#29 クラスに参加しているメンバーの一覧を作成する
Facebook のグループで話題になっていたものの、あまり有用ではないと思いますが、何かの参考になればと思い作ってみました。
「Google Classroom」の指定されたクラスに参加しているメンバーの一覧を作成するスクリプトです。学校で運用されている場合、このような一覧はもともと存在しているので、必要ないのかもしれませんが...
この記事は、「はてなブログ」に 2022/01/30 に投稿したものを移転させたものです。note に移転する際に、細かな部分で変更してある部分もあります。
作成したスクリプト
今回作成したスクリプトの使い方は、スプレッドシート内にも説明を記載しておきましたが、以下のような感じです。
セル B1「教師アカウント」にクラスの教師のアカウントを入力します。
「アカウントの確認」ボタンを押すと、スクリプトを実行しているアカウントを B1 に設定するので、ほとんどの場合は「アカウントの確認」ボタンを押せば大丈夫でしょう。自身のアカウント以外を指定する場合には、相応の権限が必要になります。
ボタン「参加クラスの取得」を押すと、7行目以降の作業域に、教師として参加しているクラスが一覧表示されます。
セル B3「処理対象のクラスID」に、前項 2. で得られた結果から、一覧を作成するクラスの ID をコピー&ペーストします。
「参加者一覧作成」ボタンを押すと、指定されたクラスの参加者一覧が別シートに作成されます。
別シートは、クラス名で作成されますが、2回目の実行などで同名のシートが存在する場合には、実行結果は追加されます。
別シートに出力される内容は、次の通りです。Classroom API から得られる順に出力しているだけなので、意図した順番にはなっていないと思いますので、自身で意図した順番に並び替えてください。
Type : 当該クラスで「教師(Teacher)」「生徒(Students)」のどちらであるか。
userId : ユーザーの識別子となる ID。Classroom API のような API を利用するのでなければ、利用することはないだろう。
familyName : ユーザーの名
givenName : ユーザーの姓
fullName : 名と姓の値を連結して形成されたユーザーのフルネーム
emailAddress : ユーザーのメールアドレス
verifiedTeacher : Google Workspace forEducationユーザーのドメイン管理者が教師であることを明示的に確認したかどうかを表します。ユーザーが Google Workspace for Educationドメインのメンバーでない場合、このフィールドは常にfalseです。
なお、招待されているものの参加していない人は、この一覧には含まれません。
処理を行いたいアカウントでログインした状態で、以下の URL にアクセスして、自身のマイドライブに作業用のスプレッドシートをコピーしてください。
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1oAqGRu86uG76BlDsKvZxgCwC0BwYRzUstrydrFs58mA/copy
スクリプトの初回実行時には、実行するアカウントによる確認作業が必要になります。詳しくは以下の記事をご覧ください。
最後に
最後に、お決まりのフレーズなどを書いておきます。
一応の動作確認は行っているものの、不慮のトラブルによって損害等が生じても、責任はとれませんので予めご了承ください。
コメントを含めても 200行程度のスクリプトであり、実行に際して目的外の場所への書き出しや収集などは行っていません。
特別なエラー処理は行っていないので、意図しないケースでエラーが発生してしまうかもしれません。どうにもならない場合には、ご連絡ください。
わたし自身にしてみると、このような「スクリプトを作ること」が目的になっているような感じですが、このスクリプトが何かの役に立てば幸いです。
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