🇱🇦海外で働くある元小学校の先生の話🇯🇵

7年間東京の小学校で先生をやって退職。 JICA2019年1次隊としてラオス🇱🇦に小学校…

🇱🇦海外で働くある元小学校の先生の話🇯🇵

7年間東京の小学校で先生をやって退職。 JICA2019年1次隊としてラオス🇱🇦に小学校教育(算数)として派遣され、緊急帰国。 そして2023年5月-再度ラオスへ派遣。 日本🇯🇵とラオス🇱🇦の架け橋になれたらと思います(^^)

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    JICA海外協力隊が執筆した記事を綴るマガジンです。

最近の記事

先を見通してできること。

帰国まで残り2ヶ月を切った。 帰国までの間、たくさんの書類がある。 きっと帰国直前でやるべきことに追われることはわかっている。 そして飲み会が増えることも分かっている。 最後の最後でやるべきことに追われて、約束を断ったりとか、遊べないのは嫌だ。 ありがたいことにこの時期に帰国前の資料を送ってくれている。 締め切りまでまだまだ時間はある。 だからといって先延ばしにしていたら後になって後悔するだろう。 結果、間に合った。結果、終わったから良し。 それはそれであり

    • 余計な感情

      残り2ヶ月だから、、、と色々な感情が溢れ出す。 チャリを漕ぎながら、カオピヤックを食べているおっちゃんに毎日挨拶するのも カオピヤックやのおばちゃんに毎日挨拶したり、食べたり、お菓子もらったりするのも 事務所に行って自分のイスに座るのも。 後、2ヶ月もしたら当たり前のようにしていた生活がパタリと変わってしまうんだなぁと。 少し淋しい気持ちにもなる。 そんな後2ヶ月だと自分が1番理解しているからこそ、余計な感情も生まれてしまう。 仲の良いラオス人と最近1ヶ月以上会

      • 相手の都合を考慮して

        現地にいると現地の人たちと関わったり話したりするから現地の人の気持ちよりになる。 現場にいると無茶を言ってくるラオス人もたくさんいて無茶振り授業にも慣れたものだ。 しかし、意外と日本人も無茶を言ってくることが多いように感じる。 誰か偉い人が来るとなったら下見に来て、これはキレイにしたほうがいいとか、これは見せられないねとか。 結果、その処理をするのはこちら側(ラオス人) 授業を見に来るとなればそりゃぁ、誰だって緊張もするし、準備しなきゃとなる。 しかしその来る日を

        • 言語理解者の特徴

          私はここ数年、異言語の国で暮らしている。 4年前にラオス語を勉強しラオスへ、2年前にオーストラリア🇦🇺で1年。そしてまた今ラオスへ🇱🇦。 ラオス語を勉強することが苦だと思ったことは一度もない。 むしろ派遣前の訓練所で新しい言語を学ぶ楽しさを毎日感じていた。 ສະບາຍດີ. この文字が文字として認識でき、読めたときの喜びは今でも忘れられない。 こっちに来た当初は、あんなにも勉強したはずなのにラオス人の会話は一切分からなかった。 どこに連れて行かれるのかも、何の

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        記事

          私はPCインストラクターになる👒!?

          私は最近PCインストラクターにもなる。(笑) どういうことかというと、良くパワーポイントを作ったり、アニメーションを使ったりする教材を作るから、 ラオス人の同僚がパソコンについて聞いてくれることが多いのだ。 私は別にパソコンは飛び抜けて得意な訳では無い。 少しだけパワーポイントの使い方を分かる程度だが、そんな私にも頼って聞いてくれる。 時には、この印刷機使えないんだけどどうすればいい?とか、むちゃくちゃなエクセルの形式を直して!とか。 普通に私の知識を超えた質問も

          私はPCインストラクターになる👒!?

          ちょっとした贈り物

          先週で小学校もほとんどの学年が終わり、休みに入った。 残すは後5年生。 1-4年生は先週、テストがあり、今学期最終日となった。 私の活動は残り3ヶ月を切っている。 いやまだ3ヶ月もあるのだが、子どもたちとはこれでお別れなのだ。 なぜかというとラオスの小学校の休みは3ヶ月と長い。 ということは、子どもたちは9月まで学校にこないのだ。 私は大学での活動がまだあるが、子どもたちに実際にちゃんと会えるのはラスト。 ラオスではちゃんとしたお別れがないのは知っていた。学期

          本当に恵まれた環境

          残り3ヶ月の活動となり、ここで過ごすのも残り3ヶ月かぁ〜としみじみ思う。 ラオスに戻って来る機会があっても、きっとこうやって事務所の席に座るのも、小学校で気軽に教室に入れるのも、今だけなんだよな〜と。 何年か経ち、あぁ〜楽しかったなぁ、懐かしいなと思うのでしょう(笑) そんな今、感じていることは、、、 本当に恵まれた環境だなぁ〜 と。どこにいても居場所があり、孤独だと感じたことはほとんどない。 事務所にも席があり、当たり前のように受け入れてくれる場所があり、 小

          最後の思い出づくり

          小学校での活動は残り1週間となった。 一応まだ5年生は授業が続いたり、テストがあったりするけど、今週でほとんどの学年が復習をして授業終了。 そして来週はテストがあって3ヶ月の休みとなる。 4月の長い休みが終わってからの学校は、8人中3人の先生がいないというカオス状態(笑) 誰かが助けに来るわけではないので、1人の先生が3クラス教えている時もある。 2クラスを合体して合同授業だけでなく、さらにもう一つのクラスを見る強者もいる。(笑) みんな疲弊してるけど😅 そのため

          ラオスの行事

          ラオスの行事【ピーマイ(お正月)】 何をやるのかと思いきや、とても面白いユニークな行事だったので紹介しよう! まずは準備は前日から。(笑) 風船膨らませたり掃除したり、しかし、準備は当日の朝も(笑) さすがラオス、予定の1時間くらいおしてからスタート。(笑) まずは伝統的なダンスから〜💃🕺 私はなぜかこの特等席に座らせてもらえて、紹介までされた😂 そしてクイズ大会〜。ラオスでは代表者しかさんかできないため、誰も聞いてない。 聞かせる工夫もしてなくて、解答とかも

          小学校最後の研修

          小学校での最後の研修を開いた! まだ後3ヶ月ちょいの活動があるけど、ラオスのお正月期間をあけたら、小学校の先生たちがみんな色々な国へ研修へ行っちゃうから 実質全員で集まれる最後の日だった。 実際、思いついたのは結構前だったけど、タイミングがつかめず、まだいっかと思ってたらラストの週に😅 イベントもあったからイベントが始まる前の放課後に予定していた研修。 私が寿司パーティーしたこともあり、全然その時間が取れず、もはや諦めていた。 水曜→研修予定 木曜日→お正月イベン

          ピーマイラオ🇱🇦水かけ祭

          4月13-16日はラオスのお正月。 国際的なお正月よりもラオス独自のお正月の時期のほうが盛り上がる。 ピーマイが始まる前日もしくは、その週からお祭りモードでどこもかしこもみんな騒いでビール🍺を飲んでいる。 学校の敷地内で先生がパーティーしているのも普通である。 そのピーマイの醍醐味は水かけ祭💦 ピーマイ初日は金持ちの家に招待され、まさかのクーラーの効いた部屋で寿司や刺身を食べるという🤣 そして次の日は町中へ〜!! 行く途中でも全身に水をかけられる🤣 みんなこん

          生まれ持った才能👩‍🏫

          この先生は本当に授業が上手👏 私は今まで他のクラス中心に関わってきたけど、今月から韓国へ3ヶ月研修へ行ってしまうため実質、一緒にできる最後の授業👩‍🏫 だから最後にクラスへ入ってみた!このクラスの先生👩‍🏫はほぼ補助なし。 私が入っても実質やることないくらい独自のやり方で授業を行っていく。 どんなにヤンチャな子どもでもこの先生👩‍🏫の話力でどんどん引き寄せられて、授業に参加していく。 今日から新しい単元。立体の授業。 どんな仲間分けができるのか、隣のクラスではグル

          まだまだやれることはあるのか?

          3月までが最後のラストスパートぽく、バタバタと進み、それまでの準備、やること等、明確だった。 終わった途端、活動も終えたかのように、自分がこれからやることが見えなかった。 やる気も前みたいにあるわけでもなく、ただ終わりを迎える感じに近かった。 気付いたら、中間報告を終えたばかりなのに、最終報告の資料を作り始めていた。 日本への研修へついていくことがダメになり、最後にできそうなことができなくなり、出鼻くじかれた感じでやる気が落ちていたのかもしれない。 そんな風に出勤し

          必要とされる場所へ

          今まで生きてきた中で私が大切にしていることかもしれない。 自分が行きたい場所、働きたい場所、やりたいことも、もちろん大切にしてきた。 しかし、相手が私のことを求めてくれたり、必要とされることに私は生きがいを感じる。 だからこそ、今ラオスで自分の職場で自分を必要としてくれて、頼ってくれて質問してくれて、本当に嬉しいしやりがいを感じる。 今回、嬉しい出来事と残念な出来事が両方極端にあった。 まず残念な出来事として、活動の最後に自分ができそうなことが見つかった。 そこで

          スワイカンに救われる

          前回の記事では、協力隊あるあるをありのままに書いた。 キラキラした活動だけでないからこそ、日々の生活が毎日濃く、生きてる実感をもてる。 そして、落ち込んだからこそ、些細なことでも嬉しく感じたり、幸せを感じたりすることができる。 前回、スタディーツアーのために1年生の先生にお願いした話を書いた。 その後、まさかの小学校の先生全員が、大学内での研修に行くという現状を知る。 そんな中でも、もう一つのクラス、校長先生は快く授業者を引き受けてくれた。 しかし、問題の1年生の

          悩みは尽きない協力隊の活動

          キラキラしているように見える協力隊生活にも、その裏側にはそれぞれの悩みがたくさんある。 最近はそんな悩みもなく、自分の活動に誇りをもち、できることをやってきたつもりだ。 ICTで頼られることも多く、自分がここへ来た意味、そしてやりがいを感じていた。 やる気のある先生が多く、質問をしてくれる先生もたくさんいて、来訪者も多く、その準備を一緒にしているからということもある。 しかし、今回はそんな中でもドッと疲れる、『何のために?』という出来事があった。 それは先月のスタデ