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名言を自分なりに解釈する

このコラムは、メルマガ『0.1%の成長』をnote用にアレンジしたものです。個人のビジネススキルを高める情報を日刊でお送りしています。今まで3,000本以上のコラムを書き、32冊の書籍を出版してきました。そのノウハウをまとめてお届けします。

皆さん、おはようございます。
アイ・コミュニケーションの平野友朗です。

先週末から読者さんが100名近く増えました。

続々届く登録通知を見て、初めは理由が分かりませんでした。
その後、あるメルマガを見て理由が判明。

私のメインコンテンツをまるっと引用してくださったようです。
その記事を見て、興味を持ってくださった方がこれだけいる。

本当にありがたいですね。

せっかくなので『0.1%』という数字についてお話しします。

このメルマガをずっと読んでいる人は
「あ~~。あの話ね」って感じだと思います。

復習だと思って聞いてください!

このメルマガのタイトルは「0.1%の成長」。
昨日と今日、今日と明日で、0.1%の差を付けよう。

これがコンセプトです。

0.1%というのは、1000分の1のこと。
つまり、0.001。

たいした差がないから「微差」と呼びましょう。

今日が1なら、明日は1.001。
今日が1000なら、明日は1001。

これって本当に微差ですよね。

もうちょっと単位を大きくして考えましょう。

今お財布に100,000円入っているとします。
これが0.1%増えたら、100,100円。

100円だったら自販機のジュースは買えません。
10万円が、10万100円になってもうれしくないでしょう。

でも、これが毎日続いたら凄いことになるんです。
これが「微差」の力。

1年(365日)続いたらどうなっているでしょうか?

136,500円(100円×365日の増加)ではありません。
複利ですから、1.001の365乗……つまり144,025円。

そこそこの差になっていると思います。

さらに、大事なのはここからの継続。

10年継続したら、3,840,456円。
つまり、38倍になる計算です。

急に桁が変わりますよね。
これこそ、複利の力!!

この「微差」をおろそかにして目先しか見ていない人は
成功の確率が凄く低いと思います。

「微差」であれば、これは誰にでも作れます。
でも、これが継続できないことが大きな問題です。

どんなことをしたら「微差」が生まれるか
みんな知っているはずです。

でも、成果がすぐに手に入らないから
継続せずに諦めてしまう。

「大差」を短い時間に付けるのは難しい。
でも、「微差」を継続するのは確実性があります。

問題は、これを信じて継続できるかだけ。

ということで、毎日『0.1%の成長』を意識していきましょう。


それでは、メインコンテンツにいってみましょう!


■名言を自分なりに解釈する

「他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる」

これは、カナダの精神科医 エリック・バーンさんの言葉だそうです。

いろんな本でも引用されていますし
私自身もこの考え方は、メルマガで書いたこともあります。

ただ、これは多くの人が賛同する当たり前の思考であり、
元ネタを出す必要はないかなぁと思っていました。

なので名言とはちょっと違うかも。

『人間は考える葦である』

パスカルのこの言葉を使うときはもちろん誰の言葉か書きます。
正直、この言葉だけでは、意味が伝わりませんからね(笑)

実は、「名言集」のようなものが苦手で
あまり読まないようにしています。

それよりも、自分なりに言葉をまとめるほうが納得感があります。
自分の語録を作るようなイメージでしょうか。

ちなみに名言を盛り込むと、その記事の信頼度が増します。

だから、ランディングページに名言が入っていることが多いんです。
それを入れることで、自分のサービスの信頼性をあげている。

そういった裏のテクニックも分かるので
ますます名言からは遠ざかっていました。

(名言を否定しているわけではないですよ!)


冒頭の「他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる」。

このフレーズは有名ですが、どのように解釈しているでしょう?

他人は変えられない……確かにそうだ。諦めよう。
過去は変えられない……確かにそうだ。諦めよう。

こうしてしまうと、人に関わるのが嫌になったり
あるいは、ずっと過去の呪縛に囚われたままかもしれません。

でも……人が変わらないと諦めるのはちょっと寂しくないでしょうか。

『0.1%の成長』をテーマにメルマガを書いているのは
人が変わる可能性があるという前提があるからです。

それを信じて、18年も毎日書き続けています。

そして、実際に変わった人をたくさん見ています。

世の中には、自分で変えられるもの、そうでないものがあります。

たとえば、このメルマガで行動を強制することはできません。
でも、書き方によっては、行動の確率を上げることはできるでしょう。

1万人のうち1人でも行動してくれたら、今日のメルマガも意味があります。

他人、過去……変えられない
自分、未来……変えられる

対比としてはキレイですが、もう一歩踏み込みます。

「自分を変えられる」から未来も変わります。
ただ、それだと他人と過去は残ったままです。

過去の事実は変えられませんが、過去の解釈は変えられます。

どんな過去があったとしても、それを消し去ることはできません。
ただ、その事実に対する解釈は、自分でしています。
この解釈は、書き換えることができるのです。

また、他人は変えられませんが、その人との関わり方は変えられます。
相手に歩み寄ったり、理解しようとつとめたり、声をかけたり。

変わるかどうかは相手次第で構いません。
期待せず、結果を求めずできる限りのことをする。


今日は名言をテーマにしました。

世の中には、いろんな名言があります。
それを鵜呑みにせず、自分なりに解釈してみてはいかがでしょう。

解釈を深めると、自分にとって本当の名言になるかも知れません。

「他人は変えられないが、関わり方は変えられる。
 過去の事実は変えられないが、解釈は変えられる。
 そして、自分と未来は変えられる」

まあ……こうすると長いから名言ぽくないですね(笑)


【編集後記】スピード仕事術に手応えあり


先週金曜日に
『究極のスピード仕事術』セミナーを実施しました。

今回は本当に大盛況で、60名を超える方が参加してくださいました。

本当に多くの時間をかけて準備しましたし
これを事業の一つの柱にしようと考えています。

ビジネスメールの企業研修も
実践塾シェアクラブも、このメルマガも……

すべては、「効率化」を意識しています。

みんなの無駄がなくなれば、やるべきことに集中できる。
定時に帰って、プライベートも充実する。

そのために、ビジネスメールのセミナー・研修を日々実施しています。

実践塾シェアクラブでも、会員さんの質問には無料で答えています。



1日2分時短ができたら何が起こるでしょう。
実は、1年で換算すると1日分の労働時間が減らせます。

2分をもっと分解してみましょう。
秒に直すと120秒。

メールを1日12通書いているなら、1通10秒減らすだけ。
これって難しくないですよね。

秒にこだわって仕事をする。
そして、終わったらすぐに帰る。

そういう社会になるために活動していきます!


ちなみに、『究極のタイムマネジメント』は9月6日です。


今週はそれなりに時間が取れそうなので
こちらの準備を進めていこうと思います。


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