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ザンジバル島のびっくり3選

タンザニアには「アフリカのハワイ」とも呼ばれる美しい島「ザンジバル島」があります。

私の住むダルエスサラームからはフェリーで2時間ほどで行けるため、すでに5回くらいは家族で訪れています。

たくさん訪問することで知った「びっくり」があります。「ザンジバル」と言えば「スパイスツアー」と「美しいビーチ」が有名ですが、今回は、一般には知られていないザンジバルの「びっくり3選」をご紹介します。


マサイがあちこちに

ザンジバルはインド洋に浮かぶ島。どこにいっても美しいビーチを楽しむことができます。そこでよく見るのが、あのマサイ族です。

白い砂浜と青い海に、あの赤い民族衣装を着たマサイ族の姿がとても映えます。

ビーチのあちこちにいるマサイたち

多くの外国人が訪れる観光業が盛んなこの島に出稼ぎで着ているマサイ族。彼らはビーズで作ったアクセサリーを販売したり、警備員をしたりしています。

私たちがビーチに訪れた時に出会った彼ら。海外から遊びに来ていた日本人の友達が、子供のブレスレットを注文しました。

「オッケイ!すぐそこにお店があるから、5分で戻ってくる」

そういって、歩き去ったマサイ族3人。しかし、かなり遠くまでおしゃべりしながら歩いていきます。30分くらいして戻ってきた彼らは、ブレスレットと、それ以外にもたくさんの手作りアイテムをビーチに並べて、商売を始めました。


手作りのビーズ小物の露店を開くマサイたち

こんな感じで、ビーチにいる観光客たちに、おしゃべりをしながら商売をしています。

「からゆきさん」が住んでいた

2つ目は「日本の歴史の恥部」としてあまり一般に知られていないという「からゆきさん」の足跡です。

「からゆきさん」が住んでいた建物

「からゆきさん」とは、江戸時代末期から昭和初期にかけて、おもに天草地方から東南アジアなど海外に働きに出た人たちの総称。山崎朋子著のノンフィクション「サンダカン八番娼館」(1972年)で広く存在が知られるようになった。そのため、海外に連れ出され異国人を客にとった底辺の女性、というイメージが定着した。

朝日新聞デジタルより

ザンジバルには、この「からゆきさん」が60年ほど前まで住んでいたアパートが今も残っています。

地元の人に聞いて、なんとかその場所を見つけました。今は、タンザニア人のアパートのようになっていました。

ザンジバルは「奴隷貿易」という歴史があるのですが、日本人の女性たちが労働者としてここで生活していたということを知り、衝撃を受けました。

彼女たちは、売春を強制させられた人、酒場やコーヒー店を営む人などして働いていたようです。

ザンジバルのからゆきさんについては、あまり情報が見つからないのですが、個人的にもっと調べたいと思っています。

タンザニアのリアルな生活がのぞける

タンザニアで生活していても、なかなかタンザニア人の生活の風景を見ることはできません。格差もあるここアフリカで、やはり外国人が住むエリアは、普通のタンザニア人が住むエリアとは違うからです。

せっかくタンザニアに住んでいるのに、地元の人たちの生活ぶりがわからないのはちょっと残念だなと、私はいつも感じています。

でも、その「タンザニア人の生活のリアル」がここザンジバルでは直接見ることができるのです。

地元の人の生活が目の前で見られるザンジバルのダウンタウン

ザンジバルのフェリーを降りると、もう目の前にはザンジバルのダウンタウンともいえる「ストーンタウン」の風景が広がります。

そして、そこの裏路地の細い道を歩くと、生活ぶりがそのまま見れちゃうんです。忙しそうにカットしている床屋さん、ミシンを上手に使いながらシャツを作っている仕立て屋さん、おいしそうなスープを作っている食堂、日本に昔あったような感じの古い店舗のおもちゃ屋さん、遊びまわっている子供たち。

外国人の私でも、地元の生活に溶け込んだようなワクワクした気持ちになります。

ザンジバルと言えばビーチですが、私にとっては「なかなか見ることができない、タンザニアの生の生活が見える場所」です。

まとめ

ザンジバルは他にも多くの魅力やびっくりがつまった島です。

イルカと泳ぐことができたり、イタリア人の経営するレストランやホテルが密集している「リトルイタリー」のようなエリアもあります。

ザンジバルは地理的に近いこともあり、ヨーロッパでは有名なリゾート地ですが、日本ではまだまだ知られていません。

アフリカに来る機会があれば、ぜひ、ザンジバルにも足を延ばしてみてくださいね。

#一度は行きたいあの場所

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