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”この子”の違和感

とても大好きで、かわいくて、
手元に置きたいモノを”この子”って呼ぶ。

「この子が連れてってと呼んでいたから買っちゃった」とか。

『自分の子どものように愛おしいモノ』
という意味だろうと理解しているけれど、
私にとってはとても耳障りな言葉で、
言われる度、目にする度、違和感を感じてしまう。
言うなれば私一人でドン引きしてる、そんな感じ。
脳内で戦いが始まる。

  A:だって、子どもじゃないよ?
  B:いやいやそんなことはわかっているよ。
  A:だって、人じゃないよ?モノだよ?
  B:子どもみたいに愛おしいってことよ。
   身に付けたいくらい大好きってことなのよ。

そりゃ子どもはかわいいし、自分の子どもなら尚更。
でも子どもは身につけるみたいにべったりと
そばにいてほしい存在じゃなくて、其々個々に
好きなように動いていくもの。
それに、子どもなら不要になったからって
切り捨てたり、切り刻んだり、誰かにあげたり、
捨てたりしないでしょ?

(そんなこと考えて”この子”呼びしてないよと言われそう)

でもやっぱり
私はモノを”この子”呼びするのが、
どうしても好きになれない。

それは”この子”じゃなくてキモノです。

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