見出し画像

親子関係の問題を抱えている人へ その心の澱を共に手放そう

私は今まで、SNSでの発信をほとんどやったことがない。
付き合いで、少しだけかじっていたものがあるにはあるが、全く興味がなかったので、長続きしなかった。


だから、知らない人からコメントをもらうなどという経験は殆どない。
今回は頂いたコメントから、思ったことを書いてみようと思う。


私の記事は、学びにつながるような有益な情報はほぼない。
読んでて楽しくなるような明るい記事もあまりない。



どちらかというと、暗い内容が多く、朝からこんなもの読みたくないと思われていたらどうしようと心配になるようなものばかりである。


しかし、そんな私の記事に共感してくれている人がいる。
それはつまり、私と同じような傷を抱えているということなんだろう。


おそらく、私の記事に共感してくれている人は、外から見ると普通と呼ばれる人だと思う。
目立って不幸ではないそんな、一見普通の幸せを手にしている人。


案外、そういう人も逃げ場がない。
身近な人の前では普通を演じ、それがますます自分を追い詰め、しんどくなっていく。


親の問題など、友達に話せるわけもなく、カウンセリングに行くほど、ひどいと自分では思ってはいない。
そんな、一見自分だけで乗り越えられそうな壁を持つ普通の人。


しかし、心の傷には特効薬はない。
自分でなんとかできると考えても、結構難しい。
しかも、一度治ったように思えても、ふとした瞬間に顔を出し、ネガティブを連れてくる。


親の問題を解決しないと、真に幸せにはなれないと、聞いたことがある。
それは、自分のルーツを否定することになるとかなんとか。



私はnoteを始めてから、自分と向き合い、少しずつ、心の傷を癒せていっている気はする。
しかし、やはりそこには、親という壁が立ちふさがっている。


許せなくてもいい、愛さなくてもいいと言葉では綴りながらも、どうしても気になってしまう。
気になっているからこそ、母親を連れ出すなどもしてしまう。


自分だけで解決することはできないのか。
ネガティブに気持ちが傾くと、そんな不安が押し寄せる。


一見すると、他人は私より幸せそうに見える。
私より不幸そうな人は、あまり会ったことがないとさえ思う。



しかし、実は、他人には見せていないだけで、誰しも心の内側には私と同じように傷を抱えているのかもしれない。


親との問題を抱えているのは私だけじゃない。


私の周りの友達が、家を建てるとなったとき、しきりに実家の近くに建てたいと希望していた。
私はそんな考えは微塵もなく、むしろ、離れて暮らさなければならなくて、ホッとしていた。


別の人には、親から家を建てるために、金銭的な援助をしてもらったとかも聞いた。
もちろん、私の親からの援助はない。



本当に、親との関係が良好な人しか周りにいないように感じていた。
それがまた、私の惨めさを際立たせていた。
そして、私が悪いのかも、とまた自分を責めてしまう負のループに陥る。


しかし、noteの中には、私の気持ちに共感してくれる人がそこそこいる。
私だけじゃないと思える。


もしかして、リアルなつながりの人も、私と同じように、傷を隠しているのかもしれない。
私と同じように、身近な人には言えないと思っているのかもしれない。


いろいろと思うことはあるが、何を言いたいのかというと、多かれ少なかれみな、体裁を繕って生きているということだ。
リアルでさらけ出せないなら、ネットでさらけ出せばいい。


私は長い間、心のモヤモヤを一人で抱え、苦しんでいたが、今年になって突然、手放そうと公開しだした。



ここでいろいろ公開して、気持ちが変わっていけば、もしかしたら、リアルな世界でも心の内をさらけ出せるようになるかもしれない。
もしそうなれば、また一つ成長できるような気はする。



今はまだ、その域には達せないが、そのときが来たら、ここでも報告したいと思う。
私と同じように心の澱を抱えている人がいるなら、共にこのモヤモヤを手放そう。



抱え続けるなんて、悪手だとわかっているだろう。



一人で手放すのは難しいが、一緒なら。
今ならきっと、手放せるはずだ。



関連記事はこちら。

母を連れ出している話。




#note初心者
#エッセイ
#ブログ
#人生
#生き方
#心の澱
#共感

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?