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山登りがバレエに繋がることとは?山登りの魅力ってなに?

山を登ることで気づいたバレエとの繋がり

最近月一のペースで山登りを楽しんでいます。その中で昔は気づかなかった自分の身体の癖だったり、自身の性格など…山に教えてもらっています。それはまさに、幼い頃から言われ続けてきたバレエの注意と同じだったのです。

山登りとバレエは違う。と思っていましたが、これから書く事は山登りだけに限らず、バレエをやっていく上で体の使い方を様々な動きで学ぶことが大切なのだと言うことです。

前足で上がるより、後ろ足で蹴る。グリッサードも同じこと。

山登りも"コツ"があるだろうと思いYouTubeで調べる事に。まず登りで気をつけることが"前足の力で登らずに、後ろの足で押すこと"が大切だと。まさにグリッサードのパと同じだ!「出す足よりもあとの足をより綺麗に伸ばして」と言われること多くありませんか?

山登りでは、出した前足で登ると前腿を使ってしまいます。でも後ろ足で蹴って登るとハムスト腿の裏を使えます。前腿はブレーキ筋、ハムスト腿の裏は出発するためのエンジンだそう。グリッサードも同じで、出す足で進もうとするとうまく横に進めないどころか足の負荷が凄いことに。あとの足を丁寧に伸ばすと言う事は、しっかりとあとの足で床を押す事がいかに大切かがわかると思います。

バレエで膝をよく痛める人は下山も同じ。プリエが上手くいってないのかも?

山を降りる時にまず感じたのが膝への負担が大きいことに気づきました。そして坂道に耐えられずスピードが出てしまうのを必死に足でブレーキをかけながら下山。なぜこんなにスピードも出るし不安定だし、脚がこんなに疲れるのだろう…。それは姿勢にありました。

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私は身体を斜めにしながら必死に膝でカバーしながら歩いていたのです。骨盤が斜めに向いて後傾に…私は小さい頃からお尻をギュッと固める癖がありまして。バレエに限らずどんな場面でもその癖が出るのだと痛感しました。お尻は固めずに、状況に応じてスムーズに動くことが大切なのだと身を持って感じました。

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なので、やはり良い姿勢は基本となるわけです。どんなに歩く地面が斜めだろうと、身体は真っ直ぐに保つ必要があるのです。体が緊張したりしてもお尻周りが固まったりします。なのでバレエでは過緊張ではなく、程よい緊張が求められると同時に、いかにニュートラルポジションを身体にすり込んでいくかが重要になってきます。

油断、それは失敗につながる。大切なのは”今”と、”今よりちょっと先"を意識するのが良い。五感を研ぎ澄ませる。

やはり後半は集中力が切れてくる。そして油断します。「あとは下るだけー楽勝♪下山後に何食べようかなー」とか、「明日のバレエのクラスどうしようかなー」とか。下山とは違うことを考えてた瞬間。ズルズルズルッッ!?!?はい、転びました😂私、油断するのと、今とは違う別な事を考えてるんだなと山が教えてくれました...。バレエのプロになってからもそうで。何回も本番をこなさなくてはいけないのですが、1回目の出来が良いと、2回目も大丈夫!と過信してしまう傾向にあり。そうすると2回目の公演、ちゃんとミスするんですw山でこけた瞬間もあ!と思いました。やはり"今"と、"今より少し先"を意識しながら五感を研ぎ澄ますことが大切なのかなと私は思いました。でも、油断だけではない、もう一つ大切な事に気付きました。

集中力、スタミナに大切なのは食事にあった。バランスの良い食事がなぜ必要なの?

山を下っている時、どうにもならないくらい集中出来なくなってしまって。エネルギーが欲しい!と思い、マス弁当を食べたら凄く回復したのです。

実は私は踊る前の朝昼ごはんは、コーヒー☕️1杯のみ。夜はしっかり食べる派でした。でも長年それでやってきて、スタミナ全然切れないと思ってました。でも、それは違ったのです。3歳からバレエをやっているだけあって、身体はエネルギーがなくても踊れると勘違いをしていたんだと思います。本当はエネルギーを欲していたのに。山で転んだ時も、この感覚はバレエの練習中に転んで怪我をした時の感覚と同じだったことに気づいたのです。ブリゼ(ジャンプの動き)の着地で失敗して転んで靭帯損傷。数ヶ月は踊れませんでした。そりゃ怪我しますよ、コーヒー☕️だけなんて…。今は朝昼食べていますが太りませんし、前より身体は踊りやすいです。

バレリーナは細くなくてはいけないため、食事を制限するのは当たり前と思われがちですが。かたよった食事では絶対に怪我につながります。バランスよく食べる事が大切なので、無理なダイエットは絶対にしないで下さい。肉体的にバレエはアスリートと同じなんです。

まだまだ沢山あるのですが、今日はこの辺にしておきます。

日々の生活の中でこれはバレエの何に繋がるのだろうといつも自分に問いかけながら生活をすると沢山みえてくる"なにか"があるでしょう。20代の頃は目の前の課題をこなすのに必死でしたが。1番の近道は上手だなと思う人の踊りを真似する事。そして踊りだけではなく、その人の日常生活やどんな考え方をしているか、までを想像して真似をする事が大切だと私は思います!

最後まで読んで頂きありがとうございました。


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