見出し画像

テクノロジーに頼ってみれば、部屋の中からでも新しい分人に出会える

 分人。最近はこの言葉が好きです。
作家の平野 啓一郎さんが提唱する考えで、人は対人関係ごとに様々な自分、分人があり、中心はなく、そのネットワークで生きているという考え。
 好きな分人を増やすにはどうすればいいのか、その答えにクローズなネットワークを利用してもいいのじゃないか、と思った話。

最近の世界

 かつて私が愛したネットワークがミクシィでした。
ゆるくクローズで、ゆるくオープンな、誰でも発信できる空間。
そこで育まれた時間、人、今思えば違う分人を持てました。
 何人かだけは、今もつながりがあります。

 でも、近頃はオープンなネットワークが多いですね。
そこでのつながりは、深いつながりになることは少ないような気がします。
分人になり切れない分人。
 私はミクシィをまだ引きずっているのかもしれません。

クローズでオープンな世界

 今、私はクローズでオープンなネットワークに身を置いています。
ツイッターの鍵アカウントグループです。
なんとなく、ミクシィを思い出しました。

ミクシィの時と違うのは、ZOOMなどのオンライン会議アプリソフトの進化、そして通信速度の進化です。

友達の友達の・・・をZOOMで繰り返してつながっていく。
これは新しい分人を見つける近道なのかもしれないません。
少なくとも私は、国内外を問わない、新しい分人を手に入れました。

新しい分人による変化

 国内外を問わない新しい分人は、様々な特別をもたらしてくれました。
星の王子様でも語られているように、そこに特別な存在がいることで、その場所が特別な存在になることを再確認できました。

 他人事だった海外のニュースも、とても大切なことのように感じられました。視野が広がる。ストレスのある世界から切り替わる。

 好きな分人で過ごす時間を長くすれば、恐らくその分人すらも愛せるようになるでしょう。今の私はその期待でいっぱいです。

すっかり特別になった人たちに、いつかリアルに会いたいですけどね。
それはもう、ミクシィのように。


あなたも、テクノロジーに頼りまくって、違う分人をみつけてみませんか?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?