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Willがなくてもいい #125

「数年後、あなたはどんな状態になっていたいですか?」

転職活動の面接で、必ず聞かれる質問。

私はこの質問がとっても苦手だ。腑に落ちた回答をできた試しがない。

だから、Willが明確で逆算思考で動けている人たちが羨ましかった。

でもそれって自己理解の差だと思っていた。真剣に自分に向き合えば出てくるもんなのかなって。

しかしそんなことはなかった。自己理解を深めてもそれっぽいのしか出てこない。

実際面接で言ってみるものの、何だかしっくり来ない。

モヤモヤを抱えた日々が続いていたが、今日コーチに言われて気付いた。

私が今掲げているWillは「転職のために無理して築き上げられたもの」であるということを。

つまり私は自分に嘘を付いていた。

心から望んでいるWillをまだ見付けられていないのに、Will-Can-Mustの枠組みに無理矢理ねじ込もうとしていた。

「不確かな未来に対するWillなんてまだ分からないよぉ〜」と心では叫んでいたのに、とりあえずがんばって言語化してしまった。

「過去を探れば出てくるはずだ」と思い込んで、やりたいこと探しに追われていたのかもしれない。

もし本当のWillであれば、私の性格上(実現可能性を置いといて)既に逆算して進んでいるはずなのに。

私は「山登り型キャリア」よりも「川下り型キャリア」向きの人間。

だから、既に見えている山に向かって突き進むんじゃなくて、今持っている武器を使い倒しながら人生を歩んでいこうと思う。









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