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ただ、仲良くいたいだけ。

はじめから離婚をするつもりで
結婚する人はいないだろう。

いたら、それは詐欺師か何かだ。

そんな私ももちろん
離婚なんてするもんじゃない
と思ってた。

が、離婚することにした。

絶対有り得ないと思ったことを
自分がしようとしている。

自分自信が
1番びっくりしているし、

ことあるごとに
私の正義と本音が
壮絶なバトルを
繰り広げている。

わけがわからず
時折胸がざわつき
涙がとまらず
感情がジェットコースターだ。

皮肉にも
こんなときの
相談相手は夫。

〝夫婦〟には
色々な問題がある。

大なり小なり
お互いの関係に
なんら差し障りのない
些細なことから
問題ありまくりまで…

なんやかんやは
みんなもあるのだろう。


もちろん、母にもいわれた。
『それが夫婦やん。』的なこと。

そう言われたら
もう何も言えない。

そうなのかな?と思いながら

時にはケンカもしつつ
話し合いもしつつ
うまくいったり
いかなかったり
気を紛らわせ
日々をこなし
時がすぎるのをまつ…

そうこうしていたら

じわじわと
小さな違和感が
積み重なった。

そして
あぁ、いつか思うんやろなと気づく。

『こんなはずじゃなかった』って。

でもいざ
離婚をしようとすると

同調圧力の強い
この社会では
離婚は未だに悪だと思い知る。

シングルマザーとか
シングルファーザーとか
わざわざ名前をつけて
呼ばれるあたり
〝異端〟ゆえんだろう。

正直、うるさい
と思う。

こどもにとって
1番悪なのは

いつも親がイライラしたり
ケンカをし、不穏な空気の中で育つこと。

私たち夫婦の
最重要課題は、
子どもたちが自分の足で
人生を歩めるように育てあげること。

夫婦の解決しがたい
問題をいつまでも持ち
解決策も見出せぬまま
見てみぬふりをして
ふとイライラするならば

もはや、
そんな問題になる
関係をやめればいいと
いう結論になった。

離婚準備をすすめるにあたり
ようやく夫とも腹を割って
話し合えるようになった。

再構築よりも
新しい関係のもとで
家族として新たな関係を作る。

これが、私たちの結論。

この先、どうなるかわからない。

だけど
家族として協力し
繋がれるならば
また違う世界もみえるだろう。

現状に満足できない中
何も変わらない、変えられない
この状況は…

きっと、将来
相手への
憎しみや憎悪に
つながる。

そんな時に
やれ、介護だなんだを
気持ちよくできるだろうか…?

私は、無理だなと思った。

人生の終盤に
せっかく縁あって
知り合った人に

そんな想いを抱きたくないし
そんなこと思って生きたくない。

私たちとしては
ま、関係を変えてみようかって
感じだけど

調べれば調べる程に
〝結婚〟って重い契約だという事もわかった。

離婚のために作った
公正証書を見た夫が

『なんか、悲しいな』と言った。

そう。
文字に起こすと
無機質に決定事項が
整然と羅列され

最後に、双方内容に相違がないこと、
これ以上の要求をしないことが
明記される。

ガチガチの法律文章。

婚姻関係にあるということは
これだけの項目について
暗黙のうちにお互いが
〝義務・責務〟を担っていたんだ…
と痛感した。

だから
金銭面の協力だけではなく
新たな関係を築くということは

なんの拘束力のない中で
互いに労い思いやりを持って
すごさなければ成り立たない…
と、身が引き締まる思いがした。

それは、夫も感じたようで

『世間の逆風に勝たなきゃね。やってみよう。』


と、夫も前向きだった。

ここにきて、とんとん拍子に話が進む今。

とりあえず今は
書類の作成と準備に勤しむ。


結婚生活において
…いや、自分以外の他人に対して
〝いつか〟なんていう期待は無駄だ。

誰かは変われなくても
自分ならば変われる。

だから、できることをやっていく。

いつか、この選択が
正解になるように。


Have a good night✨       

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