ライブパフォーマンスの原体験と呼ぶべきもの
絵を始めた、2020年に最初に決めていたこと。それは、グローバルで活躍するアーティストになるということだった。
絵で食べていく、賞を取る、良い作品をつくる、他にも目標はあったと思うが「グローバルで活躍するアーティストになる」まずはそれだった。
なぜ、最初からそこの視点に惹かれたのか、そしてパフォーマンスを選ぶようになったようになったのかを思い返してみた。
私はライブパフォーマンスをすることが多い。絵を描き始めて、2作品目は1000名くらいが参加するイベント会場の端っこでのライブパフォーマンスだった。
当然経験もないからやったことがなかったけれど、今でも忘れない。緊張と恐怖と胸がいっぱいでドキドキドキドキして前日は全然眠れなかった。
原体験について思い出してみるとカンボジア旅行で行った子供のことを思い出す。
大学院の卒業旅行の時に、カンボジアに行った。
アンコールワットに並ぶ有名な寺院があった。
そこではハガキを売っている少女がいて、そういうのは買ってはいけないと聞いていたから、買わずにいた。
私はふとこの子を笑わせたいなと思った。
私は人を笑わせるのが大好きで学生時代にモノマネをして人が笑ってくれるのをみると、ふふふとなったものなのである。
だから、その時どんなことを思いついたのかも覚えていないが、その子に今思いつく限り精一杯の面白そうなことを見せて、その子が涙を流しているのを見て無性に嬉しかったし。
他のところに散らばっていた子供たちが、わっと集まってきて一緒に大笑いした時は幸せでたまらなかった。
人種や国やその人の保有している富の多寡に関わらず、エンタメというものはここまで世界を繋ぐんだなあと感動してしまったのである。
その時、一緒に旅行をしていた同期に「まつとも(私のニックネーム)は本当にグローバルエンタテイナーだね!」と言われたことで、ああ、私はこうやって人を幸せにできる存在でありたいなあとそこでグローバルというものが私の心の中にセットされてしまったのである。
だからアーティストを始める時、最初からグローバルで活躍するアーティストになろうと決めたのでした。
絵を始めてからもパフォーマンスにこだわる理由はなんだろうと思い出すと。もしかしてこの時の体験があったんじゃなかろうかと思うのである。
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