走るのが苦手だった私がなぜアフリカでもランニングをするのか

マンボ！

タンザニア在住ライターのほりともです（@tmk_255）です。

タンザニアでもランニングをしています。

治安が日本のように良いわけでもないので、一人では走らないようにと注意され、今はランニング仲間たちと、スマホやイヤホンなどの高価なものはみにつけずに走っています。

もともと小学校のマラソン大会は、ビリから〇番目。走るのが嫌いだった私が、大人になった今でも、そして自由にランニングできる環境にないタンザニアでもランニングを続けているのは、不思議だなと思います。

そんなことを思っていた時に、タンザニアの友達に「どうしてランニングをするの？」と聞かれ、考えてみました。きっとランナーのあなたとの共通点もあるはず。

どうしてあなたは走るのか？を考えると、あなたの大切にしていることや本質が見えてくる気がします。この記事を読むことで、あなたが走る理由のその奥にある『あなたらしさ』を考えるきっかけになったら、嬉しいです。

好きなだけ食べたいから

私は食べることが大好きです。

それもあってか、アメリカに留学中の1年間で20㌔太りました。これは衝撃的な体験でしたが、日本帰国後には和食のおかげで体重は戻りました。でも、この時に「食べることが好きな自分」を強く実感しました。

40代になった今も、基本変わりません。料理をすることはあまり好きではないくせに、食べることは相変わらず好きなのです。「相変わらず、よく食べるよね～」会社の同僚や仲良しの友達にも、よく言われてきました。

だから、私は走るのです。

私が走る一番の理由は、恥ずかし気もなく言いますが「食べるのが好きだから」。週末の朝いちに走りますが、朝走ったら、その日はどんなにぐうたらしても、大きなハンバーガーを食べてその後にビールを飲んでも、罪悪感もないし、なんだかそんな自分を許せます。

瞑想とアイデア出し

走っていると、私には2つの全く別の効用が現われます。

ひとつは頭の中が空っぽになって、まるで瞑想をしている時のようなリラックスムードになれること。何も考えず、周りの木々、鳥、川、名前もわからないキレイな花、通り過ぎる素敵な女性ランナーをぼーっと見ているだけ。そんな「忙しい」から解放されたランニング時間が至福なのです。

その一方で、空っぽにした頭から、いろんなアイデアが出てくることもよくあります。仕事の企画アイデア、悩みを打ち明けられたお友達にどうアドバイスしたら良いか、子育て含む日々の生活のアイデア。ランニング中は日常の毎日にはでてこないような、クリエイティブなアイデアがポンポンと出てくる、そんな時間でもあります。

終わった後のハンパない爽快感

そして何よりも、走り終わった後に感じられるあの爽快感と達成感がランニングをやめられない理由です。

3キロでも5キロでも、10キロでも。距離は何でもいいんです。走り終わった後に、「今日も自分、よくやった！」と自分をほめたくなるあの感覚。走ったことがあるあなたにも伝わると思います。

タンザニアのランニングコース

きっとこれが、いわゆる「ドーパミン」だと思います。走ることで脳の中に生まれる物質と言われるドーパミン。脳科学の詳しいことはわかりませんが、ドーパミンは、ストレスに強くなれる効果もあると聞くので、私が以前よりもストレスを感じにくくなったのは、もしかしたら、ランニングを続けてきた結果かもしれません。

こんな達成感を味わった週末の朝。そんな週末の朝にがんばった自分は、どんなになまけてもOK！　こんな風に、週末は特になまけるかもしれない自分の気持ちとおりあいをつけ、そんな自分に許可を出すために走っているのかもしれません。

おわりに

ランニングについて頭を整理してみたら、私は食べることが大好きで、週末は特になまけたい人なのがわかります。そんななまけものの私が、健康優良児のように毎日を過ごすことができているのは、ランニングのおかげです。

今日もこれから、ランニングに出かけます！そのあとのご飯が楽しみ。

あなたはどうして走るのですか？

#ランニング記録

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・note: ほりとも＠タンザニア在住ライター