怒りの感情で後悔したこと、ありますか?
こんにちは。
鷹取智子(たかとりともこ)です。
あなたはアンガーマネジメントというコトバを聞いたことはありますか?
「怒らない方法を知るためのスキルでしょ」
そんな風に思っているかもしれませんね。私も学ぶ前はそう思っていました。今日はアンガーマネジメントとは?について簡単にお伝えしますね。
私が所属する日本アンガーマネジメント協会 代表理事の安藤俊介さんが書かれた『「怒り」を上手にコントロールする技術 アンガーマネジメント実践講座』によると、
アンガーマネジメントとは、「怒りの感情と上手に向き合い、振り回されないようにコントロールする技術」として、昨今多くのセミナーや企業研修で取り上げられている心理教育、心理トレーニングのこと。
安藤さんはアメリカでアンガーマネジメントに出会ったそうです。
多忙でストレスフルな職場でも、イライラせずに成果を出しているビジネスパーソンから秘訣を聞いたら、どうやらある心理トレーニングを受けているとのこと。
実際に受けてみると、怒りっぽくてイライラしがちだった性格が変わり、人間関係のストレスが激減。周りの人とのコミュニケーションが円滑になり、仕事も上手くいくようになったそうです!
帰国後2011年に日本に協会を設立され、2019年後半時点で延べ100万人の方がアンガーマネジメントの講座を受講されています。
実は、アンガーマネジメントとは、
「アンガー=怒り」「マネジメント=後悔しないこと」。つまり怒りで後悔しないことを目指す。
怒る必要があることは上手に怒れ、怒る必要のないことは怒らないようになること。怒らないことではない。
なんです。さて、ここで質問です。
「あなたは怒ってしまい、後悔したことはありますか?」
「怒らなくて後悔したことはありますか?」
私は両方あります。思わずカッとなり、言わなくても良いことで相手を傷つけてしまい、そのあと言ったことに激しく後悔・・・・
そんな自分に嫌気がさして落ち込んでしまう・・・
特に若い頃は日常茶飯事でした。
そんな苦い経験を重ねて大人にならなきゃ、とここ15年ほどは怒りを抑えることが日常になっていたんです。
相手に酷いことを言われたり、不服なことをされたときも、
「ガマンガマン。ここで言い返したらまた昔の嫌な私になってしまう。うまくスルーしよう」
「この人にも事情があるんだろう。こちらが冷静になり、受け入れるしかない」
そんな風に訓練していきました。
すると怒らない習慣が身についたのです。良かった!すごい!
って、最初は思いましたよ(笑)でもね、言わなかったことで
・ストレスの矛先が自分に向かい、自分のココロと身体を蝕んでいく
・怒れなかった相手との人間関係が良くない方向にいってしまった
それらのデメリットが生じてしまいました。
怒らなくなることはアンガーマネジメントの目的ではないのです。
怒る必要のあることと、怒る必要のないことをきちんと線引きをして、怒りの感情で後悔をしないこと。それがアンガーマネジメントの基本です。
人、自分、ものを傷つけず上手に怒りの感情を表現すること。それが大事なのです。
ご興味ある方はアンガーマネジメント協会HPもチェックしてみてくださいね。
https://www.angermanagement.co.jp/about
これからも少しずつ怒りのコントロールにについてお伝えしていきますね。最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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