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改めましての自己紹介

2023年7月頭、ThreadsというInstagram版Twitterみたいなものが始まり、何を最初に投稿しようかと思い、「まずは自己紹介か」とnoteやホームページの自己紹介を見てみると、2年前くらいで止まっていて…

これはいけないと思い、改めて自己紹介をすることにしました。

タグチトモコ:子どもの言語聴覚士
・愛知県岡崎市出身
・岡山県在住
・高1息子と小5娘との3人暮らし
・発達が気になるお子さんに関わるお仕事は20年ちょっと。

<今のお仕事>
▶放デイ児発の療育アドバイザー(支援者向けのサポート)
▶療育施設での個別指導、保護者面談
▶とある地域の、ことばの巡回相談
▶企業さまからの業務委託2社3部門(相談監修、講師業務など)

私のお仕事について

これまで、20年近く発達が気になるお子さんとその親御さん、そして支援者の方をサポートするお仕事をしてきました。

就職してすぐに勤務した療育施設

右も左もわからない新人時代。脳性まひや重度心身障害、知的障害、自閉スペクトラム症、ADHD、学習障害の子たちをたくさん担当させていただきました。

私にとってとても学びの多い7年間。
ただ、子どもたちから学ぶことばかりで、何かできたかと言うと後悔ばかり…。

今活動している原動力は、当時未熟だった私に、体を張って子どもたちが教えてくれたこと親御さんが教えてくださったことを、今まさに子育てや支援に悩むみなさんにお伝えすることで、何か恩返しができないかという想いに突き動かされています。

大学病院での勤務

大学病院で勤務した5年間は、乳児期~高齢者の聴力検査をしたり、言語指導では、知的発達が軽度・遅れがないお子さんを担当させていただくことが多かったです。また体の病気を抱えて入院されているお子さんや、聴覚障害、口蓋裂のお子さんの指導も経験させていただきました。

あまり勉強が得意でない私ですが、感覚器障害戦略研究(聴覚)のメンバーとして全国の難聴児の言語発達の調査研究、実践研究にも携わらせていただき、足をひっぱってばかりでしたが、全国に出張に行かせていただき、美味しいものをいただき、多くのことを勉強させていただきました。

放デイ・児発での勤務

大学病院時代からお世話になっていた先生が、難聴児メインで言語発達を育てる場をと立ち上げられた事業所に声をかけていただき、勤務させていただきました。

聴覚障害のお子さんを中心に、発達障害のお子さんも通われる施設で、さまざまな新しい試みにチャレンジされている事業所だったので、私も学ぶことがとても多く、今でもとても感謝しています。

ただ、自分自身の療育に関して思い悩んでいた時期で、不登校の子のように出勤したくても涙が出て、体が動かず出勤できない、めまいなどの体調不良が続く…などを経験し、これまで産休育休の1年間以外休まず、フルタイムで働いてきたのですが、言語聴覚士としての歩みを止めることとなりました。

休職期間(1年半)


「ただやりたいことをして、遊んでごらん」
そんな風に言ってくださった心療内科の先生のおかげで、しばらくして元気を取り戻し、なぜか離婚まですることになりました(笑)。

前職で迷惑をかけてやめたこと、言語聴覚士として自信をなくしてしまっていたこともあり、「発達障害の業界には戻れない」そう思っていました。

でも何かやりたいと思い、息子の行っている学童のお手伝いを始めました。

ただ、子どもたちと楽しく過ごせたらと思って行き始めたのに

結局学童で気になるのは、発達が気になる子たちのこと。
・宿題こんな工夫したらいいかも
・この環境を変えたら過ごしやすいかも
・ここは見通しがいりそう

そんな私に学童の先生が講師登録を勧めてくださり、同時に支援学校の先生のサポートができたらと学習支援のボランティアを始めました。


支援学校の学習支援のボランティアでは、入ったクラスで見たお子さんについて、「こんなことできるといいかも」ということを資料まとめると、先生方にとても喜んでいただきました。

だんだんいろんな学年からお子さんを見てほしいと声がかかるようになりました。これが今している仕事の基礎になっている気がします。

楽しくなってきたところで、次のお仕事へのお声がかかります。

盲学校時代

講師登録をしていたところ、ひょんなことから「盲学校の実習助手」のお仕事をすることに。

社会人になり、初めて言語聴覚士以外の仕事に取り組むことになります。

これまで、重度心身障害、肢体不自由児、知的障害、発達障害、聴覚障害など多くのお子さんと関わってきましたが、視覚障害のお子さんと関わる機会はなく、とてもいい経験になりました。

とはいえ、職業課程なので、みなさん高校卒業している方ばかりでしたが、視覚障害の世界は本当に深くて学びが大きかったです。

職業課程に在籍していましたが、私が言語聴覚士だと分かると小学部や中学部の先生方から、視覚障害のある発達障害のお子さんや発音が気になる子、吃音の子などのご相談をお受けすることが増えました。

ちょうど契約期間が切れるタイミングと
『私だからできることを、もう一度やってみたい』と思い
また発達障害の子たちに関わるお仕事に戻ることになりました。

放デイ・児発のアドバイザーとして

一人ひとりのお子さんに療育をすることの大切さを感じながらも、
私が関われるお子さんの数の限界も感じていました。

子育てに悩む保護者の方も、療育をする支援者の方も、みんな「子どもたちの成長を願っている」

でも、目の前の子どもたちは日々いろんな行動や言動を繰り返し、
それに戸惑い、悩み、だんだんと子育てや子どもに関わること自体楽しめなくなっていることが多いと感じました。

いつもお子さんと一緒にいるからこそ分かることがたくさんある。

でも一緒にいるからこそ、見えなくなっていることもある。

子育てや支援をちょっと違う角度から見る視点がお伝えしたり、
行き詰った子育てや支援の選択肢を増やせたら

そんな想いで今現在は…

・放デイ児発の先生方の相談サポート
・実際に療育場面に入り、支援の提案
・お子さんの個別指導
・保護者面談や保護者会の参加
・保護者向けお便りの作成
・支援者向けのメールマガジンの作成
・保護者向け、支援者向けの研修
・地域のことばの巡回相談

こんなお仕事をメインで取り組んでいます。

そして、Instagramもスタート


私が感じている大切にしたいことを発信していたら、少しずつ多くの方に見ていただけるようになりました。


そして、岡山の田舎で細々と働いてる私に、東京や関東にある企業さんからお話をいただき、1人では届けられない親御さんにも、企業のおチカラをおかりながら発信したり、ご相談をお受けする機会もいただけるようになりました。

今は2つの企業3部門から業務委託をさせていただいています。


そして、これから、もっと私らしくお仕事できたらと思っているところです。


これから私がしていきたいこと


子どもたちが、その子らしく成長していけるように

子どもの味方になってくれる大人を増やしていきたい

そうすることで、障がいのある子もない子も、もっと育てやすい社会になるのではないかと思っています。

そのために
今続けている放デイ児発で働く支援者さんや保護者の方のサポートを続けていきたいと思っています。

そして、学習支援ボランティア時代に感じたこと。

支援学校の先生たちも、
お子さんの対応や課題のレベル設定、スモールステップの方法に、とても悩んでいる…。

「こんなことを身につけさせてあげたい」と、
取り組んで下さっている中で

・この子にあったレベルの課題にできているかな?
・嫌がらずに取り組める方法はないかな?
・どんな風にステップを踏んだら、もっと「できた」を感じられる?
・なんでこんな行動をとるの?どう対応したら?

たくさん悩みながら支援をされていました。

専門性が高い支援学校の先生でも葛藤されている、ということはきっと
普通級や支援級の先生、保育園や幼稚園の先生も同じようなお悩みがあるのではないかと思いました。

いつかそんなお手伝いができる日がくるといいなと思っています。


こんな私ですが、今後ともよろしくお願いいたします。



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