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「石の上にも3年」座らなきゃダメなの?

日々、学校教育や不登校について調べているとこんなことを思うようになりました。

「石の上にも3年」座らなきゃダメなの?

辛い環境や状況でも、それを耐え忍ぶことで道が拓ける。そんな意味のあることわざ。
とにかく、始めたことなら3年くらいは続けないと成果はでないよね、ということでもあるようです。

直接ことわざを口にすることはなくても、「すぐに辞めるのはよくない」「簡単に諦めるのはダメ」「文句ばかりで我慢が足りない」なんてのは、いつの時代も年長者が若者に対して言い続けてきたことかもしれません。

でもね、我慢なんて糞食らえって思うんです。学校だって同じじゃない?

我慢して無駄にしてきたこと

ぼくはずっと、この石の上にも3年が好きなタイプでした。途中で投げ出さないようにするのがかっこいいとか、諦めるのは恥ずかしいとか思っていたのです。

仕事だって、一つのことを徹底的に極める職人さんへの憧れが強かった。

でも、我慢してきたせいで停滞してしまった時間もたくさんある。転職だってもっと積極的にしていけばよかった。合わない職場でも、我慢の先に得られるものがあると信じようとしていた。
結局、辞めて独立して自由になるまでに、ただ我慢しているだけという時間がたっぷりあった。
振り返れば、その乗り越えた時間がまるまる無駄であったとまでは思わないけど、もっといい時間の使い方はあったよねと思う。
昔の自分へアドバイスするとしたら「その我慢、さほど意味ないよ」かな。

するべきなのは、我慢ではなくて次への挑戦。

石の上に3年、座り続けていることで成果を出す人は、本当にただ座ってるわけじゃない。座り方を変えたり、叩いたり、擦ったりと工夫をしている。

つまり、するべきなのは座り続けることではなくて、工夫をしたり挑戦することをやり続けることだろうと思うのです。

もし、同じ所にいて工夫できなくなったら、さっさと次へと移ったほうがいい。

変化がなにも起こらなくなったら、そこで我慢し続ける意味は、もうほとんどないのだろうと思うのです。

学校だって同じじゃない?

不登校の子や保護者の話を聞いていると、みんなものすごく我慢している。
がんばって、我慢して、限界がきて。

でも、早いタイミングで「学校への復帰」以外の道を模索し始めている人たちは、次へ向かうための視野が早く拡がっているように見える。

同じところへ留まることの何よりのリスクは、この視野が拡がらないことだろうと思う。

だから、ぼくは子どもには「石の上にも3年座るくらいなら、色んなことしたほうがいいよ」と言ってあげたい。

では、また明日。

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