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自己紹介

はじめまして、徳島県で地方公務員として働いています、堀 友祐と申します。霞が関への3年の出向を含め、地方創生・地域活性化に関する企画業務を10年ほどやってきました。

主にソフト施策のリストラクチャを得意としており、既存施策に新しい視点・視座を入れて、街の実情に則した、真に有効で、再現性・継続性のある運用設計を行うことを得意としています。(簡単に言えば施策のテコ入れ屋さんです。)

ありがたいことに、県内トップの成果をいくつか残すことができ、首長表彰や霞が関出向の任もいただくことができましたが、人より多くの失敗・挫折も経験してきました。細かい施策も数えるとスマッシュヒットの打率は2割くらいの人間でしょうか。

そもそも私は偏差値45程度の工学系大学出身です。

公共政策に携わることがお門違いな部分もあり、意外とハイキャリアが多いお役所には場違いな人間でした。
入庁時には能力的にも品行的にもおよそ社会人というには不足が過ぎる、バイト以下の働きしかしていませんでした。人事評価もおよそつけうる最低値であったように思います。

そんな私ですが、28歳という公務員にしてはかなり若い年で係長になりました。(遅い自治体では標準が40歳くらいでしょうか?)
人事・財務・総務といったいわゆる公務員御三家という出世部署にいる同期よりは頭1つ抜けたタイミングでした。

なぜ、出世ルートを外れた最低評価の人間がトップ成績を得たのか。
それは、失敗を愛し、失敗に愛されたことにあります。

失敗にも「いい失敗」と「悪い失敗」があります。
よく「いい失敗」は挑戦した失敗、「悪い失敗」は保守的に実施した結果として表現されますが、その価値基準・解像度がすでに「悪い失敗」です。

「いい失敗」は、真剣にやったがゆえに身に染みる傷であること、自己ベストで挑んだからこそできないことへの学びがあること、突き抜けた提案であったからこそ新しい展開があるものだと考えています。

では、根性論でがむしゃらにやればいいのか。それは違います。
企画はマラソンです。正しいフォームと正しいレースメイキングをしなければ、無駄に消耗するだけで、ケガの元です。

10年前の私はまさにそれでした。
勝手に努力した気になり、勝手に失敗して周りを巻き込んで迷惑をかけて、挫折をしていました。おかげで人並以上に「悪い失敗」を積み上げたからこそ、「良い失敗」を知ることができたとも言えます。

成功するためには、真剣に失敗についての思考を深める必要があります。
だからこそ、あえて「絶対に失敗する企画術」というタイトルで、知識と経験を棚卸し、皆さんと議論を深め、よりよい「失敗論」を作って、同じ悩みを抱える人達の力添えができればと思い、このnoteをはじめました。


都市部一極集中、人口減少、経済・情報格差拡大等、私が住む地方の抱える課題は今後拡大していく。というレベルではなく。もはや手をつけることができなくなっている状態です。取り返しのつかないところまで来てしまったことを肌で感じていましす。
だからこそ、失敗と向き合い、同じ失敗をしないことが今後一層求められてきます。

公務員がよくやる悪い失敗の中に、大きな社会課題に対して、1つの施策を順番に試していくというものがあります。まさに典型的な「悪い失敗」の入り口です。
「いい失敗」は、大きな社会課題を解決可能なレベルに切り刻んで、課題をタスクに変えること、タスクについて優先順位と達成難易度を設定すること、マネージャーがすべての進捗を把握するだけでなく、遊軍として参画し、思想を現場にしっかりと伝える体制を構築することが入口です。

そんな話を、毎月3回リリースできればなと思っています。

このコンテンツが、知識も知恵も自信もなく、理不尽と不器用さに涙しながら、ただただ下を向いて、それでも懸命に誰かのために働く10年前のわたしに届くことを願って。


長い自己紹介になりすみません。
拙い文章かもしれませんが、どうかお付き合いのほどよろしくお願いいたします。

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