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あなたが頑張って苦しんでいるなら【頑張ってはいけない】

突然ですが、あなたは未来の記憶を思い出すことはできますか?
「未来の記憶」っておかしな言葉ですよね。

今回は別によくあるスピリチャルな話でもなく、私の実体験と最新の科学、医学から論理的に解ってきたことを統合して書きます。

記憶というのは常識的には過去のものなのに、未来にもある?ってどーいーこと?
まず思い出す対象って常識的には過去ですよね。

頭が混乱する言葉ですが、この「未来の記憶」は「頑張らないで人生を好転させる」こととも関係があるんです。

「頑張らないと幸せになれない」「成功できない」と思っている以前の私や皆さんにとって、頑張ってはいけないというのも常識はずれな言葉です。

これって一体どういう意味なのか?

ここから順番に解説していきます。全然難しくない、誰もがうなづく結論が待っていますので、少し我慢して読み進めてください。

結論から書くと、「未来の記憶を思い出す方法」の結論は「過去のネガティブな体験を書き出す」です。

ポジティブシンキングがダメな理由
無意識を超越する未来の記憶を思い出して現実を、あなたの思い通りにする5つのポイントに沿って解説していきます。

ポイント1として、リーダーシップ行動心理学の研究では、人生がうまくいっている人とうまくいっていない人の明確な差があることが発見されています。

うまくいかない人というのは成功者を見て「あの人はなんであんなに頑張れるのだろう?きっと意志の力が強いんだろう」と思います。

ところが、うまくいっている人というのはむしろ「頑張らないことが成功を手にする最短で最速の方法」だと知っているんです。

なぜ頑張る人の人生がうまくいかないのか」について結論から書いてしまいます。

「頑張らなければ成功できない」というのはまずは自己懲罰的な「思い込み」であるということ。
そして、政府が国民を働かして税金を安定的に摂るという社会通念に私たちがいかに縛られているかということです。
戦後の政策として、「大学を出たら結婚して35年のローンを組んでマイホームを買う」というのはかなり美味しい納税者、はっきり言い切れば、盲目な勤労奴隷です。

そして、マスコミも本もネットも強い意志力で目標を達成しようとすることが美徳であり、この拝金主義、物質主義が行き過ぎた世界の中での正解であるかのように幼少期から思い込まされています。

現在、世界的に富の数%を握る資本家と労働者の収入格差は広がる一方です。
グローバル化で、日本が貯めてきた資本も海外にどんどん流失しています。

しかし、資本家は働かない人たちばかりです。
労働は二つです。
①    「人が何かを運ぶ」
②    「人に何かを運ばせる」

①    の人の方が労働は厳しいのに対価は少なく、②の人はただ命令を出すだけなのに富は貯まっていく。貯まった富を投資に回して、また儲けてしまう。

「じゃあどーすればいいんだよ!?」
わかりますわかります。もう少し我慢してください。

では、私も含めて比較的ガッツのないタイプの人のケースを考えてみます。

このタイプの人たちは、心のどこかで「頑張らないのに人生がうまくいくわけない」と思い込んでおり、行動する前から「頑張っていない自分は成功できない」と考えてしまいます。

この時点で「あきらめ」が顔を出してきています。
そのため、行動は起こらずそのまま負のスパイラルに陥ってしまう。

ではタイプ2として、もう少しガッツのある頑張るタイプの人の場合はどうでしょうか。

「頑張るんだ、弱音を吐く前に努力だ!」と自分自身を叱咤激励し、目標に向かって進もうとします。

かつての私や多くの方もこのタイプ2かと思います。

ただ繰り返しますが、「頑張らなきゃ成功できない」というのは「思い込み」であり、常に意識的に頑張っていなきゃならないため、「ずっと苦しい努力を続けていく」ことになります。
まあ、意志力が持続している時はいいのですが、人間の意志力には限界がありますよね。

そもそもマクロな視点に立ってみましょう。
私たちの行動を操っているのは競争心であり、それは一握りの勝者ばかりが「ドヤ顔」でYouTubeに出て、自分の家や資産やドバイに住んでる、などを自慢してるわけです。

しかし、なぜ彼ら彼女らは本当に満たされた人生だったら、なぜ自慢をしないといけないのでしょうか?

はっきり書きますが、お金や美貌があっても、心が満たされていないからです。それ以外には実際はそれほど儲かっていなくて、ビュー数を稼がないと生活が苦しいのかもしれません。

話を戻すと、あなたが「絶対に達成するんだ。頑張るんだ!」と、どれだけ意識的に努力を積み重ねようとしても、いずれ
「意志力がすり減り、感情と無意識のパワーに負けて頑張れなくなる時が来きます」。
そして人間は必ず「老い」があります。
現実として体力的に20代、30代の頑張りを、50代60代ではできないのです。

そして「頑張ったのに変われなかった」という実績だけが残り、「頑張るのをやめた自分はもう成功できるわけがない」となるわけです。

「頑張らなければ成功できない」と思い込んでいる完璧主義者の方はさらに要注意ですよ。
完璧主義の人は完璧な準備に莫大な時間をかけてしまいます。

そのため失敗した時の精神的ダメージが大きくなってしまいます。
このタイプの人は「常に最高の選択をしなきゃ」とも思うので、「もしかしたら将来もっといい選択肢が現れるじゃないか」と考えてしまい、人生を変える「今すぐ」の選択と決断ができないのです。

そして「タイミングが整えば」「お金が貯まったら」「知識さえ時間さえあれば」とあらゆることを言い訳にしてチャレンジしない方向に完璧主義が働き始め、新しいチャレンジをせず、「さらに頑張っていない自分は成功できない」と考えてしまい、もうどうしようもないくらいの負のスパイラルに陥ってしまう。

かつての私もこの状況でした。何をしても仕事もプライベートも上手くいかないしいお金も得られない。

「ポジティブシンキングがダメな理由」
ポイント1で解説した、「頑張る自分が好き」「頑張らなければ成功できない」と思い込んでいる人はいわば自我の檻に閉じ込められているとも言えます。

自我とは行動や意識を主体的に操作している私という人間の事を、五感を使って外の世界を認知している私と、内側にある欲望や感情を認知する私、経験や体験を記憶する私の事です。

自我はそれらの機能を果しながら自ら意思決定し、自らの体を動かします。

そして、外的な現実と内的な感情の間に大きい摩擦が生じないように適切に行動を選択し遂行していかねばなりません。

自我の最も大きな仕事は「人格を保つこと」「安定性を保持すること」です。
一つのまとまった人格として存在するために大きい矛盾を持つことは許されません。

自我は「自分自身を防衛する機能」を持っています。その自我は自らの意思決定によって自らを動かしているようでいて、実は現実で繰り出される行動のほとんどが無意識の中に書き込まれたプログラムによって勝手に自動的に行動させられています。

人間を動かしているものは意識が5%、無意識が95%と最新の脳科学でも理解されています。

これはアスリートを考えれば単純ですよね。
イチロー選手でも大谷翔平選手でも井上尚弥選手でもいいのですが、まあ、スポーツをやったことがないという人の方が少ないと思うので、スポーツってひたすら同じ動きを繰り返す練習しか実戦で生きないですよね。

つまりコンマ何秒の世界で判断して体を意識で動かしてるんじゃ、バッティングもボクシングもできません。95%の無意識で反応する体を作りあげるしかない。

この無意識こそ、ポジティブシンキングがダメな理由と深く関わっています。
世の中には幸せになりたいと願いながら不幸を引き寄せてしまう人がたくさんいます。
多くの成功者が麻薬やスキャンダルで墜落していくのはよくあることです。

自分でも気付いていない無意識の世界が自分の行動を支配してしまい人生の選択を誤らせてしまうことがある。

無意識は幸せになりたいという願いとは裏腹に気づかないところで選択と行動を支配し、不幸な人生を自ら選びとっていくように仕向けることがあります。

そしてポジティブシンキングについて多くの書籍で、ポジティブな思考を脳にすり込めば、自然に無意識の世界にも浸透し、良い運気や幸せを引き寄せるということが共通に語られていますが、このような無意識を変える方法は「むしろ逆効果」です。

一体なぜなのか?

まず、私たちの無意識にはネガティブな想念が刷り込まれ続けるうちは、私たちの脳はネガティブなことに意識が向くようにできています。

それは私たちの遠い祖先が、狩猟採集時代をサバイブするために獲得した脳の初期設定であり、命の危険の少ない現代を生きる私たちにも受け継がれています。

そして、毎日メディアから発信される情報は私たちの関心を引くために、どうしてもネガティブな内容によりがちです。

だからメディアに触れれば触れるほど私たちの無意識にはネガティブな想念が刷り込まれていくんです。

第二は「トラウマ」です。

例えば子供の頃、いつも親からお前はダメな子だねと言われ続けた経験など、多かれ少なかれ過去に味わった自己否定といったネガティブな体験が無意識領域にネガティブな想念を固着させてしまっているケースも多いでしょう。

次の第3。
ポジティブな想念を無理に抱こうとすると、逆に心の奥深くにネガティブな想念が生まれてしまうケースです。この最後の第3の理由がとても重要なのでもう少し詳しく解説します。

実は私たちが無理やりポジティブな言葉を発したり、周囲に決意表明をしたりする瞬間に、無意識の世界にネガティブな想念が発生してしまうことがあるんです。

例えば、試験や試合でも仕事の目標でも難しい課題に挑戦するとき、「必ず合格できる」とか「必ず勝てる」「必ず達成できる」と周りに宣言すればするほど、心の深いところに「果たしてできるだろうか?できないのではないか?」という迷いや不安が生まれてしまいます。

無理なポジティブシンキングによって逆に無意識にネガティブな想念が刷り込まれていき、頑張ってポジティブな言葉を何度も語ったり、頑張ってポジティブな言葉を書いて々みたり、頑張ってポジティブなイメージを心に焼き付けようとしたりという方法はうまくいかないし、逆効果になってしまい、これが「頑張ってポジティブシンキングをしてはいけない理由」です。

だんだんと「無理やり頑張ってもうまくいかない理由」がわかってきたかと思います。

頑張る人ほど「頑張らなければ成功できない」という意志力は擦り減るのでいつか必ず頑張れなくなります。いわゆるバーンアウトです。

さらに頑張る人ほど、頑張れなくなった時に頑張ってない自分はダメだと思ってしまう。

頑張れば頑張るほど無意識にネガティブな想念が刷り込まれていくという負のスパイラルが発生します。
そこで自我と無意識を超越するための逆転の発想をご紹介します。

それが未来の記憶を思い出すことなんです。
未来の記憶という聞きなれない言葉はいったいどういう意味なのか?

想像してみてください。
今あなたは会社で仕事中で、そして次のようなことを考えながら仕事をしています。

①    「仕事が終わったら嫌いな上司も参加する飲み会嫌だな」
②    「仕事が終わったら前から行きたかった話題のレストランで食事ができる楽しみ」

ここで質問です。

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