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「なぜアフリカの生活を楽しめるの?」幸せ度を上げるヒント
タンザニア在住ライターのほりともです(@tmk_255)です。
先日、高校3年生の女子学生からインタビューしてもらう機会がありました。彼女からの質問には『不便そうなアフリカでの生活なのに、どうしてそんなに楽しそうなんですか』なんていう、率直な質問がありました。
そうですよね、アフリカで暮らしているっていったら、普通そう思いますよね。実際に私がタンザニアに移住する前にも、日本人のお友達や家族には、なぐさめられました(本人は悲しんでいないのに)。
高校生からの質問にすぐに答えられなかった私。でも、彼女からの他の鋭い質問にも答えていくうちに、その理由が3つ出てきました。
この3つを眺めてみると、これって、別に「アフリカの生活を楽しくするための3か条」ではなくて、どこに住んでいても、この3つがあれば人生のワクワク度がアップする大切な3ポイントじゃないかなと気づきました。
今回は、私がアフリカ生活で体得してきた大切な3つについてご紹介します。日本、またはアフリカ以外の海外に住むあなたも、もしかしたらヒントになるかもしれません。
しなやかなマインド
最近読んだ本で、すごく印象に残っているものがあります。
『マインドセット』
人には2タイプいる。それは「硬直マインド」を持つ人と「しなやかマインド」を持つ人。
硬直マインドの人は、失敗したらもうそこで終わり、努力は無能な人がするもの、他人の成功は自分の脅威、成功しないことにチャレンジするのは時間の無駄だと考える人。
しなやかマインドの人は新しいことへのチャレンジに価値を見出し、失敗や他人の成功から学べる人。
ここでいう「マインドセット」は主に人生における目標や生き方への考え方ですが、これは私のタンザニアの生活にも当てはまるなと感じます。
最初の頃の私はとっても「硬直マインド」でした。日本じゃこんなに待たされないのに、全くこの国はどうなってるの?ぼったくられたくないから、強い態度にでて、なめられないようにのぞむぞ、平日の昼間から働かないでこの人達は何をしているのか?
自分の持つ価値観に合わせて、今まで体験したことがないことや、自分とは異なる価値観を持つ人に対して嫌悪というか、許容できない気持ちでした。タンザニアの文化や人々の暮らしぶりを知らないまま、そうやって決めつけていました。
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それから、スワヒリ語の勉強をするようになり、現地の友達ができ、日々、たくさんの失敗をして、少しずつこの「しなやかマインド」が移住直後よりは身についてきたのかなと思います。
アフリカでビジネスをしている人や、若い時からずっとアフリカに関わる活動をしている日本人たちは、この「しなやかマインド」がしっかりと身についており、私はそういったアフリカで出会う日本人のお友達からも日々たくさんのことを学んでいます。
感謝の気持ち
『感謝する』これは、よく言われることだから、あたりまえと感じる人もいるかもしれません。でも、実際に感謝を感じることって、なんでも手に入る場所で暮らしているとそう簡単ではありません。
実際に私がそうでした。感謝しようと思って「ありがとう」とは言うけれど、苦労しなくても小さい時から普通にそこにあるし、がんばらなくてもなんでもそろっているから、そういう環境にいると、本当に「感謝」を感じることはなかなか難しいもの。
アフリカにいるとこの感謝を身をもって体感します。
今まで学校で習ってきた水泳の授業、生徒1人に1つ与えられる机といす、全員が手にできる教科書、必要なら買ってもらえる新しい服、ほとんどきれることがない家の電気、遠くの井戸まで行かなくても水道をひねれば出てくるお水、雨が降っても濡れることなく生活が続けられる屋根のある家、遠くまで移動するためにはいつでも乗ることができる自動車。
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今まで当たり前に使っていたものや体験してきたことが、タンザニアでは、誰にでも手に入るものではないということを知りました。こういった、テレビや本で見て知っていたことと、実際に自分のタンザニア人の友達が体験したことだったり、目の前で見ることのインパクトはずいぶんと違いました。
好奇心
どこに住んでいようと、好奇心を持つことで、人生のワクワク度はずいぶんアップすると私は思います。
タンザニアでイラっとすることが続いた最初の時期。この感情がが、なくなっていったのは、このイライラ感が好奇心に転換していったからだと感じます。
どうして、日本より経済的に貧しいはずなのに、みんな幸せそうなんだろう?どうして、お金に寛容なのだろう?どうして、家族じゃない人のお金の問題も助けようとするんだろう、自分もキツイのに。どうして、時間通りに現れないのだろう?どうして、「中国人」って私に言ってくるんだろう?
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子どもの時にはみんな持っていた好奇心、忙しい日々を過ごしていると
見失いがちだけれど、タンザニアであまりにも「どうして?」と思わされる出来事が続き、いやおうなしに、好奇心がわいてきました。
まとめ
私はアフリカでの生活で気づかされたこの3つ。でも、これって、アフリカ生活をしなくても、実践できている人はいるだろうし、これらを少し意識するだけで、日々のうんざりやイライラが緩和されるのではないかと思います。
もし、新しい環境になじめない、新しい国での生活がキツイ、新しい人間関係が慣れない、など悩んでいたら、ぜひ、この3つの視点を取り入れてみてはいかがでしょうか。
#海外生活
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