲しい“というニーズは、時代が変わっても人類が生き続ける限り普遍的なものだと思います。人と人との関係性までもがソーシャルディスタンスされ希薄になり、オフィスの減少で居場所も少なくなりつつある今だからこそ、寂しさを抱えた人が増え、今後ますますこうしたニーズは強まることでしょう。こうした需要がある限り、このnoteを続けていきたい所存でございます。

この記事が参加している募集

やってみた

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?