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お風呂に入ろう

子どもが生まれる前から、一緒にお風呂に入ることが楽しみでなりませんでした。
お風呂屋さんで見かける、パパと子どもの入浴姿。ほっこりするなぁ、羨ましいなぁと、ずっと憧れていたのです。

赤ちゃんは抵抗力が弱く、感染症のリスクなどがあるため、生後1ヶ月が経つ頃までは専用のベビーバスで沐浴させますが、我が家はもう少し様子を見て、ちょうど生後2ヶ月の日に念願のお風呂デビューをしました!

いつもとは違うバスタイムに、はじめは不思議そうだったものの、泣くこともなく、気持ちよさそーうに表情を緩ませていました。
うちの子、どうやらお風呂好きみたいなんです。近頃は湯船の中でリラックスしすぎて寝ちゃうことも。体が軽いので頭を支えてやっていさえすれば、ぷかぷかと浮いている姿はなんとも可愛い…!
それまでギャン泣きしていても、お風呂に浸からせた途端に泣き止むので、相当好きなんだなと思っているのですが、赤ちゃんってみんなそんなものなのでしょうか?

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息子とのお風呂タイムは私にとっても1日の癒しの時間で、「免疫力上がるわ~」って感覚になるのですが、新型コロナウイルスが猛威を振るうこんな時期だから、お子さんがいる、いないにかかわらず、あえてお伝えしたい。
「みんな、お風呂入ろう!」
暖かくなってくると、シャワーで済ませがちって人も多いと思うのですが、面倒くさくても湯船にお湯をはって、お風呂に入るべきだと思います。

私は健康気象アドバイザーという資格を2年前に取得しました。我々のからだは天気に影響されて、調子や気分が優れなくなることがありますが、そうした気象と健康の関わりについて学び、健康のための気象情報の活用について伝えたり、天候に左右されない健康づくりをアドバイスしたりする役割としての資格です。
実は、その講座の科目の1つに『入浴概論』というものがあるのです!テレビ番組などに度々出演されている、医学博士で入浴の専門家の早坂信哉先生の講義を受けました。

湯船に浸かることでもたらされる効果は、
①温熱効果(体が温まって血流が増え、新陳代謝が活発になる)
②水圧効果(水圧による適度な体の締め付けが血液循環を助ける)
③浮力効果(体重を支える筋肉が解放され、リラックスできる)
の3つがあり、これらをしっかり得るためには、半身浴よりも肩まで浸かる全身浴の方がよいとされます。血の巡りをよくして疲労をとること、そして体温を十分に高めることが、ウイルスへの抵抗力を高めることに繋がると思います。
早坂先生によると、お湯の適温は少しぬるめの40℃で、時間は10分浸かれば、十分に効果が得られるということ。その10分も、必ずしも続けて10分である必要はなく、はじめに5分、洗いのあとにさらに5分、とかでOKです。
ただ、赤ちゃんに長湯は禁物。月齢によっても浸からせていい長さは変わってくると思いますが、まだ2ヶ月ちょっとの息子はゆっくり目に浸からせるにしても5分弱程度で切りあげて、大人はそのあと追加で浸かるようにしています。

0歳児のコロナウイルス感染や、乳幼児が重篤な症状に陥っているといったニュースを見聞きする度に、えもいわれぬ恐怖心に駆られるとともに、胸がぎゅうっと締め付けられる思いがします。もし我が子が感染して、近づくことも叶わなくなってしまったら―。それを思うと、親御さんの心痛といったらどれほどのことだろう。
風呂に一緒に浸かりながら我が子の顔を見つめていると、泣けてくるほど愛おしくて、なんとしてもこの子の命を守らなければならないという使命感でいっぱいになります。

"お風呂に入る"ということが、コロナ対策として果たしてどれ程有益かということは定かでないけれど、1つ1つシンプルにやれることをやって、とにかく自分自身が健康で、元気でい続けること。まだか弱い子どものために、それが一番大切なことだと考えています。

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