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マンスプレイニングをご存じか。

マンスプレイニングをご存じか。
RRRはまだ見てません。ごめんなさい。

マンスプレイニング知ってます?
知らなかったら知ってた方がいいので記事にすることにした!

本当今まで何度も「はいはい。知ってる知ってる。それ私の専門分野。はいはい。こちらを何も知らない、知識のない人に認定したいのね。はいはい。それで私はゴハン食べてるんだけどねぇ」と思ったことが何度もある。
そして、今日もそれがあった!!!
なんとなくだけど「それがマンスプレイニングになることを理解してないのでは?」と思ったんだよな。

マンスプレイニングとは?

man(男)とexplain(説明)が合わせってできた造語です。
「説明を受ける者が説明者よりも多くのことを知っているという事実を無視して説明すること、多くの場合、男性が女性に行うこと」を指すみたいね。
Wikiによると、女性や子どもに対してって話なので、多くは「男⇒女」だけど、必ずしもそうとは限らないってことらしい。

マンスプレイニング(英語: mansplaining、男(man)と説明する(explain)という動詞の非公式な形のsplainingのブレンド語)は、「(男の)見下したような、自信過剰な、そしてしばしば不正確な、または過度に単純化された方法で女性や子どもに何かについてコメントしたり、説明したりする」という意味の批判的な用語である[1][2][3][4]。作家のレベッカ・ソルニットは、この現象を「自信過剰と無知」の組み合わせだとしている[5]。『アトランティック』紙のリリー・ロスマンは、この現象を「説明を受ける者が説明者よりも多くのことを知っているという事実を無視して説明すること、多くの場合、男性が女性に行うこと」と定義している[6]。

Wikipedia

これ、誰しも気づかないうちにやってることよくあるのでは?と思う。特に相手の背景を理解してないで、勝手に決めつけて相手を見下したような発言をしていることってよくあると思う。
相手に意見を求められた場合は素直に意見を言えばいいと私は思う。相手が率直な意見を求めているのだから。
でも、相手は求めてないけど、なにか意見したいときは直接本人に言う前に「こう思うのですが・・・」と、その人の上司に相談することが必要だと私は思う。
そこで「この人はこの仕事に不慣れだから教えてあげて」とか「この人は知識はあるんだよ。こういう仕事をしてきていてね・・・」とか教えて貰えることもあると思う。その場合においても、上司からその人に一言添えてもらうようにするとか、相手の気分を害さないように配慮してる。とにかく相手に不満があっても、まずは背景を探るところから入らないと、相手に失礼になる可能性がある。言葉は選んでいかないといけない。

基本的に相手のことをよく知ってるんだったら知識があるってわかるので、こういったマンスプは起きない。例えばよく知ってる同僚とかに対してだったら問題にはならなかったりすると思う。同等な立場で、意見を言ってくれてるだけだし。

例えば、私は営業経験があるので、営業的な観点から「まぁそれは相手の木担当者との温度感にもよるよなぁ」とか推測する。私としてはこう思うけど、でもそううまくもいかないかもだし~ってね。
だから、営業担当者に何か意見があったとしても「あくまでも個人の意見で、私は担当者ではないので、○○さんと先方担当者さんで最終決定していただければ構いません」と付け足したりしてる。わたしから押し付けたり強要することは、相手に失礼になるから。

個人的には、仕事などで相手のやり方に対して意見があるのは分かる。それはいいし、なにごとにおいても個々の英知を集結させてよりよいものを作るってのは大賛成だよ?けど、それを担当している人にどのような背景があって、どのような理由でこの結果になってるかを把握せずに、自分の意見だけで「相手にはこの分野の知見がない」と判断するのは間違いなんだよな。

そんでもってこちらが「あなたに対して私は怒ってますけど?」っていうのを出してみても、大体の場合、スルーしてくるんだよな、こういうタイプの男って・・・。謝罪されたりしたことはない。自分がやってることが相手を否定する行為だと理解してないんだよな・・・ただこれに関しては、「マンスプレイニング」を理解してなければ、当然そうなる。してはいけないことという理解がなければ、してしまう人がいてもおかしくない。なので、私はこの記事を書くんです。

マンスプレイニングしないためのコツ

①基本的に他部署、他チームのことはそれぞれの責任者がいるので、その責任者に一任する。例えば他部署、他チームが法律違反をしているとか、ハラスメントがあるとかは別だけど、基本的に、他部署、他チームのことに口を出さない。あなたが口を出したことで、他部署の業績が落ちたとしてもあなたは責任を取らないんだし、あなたには関係のないこと。どうしても伝えたいなら②へ。

②その人のことをよく知らないのに意見しない。どうしても意見したいときはその人の上司に相談のテイで持ち掛け、その人の上司からその人に伝えてもらう方が角が立たなくていい。けど、実際にそれをその人に伝えるかどうかはその人の上司の判断である。あなたはその人の上司ではないことを自覚しなさい。

③その人をよく知らないのであれば、自分の妄想でその人を決めつけない。背景を知りたいとか、情報を得たいのであればその人の周りの人に「○○さんってどんな人~?」とか聞いてみて、その人の人柄だったり仕事に対してのスタンスとかを把握してみる。相手のことをよく知らないのであれば意見する権利はないと思った方がいい。(法律違反をしてるとか、ハラスメントは別!他部署からでもしかるべき部署に報告すべき)

④相手が同性であってもそれを言うかな?と思ってみる。相手が同性であっても同じような方法で相手に説明をするだろうか?「相手が男だったらやらないかもなぁ、相手にもプライドあるだろうし」と思うのであれば、それは女性に対してもやってはいけない。頭のどこか片隅で「女性は仕事ができない」「女性は男性よりも仕事に本気じゃない」みたいな前提があるのでは?と自分を疑った方がいい。男性もみんながみんな同じスタンスで働くわけではないように、女性もみんなが同一のスタンスで働いてるわけではない。仕事への本気度みたいのは図れないので、その人の評価は「上司から課された目標にどれくらい応えているか」でしかなく、あなたから見てその女性がどのような働きをしてるかとかは正直関係ない。
第三者評価があったとしても、他部署の、さほど関わった経験もない女性からあなたが第三者評価を頼まれることはないでしょう。なので、放っておいていただきたい。マンスプって、「あんた誰・・・?」と思うことは多い。つまり自分をよく知ってる人はマンスプしてこない。

⑤常に自分が「正」だと思い込まない。選択肢はたくさんあってよいし、「正」はひとつではない。あなたの意見はそのうちの一つかもしれないし、当事者たちからみたらそれは「正」ですらないかもしれない。いずれにしても自分の専門分野外のことについて意見する際は自分の意見は「参考程度」と思われると認識した方がいい。相手はあなたの意見を参考しないかもしれないし、そもそも不快に思うこともあるだろう。まずはそれが相手を不快にする可能性があるということを認識して、それでも言うべきか?を考えたほうがいい。

マンスプレイニングされた女性はどうすべきか

怒っていいと思うが、女性が怒ると「ほらまた女性はこうやって仕事の場で感情的になっちゃうんだから~」とか言い出すバカがいるので、淡々と感情を伏せて、その説明に対して知的に返すしかない。こちらを「何もしらない女」と思っているので、説明して「いえ、知識ありまっせ。知ってまっせ」というのを淡々と説明する。そしてちょっとだけ「あなたがそういうこと書いたことで嫌な思いしましたけどね」という毒を混ぜる。でも、マンスプレイニングしてくる相手はたぶんその毒にすら気付かないだろうね・・・

今までこのいう人たちって女性に「へ~すごい~そうなんですか~!」みたいに言われてきてて、注意されたことがないんだと思います。まぁ注意されたけど鈍感で気づいてない可能性はある。
んで、女性から避けられて、話を聞いてもらえないから、話をきいてほしいんだろうなって思う。知らんがな!

女性たちはこのようなことが起きたら、こそっと自分の上司に「こういうことをされると不快である」と伝えるべきです。マンスプしてきた相手に直接伝えてもあまり理解されないだろうからね。

上記記事は私は間違ってると思う。
上記記事では「知的に見下すマンスプレイニングの対処法」として下記を上げている。

・「へ~そうなんですね」と軽く受け流す
・「すごい!」と褒めて機嫌よくさせる
・適当なところで話しを切り上げてしまう
・鬱陶しく感じても反論しないこと
・男性と女性では考え方が違うと思っておく

https://style-knowledge.com/mansplaining/

こんなことでマンスプ男を付け上がらせておいてなんの対処になるのか?ならんだろ。

私からの対処法は
・「ええ、知ってますよ。私はそれを専門分野にしてるので。」
・「ご意見は参考にしますが、それを取り入れるかは担当部署の私や他のメンバーの判断になるので、あなたの意見や要望には必ず応えられるわけではないです。」
とはっきりと伝えること。

これを繰り返していれば、「あ~なんだこの女は話きいてくれないんだ~」となって繰り返すことはないと思う。

・また必ずその人の上司や、自分の上司に「こういうことをされて不快だった」というのを報告すること。
私としては「マンスプ」を知らない人たちが多いので、それが「マンスプっすよ」ってのを理解させるところからスタートしなくてはならないと思う。

というか話してて、相手が「あ、この話題興味なさそう?」って思ったら話題変えるよね、、、、普通。相手が不快そうだったら、「不快にさせてしまってごめんなさいね。」と謝罪すればいい話でさ。
マンスプさんたちはだいたい「場の空気を読めない」って人たちなので、その場合、会社や組織におけるTOPから言ってもらうのがいい。

マンスプが多い場所・・・それは市民講座とか演奏会とか!

私は放送大学を卒業しているのですが、放送大学では面接受業という対面の授業が必須単位になっております。
日本全国に放送大学のサテライトキャンパスがありまして、そこで授業を受けるわけです。
キャンパスごとに特色があったりするので、私は東京文京センター所属でありつつ、東京足立とか神奈川とか、埼玉、千葉とかまで足を運んで授業を受けていました。すっごい楽しかった!
でも、、、マンスプレイニングする人たちを多く見る場所でもありました。。。まじでムキィイイイイイ!とかしながら授業を聞いてたよ。

まぁ中年男性が長々と自分の講釈を垂れる垂れる・・・お前の授業か!みたいな。そもそも、講釈を垂れてよいコーナーではない。
先生はだいたい「質問やわからなかったことはありますか?」と聞いてくださいます。その際に、なぜか質問ではなく、自分の感想とか意見をですね、それも10分、15分とか永遠に話し続ける人たちがいるんですよね・・・
お前の話は聞いてねぇよ、質問コーナーだって言ってんだろ!といつも思ってました。先生もたぶんそういう講釈垂れるマンスプさんたちに慣れてるんで、話すだけ話させておいて、授業で伝えたことと違うことを言ってたらそこは訂正し、あとは「ご意見ありがとうございました」くらいで終わらせる。会話に乗らないんですよね~。すごい。
ただ、これ男性に限らず、放送大学では女性もそういうのやるので本当イラっとくるよ。女性の場合、自分の身の上話を始める人が多かった。男性は自分の知識(読んだ本とか)をひけらかす。

私今、大学院で授業を取っていますが、学生さんたちはそういうのないです。まぁ偏見があるなという発言をする人とかはいるのだけど、「質問ありますか?」と聞かれて、質問ではないことを永遠に語る学生はいないし、先生に対して「俺の方が知識あるぜ!」みたいな人は皆無です。
放送大学では「読んだ本の内容」みたいのを永遠に語る男性が多かったんですけど、基本大学院などでは本を読むってのは当然なことでして、その内容を語られたところで「で、あなたの見解は?意見は?論旨は?主張は?」になるのです。本を読んだりして得た知識から自分独自の論旨が作れなかったら意味ないんですよね。「たくさん本読んで偉いねぇ~」って褒めてもらいたいのかもしれないけど、大学や大学院では当然のことなんで、放送大学の面接受業の場で、その承認欲求をむき出しにしてこないでほしいってずっと思ってました。

もちろん、中には世代が違うからこそ聞ける貴重な意見もあるのだけど、「意見だったら何でも言っていい」と思って、人種や性別、性的指向などに対してのヘイトをまき散らしてる有害な人もたくさん見ました。あなたがそう思うのは勝手だけど、それをここでいうことであなたの発言に傷つく人がいるかもしれないと言うのを理解してますか?と思う。

マンスプも差別発言もすべては「そこにいる人の背景を無視して、自分の主張を相手に押し付けてる」って面で有害なんだよなと思います。

私は、放送大学の面接受業で嫌というほどマンスプさんたちを見てきたのですが、こういうったことって市民講座とか講演会とか、映画祭のティーチイン(討論の場)とかでも出てくる。
映画祭とかコミコンとか試写会とか、映画関連のイベントとかで、会場の人からの質問を募集したりすることあると思うんですけど、映画監督やキャストにダメだししてくる素人って本当恥ずかしくないの?といつも思うし、「それさっき監督もう回答した内容だろう!」っていうことを繰り返して質問してたりして「私を指名してくれ!!!!もっといい質問出せるから!」っていつも思ってます。

あと、最近聞いて「きっも」ってなった話を一つ。
ギャラリーストーカーなどは有名になってきてますが、音大に通っている女の子たちには「ピアノおじさん」という存在がいるそうです。
結構音大生とかって、友達同士で場所借りて、演奏会したりするみたいなんですね。で、演奏終了後にだいたいロビーでお見送りって言って、演奏者が来てくれた方にご挨拶することがあるそうなんですね。
女の子と話したいんだか、音楽の話がしたいんだか分からんが、「ピアノおじさん」たちは、女の子に演奏についてあーでもないこーでもないと長時間説明しだすらしい。もちろん女の子たちは音大に通ってるので、専門知識があるわけですが、ピアノおじさんたちはそんな彼女たちに演奏だとか、作曲家とか、他のピアニストとかそういうのについて、長々と講釈を垂れるそうです。お~こわいこわい。おっさんの相手するためにロビーで見送りしてるわけじゃない・・・でも怖いから適当にあしらえなくてめんどくさいそうです・・・

ちなみに女性のピアノの先生が、成人向けのピアノ教室で先生をやるとこういうタイプの男性が生徒として来ることがあり、お教室っていうことなので、そういう人だからとお断りすることもできず、トラブルになることもあるそうです。大変だな、ピアノの先生。

ギャラリーストーカーも、ピアノおじさんもどちらも「女性に対して俺の知識や意見を聞かせたい」って人たちじゃないですか。
個人的にはそういうおっさんたちで集まって話し合ってりゃいいじゃん?そしたら思う存分話せるじゃん?と思うんだけど、おっさんたちって講釈は垂れるけど、「議論」がしたいわけじゃぁないんだよな。
ただ講釈垂れてるだけだったらまだしも、自分が相手にされないことに怒ったり、相手から反論されると逆上したり、「君はなんもわかってないんだ!」と決めつけたりする人たちなので、有害なんですよねぇ・・・

私も友達の芝居見に行ったり、演奏聞きに行ってロビーで友人に会ったりすることありますが、ここでのお作法って「手短に呼んでくれいたお礼を述べて、よかったことを伝え、また今度お茶でも~」じゃね?普通そうだよね???

私がビビったのは放送大学の面接受業で、先生だってご予定あるかもしれないのに、授業後に先生を捕まえて永遠に話をしてる学生ですね・・・みんなでわいわいお話することもあるんだけど、先生に質問することはあっても長くは引き止めない。手短に終わらせるのが礼儀じゃん?
これ、市民講座とかでも、終了後にスピーカーを捕まえて長々と話をする人とかがいるらしい。こわいって!私もお話したいな~って思うことはあるけど、たくさんの人が回り囲んでたりすると、「ま、大したことじゃないからいっか」って思うんだけど、「あの本の作者の○○さんと話した!」とか「○○大学の○○先生と××について議論した」みたい既成事実を作りたいがためにやってんだろうな~って人たちもいる。

個人的にはある程度の社会的地位のある人たちってくっそ忙しいと思うんですよ。なので意見や話したいことがあればその方の個人事務所とか所属先にメールを送ってお時間をいただけないかお願いしたり、ご返信いただけないか聞いてみるべきだと思うんです。それでも返事をくれないことはありますけどね。質問コーナーがあるって聞いてたのに、主催者側都合でなくなったときに、メールで質問受け付けますって言われたから送ったのに無視されたことある。けど、まぁしょうがないよね。

先日、岸田総理が漁港で演説しようとしてたら爆弾を投げつけられたって事件ありましたよね。その犯人の男も、市政報告会で、議員を捕まえて、議員報酬について質問したってありましたが、これもマンスプですよね。たしかこの議員さんに対して、「年齢が若いと立候補できないのはおかしいのでは?」と話したそうです・・・
相手に話があるのであれば、時間をとってもらうとか、秘書を通して回答をもらうべきかと思います。(秘書さんたちは有権者の意見に向き合ってくれますよ)
この犯人は、被選挙権について裁判まで起こしていますが、話を聞いてもらえないからなのかなと思いました。承認欲求強すぎねぇか?

最近、こういう「おれ、わたしの承認欲求を満たせ!」みたいなタイプの人が増えてる気がします。他人からの評価で満たされるようなもんではないんでは?私の経験からすると承認欲求は「私は結構ちゃんとやれてんな。すごいな。」って自分で自分を認めることで満たされると思います。自分を認められないっていうのはまだやり切ってないからじゃない?ポーズだけじゃなくて、やれるだけやる、やりきるっていうのが大事じゃないの?

被選挙権が裁判やっても認めてもらえないんだったら立候補できる年齢まで待って立候補して、政治を変えてやる!って主張した方がかっこいいじゃん。他人に本で読んだくらいの知識語ってるくらいだったら、大学に通い直したり、大学院に入って、本格的に学んで論文でも書けばいいじゃん?
結局その決心や努力もしてないのに、他人から認めてもらおうだなんて甘いっつーの。

「自分が満足できるところまで、やれるだけやる。」これが私のモットーです。自分ですよ承認欲求を満たせるのは。

長くなったからおわりー!


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