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インクルーシブ教育


インクルーシブ教育とは何か。


年齢、国籍、特別支援が必要な子など関係なく、共生して生活していく社会のこと。


先日、私の学校でインクルーシブ教育の研修が1週間行われていた。私は特に何の研修をしているのか分からなかった。


研修の最終日のまとめとして附属小学校にインクルーシブ教育の模擬授業を行っていた。

私も一緒に参観させてもらった。


そこには、いつも一緒に勉強している子どもたち10名程度と、特別支援が必要な子10名弱が一緒に授業を受けていた。


正直、ラオスでは発達障害や心身の障害を伴う子をあまりみたことがなかった。


そこまで深く考えていなかったのもそうだが、きっとラオスは少ないんだろうなと勝手に思っていた。


しかし、実際は違った。そういう子は社会から排除され、学校にも通うことができていないという話を聞いた。


少ないのではなく、もしかしたら、学校側から断られ学校に行けていない子、家に閉じこもって生きている子などいるのかもしれないと思った。


そんな風な話を聞いた後に一生懸命頑張って勉強する子を見ていたら泣きそうになった。


1時間目は算数の授業。


誰にでも視覚的に分かるように教材を使っての授業。ラオスで主流のペットボトルキャップを使っての3年生の割り算の授業だ。


12個のキャップを3人に分けると何個ずつもらえるのか?


12個のキャップを4つずつ配ると何人に配れるのか?


などを答える授業。この授業では、特別支援が必要な児童の横に親や先生が座り、補助をしていた。


前に出てみんなの前で発表するときには必ず一人ではなく、グループで発表できるように配慮されていた。


次の授業は国語。みんなで歌を歌ってから始め、良い雰囲気だった。文章の読む授業だったが、隣の子が、特別支援を要する子に一つ一つ読み方を教えてあげている姿があった。


発表し終わったら、良いね!とグッドサインをし合う姿が見られた。

授業の中で先生が何度も気にかけ、できそうな問題や答えられそうな問題があると、みんなの前で発表させ、褒めていた。



そんなラオス人の優しい姿を見ていたら、この国ならすぐにインクルーシブ教育も広まるのではないかと思った。


制度的にまだまだ始まったばかりで、教師自身も十分な知識をもっていない。


しかしこれから少しずつ知識を増やし、どの学校でも受け入れることができ、誰もが平等に学ぶことができるようになって欲しいと願う。


そして微力ながらも私にも何かできないかと思う。

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