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文系大学院の授業がどんな感じかお伝えしたい。

2022年4月より社会人大学院生になりました。
そして思いがけず、仕事を失うことが決定しており、社会人大学院生じゃなくて、大学院生になるのか?これは?!と思いながら毎日必死に仕事をさがしております。
お仕事ください! 

さて、文系大学院の授業についてです。
大学に4年間通った方は学部の授業はよくご存じだと思います。
人文系には実験とかの実習科目はないので、(教職目指す方はさまざな実習があったような気もする)基本的に先生が講義をするスタイルが多いのかな?と思います。それをノートとったりするやつですね。

先生方も学生に授業を楽しんでもらいたいという考えがあるようで、最近は学生に発言させる機会を増やしている先生もいらっしゃいます。

では、大学院の授業ってどんな感じだっけ?というお話です。


そもそも同じ専攻に何名の院生がいるのか?

私は、アメリカの文化と政治って感じのことを専門にしてますが、私が在籍している関東の国立大学の大学院では、なんと今年入学した、同じ専攻・コースの院生は私を入れて2人だけです。1年先輩の院生さんと話したところ、1年前2021年にこの専攻・コースを選んだ人はその先輩の院生さん一人だけだそうでw
つまり、今この専攻・コースに在籍している院生は私を入れて3名しかいないんです。東大とかは研究科によっては結構募集人数が多いので、もっと同期が多い可能性はあります。

つまり、大学院アメリカ文化や政治の授業に出席する院生って、どれもだいたい3名~4名程度なんですよw
なので、席がたくさんある講義室は必要なく、先生の研究室でお茶のみながらまったり授業が進んだりします。
私は今期、3つの院の授業取ってますが、参加者は3~4人だけです。
先生にお願いして学部の授業も1つだけ潜り込んでいますが、こちらは約30名程度の学生がいます。
かなり雰囲気が違うよということをお伝えしておきます。

授業形式はどんな感じなのか?

また、授業の形式もかなり異なります。
他の大学院はどうだか知らないのですが、私が通っている大学院では基本的に授業は下記のように進みます。

■授業のテーマに沿った本をピックアップ
パターンとしては今のところ3つです。
①先生がそれぞれの学生の研究テーマに沿った本や論文をえらんでくれる。
(買わなくていい。貸してくれる)
②先生が自分の授業のテーマに合わせて1冊選び、それをみんなで読む。
(学部の教科書購入的に、買う)
③学生が授業テーマに沿った本や論文を自分で選んでくる。
(自分で用意する必要あり)

■その本を学生が読む。だいたい1章とか第一部とかまで区切って読む。
その本の内容を次の授業までにWord数枚分にまとめてくる。

■授業の中でそのまとめたものを発表する。
それに対して先生がいろいろとお話してくださったり、学生同士で意見を出したりする。

こんな感じです。
私が2022年3月に卒業した放送大学でも学習センターごとにゼミみたいのがあって、所属の先生が月1とかでゼミ開いてくれるので、参加しているのです。そこでも上記と似たようなやり方で授業を進めてるので、これが院の授業ってことなのかな~と思ってます。

発言する機会が多く、先生から質問されることもあるので、渡されている本や教科書にしている本、論文などを読んでいかないと、全く授業についていけないって感じです。黙ってやり過ごすことはまず無理です。

私の場合は、英語の論文を先生から渡されたりしますが、英文読解をする授業ではないので、細かく日本語で翻訳しろとか内容を詰められることはないです。私は英語が得意ではないのにアメリカ文化や政治を専攻するというわけわかめな院生なので、英語の論文はどうがんばっても半分くらいしか内容を把握できません。。。がんばれ、私。

どうやら重要なのは、トピックに対して考えをまとめて、述べることっぽい感じがします。
大学に通っていた方はわかると思うのですが、
大きな講義室だと、先生と話す機会もあまりなかったと思うんです。
でも院は、そうではなく、人が3人とかしかいないので、どんどん発言して話しないと授業がすすまないので、先生とたくさん話せます。それがすごく私は楽しいです。

イメージ的には、学部のゼミみたいな感じですかね。
それでもゼミはもうちょっと人数多いですかね?
他の院生の意見を聞けるのもすごく勉強になります。

それで、授業への準備って忙しいの?

忙しいです。週に3つしか授業とってないのですが、もう毎週ひーひーいいながら、夜中に論文を翻訳してみたり、本を1章分読んだりしてますw

私の履修状況はこんな感じ。

授業A:アメリカ文化史
本を先生が貸してくれたので、その本を4回分に分けて、隔週で発表する。2週に1回は、本の内容のまとめ作業はないですが、ぎりぎりでやりたくないので、早めにまとめてます。なので、毎週本を読んで、Wordにまとめてます。

授業B:国際政治学(アメリカの政治外交史)
この授業では、先生が1冊の本を教科書として指定されてます。
全部で12章くらいあるので、それぞれ学生で担当したい章を決めて、1章から順番に学生が担当していきます。私が担当する章は9章以降とかなので、担当するのは6月とか7月だと思います。
本の内容のまとめ作業は今のところありませんがあとで大変になりそうなので、そろそろまとめをはじめようかと思ってます。
毎週1章は読む必要があります。

授業C:アメリカの多文化について
先生が学生に読んでほしい論文をいくつかPDFで共有してくれます。今週はこれ、来週はこれという感じで指定されているので、授業までに目を通します。5月中旬以降は、自分が研究に役立ちそうだと思う本や論文を先生に提案し、先生が承認したら、授業での発表があります。

つまり、夏前くらいには1週間に3つの本のまとめを書かないといけなくなりますね!!!!Oh.…

1年上の先輩は文化ではなく文学が専門ですが、文学でも1冊の本を読んで内容をまとめるとか、考えたことや考察をまとめて発表するというやり方だそうなので、人文系はそういうのが主流なのかな?と思いました。

まぁどうにかなる!Done is better than perfect!

これを読んで「大学院でやっていけるかな。。。」「毎週たくさん本読まなきゃいけないのかぁ」と思った方、私もよくわからないなりにやってますが先生方は別に怒ったりしないので、こなすことを考えましょう。やらない、読まないはなしで、さぁ~っとでもいいので、全体に目を通すのがいいいと思います。

Done is better than perfect.

この言葉はフェイスブックを創立したマーク・ザッカーバーグの言葉ですが、私この言葉大好きです。
「終わらせることは完璧にやるよりもよい」です。
つまり「完璧を目指すよりまず終わらせろ」ってことですね。

学部の卒論も書き上げればなんとか先生は単位をくれると思います。
でも締め切り日まで書き上げられなかったら、単位はもらえない。
期末試験のレポートだってそうですよね。

とりあえず、出来が悪いと思ってもやっていくことが重要です。
やり方がわからないとか、これでいいかわからないときは先生に質問したりすればいいんです~。

私は多くの人が年齢関係なく、学びたいと思ったら大学院に来たらいいなって思ってます。様々な年齢、経験をもった社会人学生がもっと大学院に増えたらいいのになぁって思います。

また、大学院も社会人学生を歓迎してますので、
行きたい大学院があればぜひ皆さん説明会などに参加されてみるといいと思います。
早いところは夏に入試があるので5月くらいから説明会が開かれてます。
冬入試でしたら夏くらいに説明会があります。
そのときにいろいろと質問されてみるとよいかと思います。

私はそこまで深く調べずに、専門だけで大学院を選んだのですが、結論から言うとめちゃくちゃ自分に合ってる大学院を選んだなと思ってます。
これなら3年間通えるわ!って思ってます。

今後も大学院のことを発信していきますので、ぜひよろしくお願いします!

2022.05.01
「今日の注目記事」に選んでいただきたくさんの方に記事を読んでいただいたようです!ありがとうございます。
とくになにか宣伝することもないのですが、ぜひほかの記事も読んでください!

◆大学院受験についての記事

◆放送大学を2年半で卒論書き上げて卒業した話
→学費についての詳細も記載してます。検討中の方はぜひ!

◆大学院と正社員の両立ができないという話
→世の中が「平日週5・フルタイム」という働き方しか認めてないんじゃないか疑惑。(過大表現w)

◆上記2記事↑でも似たようなこと書いたけど、身近に2人も「在宅勤務ができない」ということが原因で離職した人がいたよって話。

◆第二外国語or第三外国語でお悩みならば中国語はいかかが?

皆様よいGWを~

PS.映画考察やってます。

Twitterで映画アカウントやってます。
お仕事依頼など、なにかあればこちらにDMください!

https://twitter.com/ray_may777

よろしくお願いします!
コラム書きたいです!

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