【詩】であるべき


先輩に言われた、
こうするべき。
ああするべき。

宴会で言われた、
こうなるべき、
ああなるべき。

人が求める完璧、
糸が解けぬ慣例、

僕は何に生き、
奥歯に詰まった嫌気を、
健気に配った愛想を、
もういい加減、
やめたくなるんだ。

「僕の人生なんだ」
「あなたに決められる事じゃない」

ふつふつと湧き出す熱い感情、
憂鬱と秋立つ寒い群青。

週末は紅葉でも見に行こうかなと、
白くなり始めた吐息に、
勇気の帰り道。

ともですっ、最後までご覧頂き本当にありがとうございます^^