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#01 GAS のスクリプトを実行するときに...

GAS のプログラミングをはじめるまえに、まずは既に作成されている GAS のスクリプトを実行するときの手順について説明します。

はじめに

スプレッドシートに埋め込まれているなどの GAS (Google Apps Script)のスクリプトを実行しようとすると、以下のような確認画面がされます。
初回の実行時に確認してしまえば、2回目以降は確認画面が表示されなくなりますが、この確認を済ませなければスクリプトが実行できません。

「承認が必要」ダイアログ

「承認が必要」ダイアログ

まずは、↑ のような「承認が必要」ダイアログで「続行」ボタンを押します。

「アカウントの選択」ダイアログ

すると、どのアカウントでスクリプトを実行するのかを確認するダイアログが表示されます。 ※画面上の「クラスの譲渡(script)」という部分は、実行されるスクリプトを指しています。

「Google にログイン」ダイアログ その1

実行に適切なアカウントを選択して、次に進みます。

権限を確認するダイアログ

すると、実行されるスクリプトがどのような動作、データへのアクセスを行うのかが表示されます。

  • 実際に削除するコマンド(API)が含まれていなくても、「削除」と表示されているところを見ると、スクリプトの中で使用している API を細かく確認しているわけではなく、ライブラリごとといった単位で判断しているようです。

「Google にログイン」ダイアログ その2

上記の確認画面で「許可」ボタンを押せば、スクリプトが実行できるようになります。

「このアプリは Google で確認されていません」ダイアログ

また、利用する環境によっては、「このアプリは Google で確認されていません」という警告のようなダイアログが表示される場合があります。

警告画面 その1

この場合、下部にある「詳細」リンクをクリックして、「…(安全ではないページ)に移動」をクリックします。

警告画面 その2

@OnlyCurrentDoc を指定している場合

実行するスクリプトの内容によって、確認を求められる内容は変わります。プログラム中に @OnlyCurrentDoc という記述をすることで、権限の確認が簡略化されます。 ※@OnlyCurrentDoc については、以下の記事で説明しています。

まとめ

GAS のプログラムやマクロが便利だと感じたので実行するのでしょうが、そのスクリプトや発行元が信頼できるか、何をするものなのかを確認する意識は必要なのかもしれませんね。


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