見出し画像

【読書録】たった1つの図でわかる! 図解経済学入門(高橋洋一・著)

なぜ、読んだ本を公開するのか

毎週日曜日7時~『ビジョナリー読書クラブ』というオンライン読書会に参加しています。そこでは、読んだ本の一部を引用し、自分の気付きを伝え、最後に何をするのかを宣言します。

いつも発表するときに、引用箇所を入力したり、Kindleでコピペしたりするのですが、それを消すのってもったいない。

あ!noteに残しておけば一石二鳥。
ということで、発表内容をまとめた記事を書き続けています。

お試し参加もできるので、興味のある方はぜひ!

読書が苦手な方も、きっと好きになりますよ。
読書が得意な方は、ワンランク上の読書が身につきます。

ビジョナリー読書クラブのお試し参加の詳細はこちら。

今回読んだ本はこちら。


経済の本ってあまり読まないのですが、簡単そうなので手に取ってみました。「あ!昔習ったかも」というものがいくつもあって、自分の思考がクリアになりました。

それでは早速ご紹介しましょう。

【引用その1】「需要と供給の図」一つで説明できる

「経済を理解する」というと、どこから手をつけていいかすら、さっぱりわからないという人も多いことだろう。だが、こと私たちの暮らしに関する経済を理解するのに必要なのは、つまるところ「物価変動」と「経済政策」だけであり、それは「需要と供給の図」一つで説明できるのだ。

いぜん『「わかる」とはどういうことか―認識の脳科学』という本を読みました。そのなかで、図に書けるということはわかっている。そんな話が載っていました。

私は経済を図にまとめることができません。つまり、理解していないし、どの図を使ったら伝わるのかが分かっていません。つまり、何となくは分かっているけど、深く理解できていないのだと思います。

ここを読んで、この本に対する期待値が一気に高まりました。

【引用その2】需要と供給

値段が上がったら急速に需要が下がるものもある。生活に必要不可欠なわけではない、いわゆる嗜好品、ぜいたく品である。 たとえば美容院などは好例といえる。値段が上がれば、真っ先に個々人のお金の使い道から排除されてしまうだろう。もちろん、「値段が上がっても、絶対に毎月1回、あのサロンで髪を切る」と決めている人もいるだろうが、多くは、値段が上がれば、行く回数を減らしたり、より安い美容院へと乗り換えたりするだろう。

(中略)

個々人の趣味嗜好による消費行動は、かなり気まぐれな一方、生産者は一定の手順で生産するので、需要に比べると比較的安定しているといえる。そう考えれば、多くのものの場合、供給曲線の上を需要曲線が移動していると見るのが妥当なのである。

消費者は気まぐれで、生産者は安定している。

確かにそうですよね。私はメールの教育研修を仕事にしていますが、消費者がいつ来てくれるか分かりません。ある意味気まぐれです。

しかし、提供者はコロコロと商売を替えるわけにいきません。つまり、私がメール教育から一気に鞍替えして、エクセルを教え始めるというのは難しいわけです。供給者・生産者が安定しているというのはまさにその通りですね。

だからその波に乗り遅れた飲食店は、潰れてしまう……。

【引用その3】定価で販売するべきか?

「定価で売る」というルールで小売店を縛ることで、「値段を下げたら売れるかもしれない分」を、みすみす売り逃しているのである。再販制度には、「安売りを防ぐことで、文化を守る」という名目がある。そのため、以前、再販制度撤廃の議論が起こったときには、業界が猛反対した。定価で売れなければ、自分たちの商品の価値に傷がつくと思ったのだろう。しかし、商品の価値は、人の手に渡ってこそ伝わるものだ。その機会を大きく失わせておいて、それで「文化が守られる」というのは、どう考えてもおかしい。


紙の書籍は、再販制度で守られていますが、電子書籍はAmazonが自由に値付けをしていますよね。一定価格だから良いような気もするけど、価格を変えらるなら、在庫があまったベストセラーをたたき売ることもできる。

出版業界は、返品ができるから、安定しておいてもらえるのかも知れませんが、売る努力をするためにも、仕入れた人の責任がもっとあってもいいのかも。もちろん、その場合は利益をしっかり取ってもらえるような仕組みが必要。

【引用その4】「ほしい=需要」ではない

物価は、総需要と総供給のバランスによって決まるといったが、これは、「世の中で売られているモノの総量」と「世の中に出回っているお金の総量」のバランスといってもいい。なぜなら、需要とは「支払い能力を伴う欲」のことだからだ。誰かが何かを「欲しい」と思っても、実際に買うことができなければ、それは需要とは言わないのである。

ほしい人がいたら、それが需要だと勘違いしていましたが、その価格でほしい人がいるかが重要なのですね。お金を払える人がどのくらいいるのか、ここを考えてもっとビジネスをやっていこうと思いました。

私のセミナーは、8,800円~22,000円くらいが多いです。無料だったら、かなり集まると思うのですが、これは「需要がある」とはいわないのですね。商品と価格がセットになって、需要があるかないかを判断する。

当たり前のことに気付かせてくれた、良い本でした。

まとめ&宣言

需要と供給をもっと意識します。

買いたいという人がどのくらい市場にいるのか。
ここを意識して、ビジネスを構築します!


もっと知りたい!&プレゼントのお知らせ

仕事のスキルアップにつながるメルマガを平日日刊で配信しています。読書、仕事の高速化、思考法、コミュニケーション、様々なヒントを受け取りたい方は、メルマガに登録してくださいね!

今なら、書籍『仕事を高速化する「時間割」の作り方』をプレゼント中。

メルマガ『0.1%の成長』登録バナー

今日の記事を気に入っていただきましたら「スキ」や「コメント」をいただけますと嬉しいです。皆さまのフィードバックが記事を書き続ける原動力です!

記事を読んでいただくだけでも嬉しいです。さらに「いいね!」がつくともっと嬉しいです。さらに……サポートしていただけたら、モチベーションが10倍アップします!