こんな時でも空が青いって思うんだな。 と僕は妙に感心した。座っているベンチの座面に手を置いた。一瞬ヒヤッとしたが、すぐに小春日和の日差しの…ほんのりとした暖かさを感じた。 もう死ぬのに。死のうと思ってここに来たのに。やっぱり空を見て、いつものように青いって思うんだな。 ここは職場から徒歩5分のビルの屋上で、無料開放されている。 知る人ぞ知る場所で、昔から知っていたおじいちゃんの散歩コースだったり、近所のOLが一人でベンチでお昼を食べたりしてい
出勤途中、高い塀のある家がある。 塀の上からは庭木の緑が覗いている。 その塀を曲がろうとした時、 ふわりと甘い香りが顔にまとわりついた。 これはクチナシの香りだ! 僕は実家の庭先にあったクチナシを 瞬時に思い出した。 甘い良い香りのする花。 母に「いいにおいだね。」と言うと「クチナシよ。」と教えてくれた。 半袖を着る頃になると咲く花だ。 一歩、二歩と進み、三歩目を踏み出す頃には 香りは消えた。 この高い塀を乗り越えて漂って来たのだから、 何本ものクチナシの木が植えられ
普通でいい。それが有難い🍀 HSP気質の人も色んなタイプの人がいます。 十把一絡げにはできない! 私自身、ズボラでおおざっ…あっ🤭 大らかな繊細さんです😏 性格は大らか、神経系が繊細(高感度) なんです。 でね、本当に有難い限りで😌 HSPさんについて調べてくれて。 対応してくれる人もいるかと。 でもね、例えばググって。 繊細さんは「深い話をしたい。雑談が苦手。」 と知って深い話をしなきゃと 世間話を避けるとか…。 そんなことをしなくて大丈夫です👌 普通で大丈夫で
地元の上毛新聞さんに掲載いただきました!
https://ameblo.jp/99tomo-me/entry-12758075122.html
月と星と電線と。 五線譜と音符みたい🎼♪
冬休み中はよ〜く休んだ! 今日は仕事始め。帰ったら、バタン。 休み中との落差に身体が根をあげた。 ぐっすり寝て起きたら、復活!! 寝るって大切。 偉いぞ!自分!睡眠!すごいぞ!
がりり という言葉がレモンを見ると浮かぶ。 智恵子抄を何度も学校で音読したからかな。 #無農薬国産レモン #レモンの砂糖漬け #毎年の手仕事 #種は化粧水に
私は20年前まで、半歩犬派でした。 ゴールデンレトリバーを飼いたかったです。地域新聞の譲りますの案内を見て、実際に様子を見に行ったりしていました。 その頃の私には、将来、猫を2匹も飼っているとは到底思えなかったです。 猫を飼うことになったきっかけは、 ひょんなことから、猫を2か月預かって欲しいと頼まれました。 預かり期間が伸びて、約一年。 猫との生活がこんなに心地良いとは!! 心配事や苦労よりも穏やかさや癒しの方が
今日も夕焼け。 このグラデーションがなんとも言えず 好きです。 凍てつくような寒さの中の温かさ。 ああ生きててもいいんだなと思う。
今年もよろしくお願いいたします☺️ うちの猫さんは、オリーブの木に登り、 突然、葉っぱを食べ始めました。 猫にも繊細さん(HSP)はいるそうで、うちの猫さんもそんな気がしてます🐾 今年は、繊細さんだから感じる心の機微を写真と言葉で書いていこうかなと。短い物語も時々書きたいです。
あれから20年。 僕は相変わらず、猫の家で働いている。 そして、飯塚家長が学べと言ってくれたことに感謝している。高卒資格を取って夢を叶えられたからだ。 勉強が嫌で中卒で働き始めたけれど、働く上で必要なことを学んでいくうちに、知識を得るということの大切さがわかった。 ルートとか普段使わないし、今でも使わないけれど、共通話題にはなる。なんてことも思うようになった。 話がそれたけれど、僕は猫たちと過ごしていて夢ができた。猫たちのことをわかりたい
「とらさん!ご飯だよ。」と僕は老猫のとらさんにキャットフードを差し出した。 面倒くさそうに起き上がり、カリッと2口食べてまた寝てしまう。 もしかしたら、とらさんも最期が近いのかな。 「も」と言ったのは、とらさんの飼い主のゲンさんも末期のガンだからだ。ゲンさんが入院するので、とらさんがうちに来て2週間。 そろそろ場所に慣れても良い頃だけれど。食欲もない。 「こんにちは!」と若い男性が事務所のドアを開けた。「とらという猫はいますか?」と彼は言った。 「ここです。どちら
しげさんの名前をその後見たのは、新聞でだった。 新聞のおくやみ欄にしげさんの名前があった。 「田中さん!しげさんが。」と僕は隣の田中さんに記事を見せた。 「おっかさん達のこともあるから行こう。」と田中は顔をこわばらせて、立ち上がりながら言った。 「いつもありがとうございました。母の我儘で何度も猫を取りに来ていただいて。」としげさんの家にいた娘さんが僕たちに言った。 「私達のところにおいでって、何度言っても母は猫がいるからって。最後も猫達と一緒
「じゃあ、何かあれば連絡ください。可愛がってあげてね。」と茶トラの子猫を女の子に手渡した。 今日の猫のお届けは、小学校を長く休んでいる女の子の家だった。女の子は可愛くて仕方ない様子で、子猫を抱いて目を細めている。 「おしっ、次はおっかさんのところだ。」と田中さんが車を走らせた。 おっかさん…僕が来てから、3回。その前も数回、出産してるらしい。 去勢手術や避妊手術は、飼い主に任意で任せている。そのため、もし処置をしていなくてもおっかさんのように要請があれば、子猫を引き取
空一面にひつじ雲。 もう一度見ようと、 玄関から一歩。 見上げるとすでになくなっていた。 一瞬だったよう。