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まねっこしたい気持ちを育てる




こんにちは
言語聴覚士で子どもの発達アドバイザーのタグチトモコです。


ことばを覚えていく時に
マネをする
ってとっても大切なチカラのひとつです。


でも

・こちらが言わせようとしてもマネできない…
・手遊び歌をマネしてすることができない…

なんてことがあるかもしれません。

今日はそんなお子さんに向けて取り組んでみるといいかもという遊びについて書こうと思います。



なんで、僕の真似をするの?


こちらの関わりについてマネをするのが難しいお子さんには
ぜひお子さんのしていることをママが真似してみてください。

例えば
お子さんがたいこをトントンたたいていたら
ママも真似してトントンたたいてみます。

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「あれ?なんでママもタイコたたいてるの?」
みたいな顔をしたら第1段階クリアです。


お子さんがやめたら、ママもたいこをたたく手を止めて
またたたきはじめたら、ママもたたく‥‥

こんな遊びを繰り返してみてください。



今度はママから


だんだんそんな繰り返し遊びが楽しくなってきたら
今度はママからたいこをたたいて、お子さんが真似してたたくのを待ってみてください。


ママがたたいたら、おこさんがたたく
ママがたたくのをやめたら、おこさんもやめる

またおこさんがたたいたら、ママがたたく‥‥

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お子さんの表情を見ながらやってみてください。
※中には真似されるのを嫌がる子もいるので、嫌がっていたら無理にしなくてOKです。


もし笑顔でその繰り返しを楽しめるようになったら
まねっこあそびの面白さを実感できているかもしれません。


物を使ったまねっこから、手へ…


「たいこをたたく」のように物を使ったまねっこは、模倣の中でも取り組みやすい課題です。

もしたいこをたたく、ラッパを吹く、車を走らせるなど物を使った真似がスムーズにできるようになったら



今度は手を使ったまねっこあそびへ進めるかもしれません♡



例えばタンバリンを使った真似っこあそびをしていて
できるようになったら今度は両手で「パンパン」とたたいてみます。




ママが「おててパンパン」と言って手をたたいたら
お子さんも手をたたく
を繰り返ししながら遊んだり

ママが「おひざトントン」と言っておひざをたたいたら
おこさんもおひざトントンができるかもしれません。


こんな風にまねっこあそびを広げていきます。




真似をすること
自体が理解できるようになったら
・あたま足をトントン
・あたまその場でジャンプ
なども真似でできるようになります。



ここまで来ると簡単な手遊び歌ができるお子さんも増えてきます。


そしてことばへ


「おーい」「はーい」
など、身振り(動作)と一緒にいいやすい簡単な言葉でおこさんが楽しめるものをチョイスしてやってみてください。

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どの段階であったとしても
ポイントは
こどもたちが楽しんでいること


無理やり真似をさせようとしてもなかなか難しいと思います。

おこさんの興味が持てるものを使って
おこさんが面白がるような動作を使って
おこさんがたのしくなるような音(ことば)を使って



ママも一緒に楽しみながら
まねっこしたい気持ちを育ててもらえるといいなと思います。



よかったら参考になさってください。

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