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[E]『タクシー運転手〜約束は海を超えて〜 』Home theater3日目


こちらの映画は、2018年4月21日に日本で公開された韓国で制作された映画です。1980年光州民主化運動の実話を元にされています。

私はこの内容を知らず、コメディ要素の強い、タクシー運転手の日常を描いた映画だと思いながら再生ボタンを押しました。映画広告では、タクシー運転手の笑顔が平和な雰囲気と平凡な日常を感じさせたからです。

実際は違いました。韓国の絶対的軍隊の圧力、メディア報道の信憑性、昔の韓国政府の国と市民への関心の薄さが表れていました。


主役のソウルのタクシー運転手、ソン・ガンホさん演じるキム・サボクさんは娘1人を持つ父子家庭です。家賃を払うお金も無く、常にお客様からお金をせびっていました。お金がこれだけしかないというお客様に対して、苛立ったり同僚に八つ当たりするシーンもありました。

このように人にもお金にも荒く、こじらせているサボクさんですが彼の性格をも変えるきっかけに出会うのです。それが光州の民主化運動です。

そんな時、同僚と昼食をとっていると、他の同僚が10万ウォン(日本円で役9,000円)払うと言っているお客様に出会ったと耳にします。その同僚は、この後すぐ迎車する予定でしたが、今すぐにでも大金が欲しいサボクさんは先回りしその同僚からお客様を略奪するのです。

その行動から、サボクさんはソウルや他の韓国市民が知る由もない光州民主化運動の現実を目の当たりにし、今までの考えや人生観を大きく変えられるのです。


この映画は非常にナイーブで、悲惨な現実を映画にした作品であるのに対して、主役のサボクさんのチャランポランな感じや、表情の豊かさに面白さを少し感じた点が、最後まで夢中になれた要素の一つでもありました。主役のソン・ガンホさんを始め、出演者の演技力も作品に引き込まれる要因であったと考えられます。


サボクさんを取り巻く周りの重要人物である、日本から来たドイツ人ジャーナリスト・将来歌謡祭に出たい光州の学生・光州のタクシー運転手などに出会うことによって、サボクさん自身がお金が全てではないことと、人との繋がり・自国に向き合い人間として成長する姿が見どころだと感じました。




<以下メモ書き>

子供たちからサッカーボールを奪いボールを蹴るがここでも運転手に大人気なさを物語っている

父子家庭で家賃も払えず貧乏

最初はお金目的だったが感謝されることに喜びを感じる

光州市民に記者に対する労いが異様


デモを通り越して祭り

コメディ要素あり

喜怒哀楽の激しさが面白い

「契約書」日本語と同じ

日本在住ドイツ人ジャーナリスト登場

外国人は韓国タクシーのカモ

昔と今は大きく変わった

日本と韓国文化の受け入れや理解が深まった、アイドルグループなど

ソウル市民の光州市民の様子を知る


光州=民主主義デモ 軍人隊デモ隊(光州市民)

デモが正義だと思っている市民=幸せだと誤解している

デモを反対する歌謡祭に出たい学生(音痴というオチ)とジャーナリストの絆


韓国の食文化は強い


最近の2019年から2020年にあった出来事の中で言う、香港の民主化デモにもよく似ている

ロックダウン状態

リアリティを撮影するジャーナリスト

軍人の暴走化


本当の正義(真実)が政治の力で握り潰されている

楽しい雰囲気から一変して、テレビ局で火事が起こる、再び軍隊

ジャーナリストはカメラを抱える

助けてくれた恩人たちがやられていく

悪夢

映画だと思うのは良いところで助けがくる

重要なところで銃を持っていない

歌謡祭に出たいと夢見ていた、共にしていた学生がやられた

5年前に観たらなんとも思っていなかったかもしれない

私も海外の方とコミュニケーションをとるようになって他人事とは思えなかった

タクシー運転手の心の変化を感じる

お金をもらうために行ったことだが暴徒を目の前にし、ジャーナリストたちと時間を共にすることによってタクシー運転手のお金への執着心はなくなり、思いやりのある人に変わった

死を目前にすることによって人は突然やらないといけないことに追われる

家族を持つ親の気持ち

光州の今とソウルの今

知りもしないのにただ噂をするソウル市民

新聞には嘘の内容

真実はタクシー運転手しか知らない

タクシー運転手の正義感

軍隊の勢力

無残すぎる現実

軍隊に歯向かった者は全て銃で打たれる

タクシー運転手が人を助ける

普通に考えたら意味のわからない現状

病院と軍隊は別?協力心がない?

撮影する気持ち

伝えるとは

戦争の意味とは?

韓国政府は全て取り締まれていないのか?

タクシーのバックミラーに映る現実(死んでいく人たち)と、自分たちだけが生き残って帰る苦しみ


サムネイルを観たときにこんな内容だと思わなかった

光州のやり方・軍隊のやり方に反対意見だった軍隊(リーダー)が理解して通してくれた

この状況を伝えるために自分を売る(死を選ぶ)

あり得ない展開(ワイルドスピードのような迫力)

良いところでタクシー運転手(光州の仲間)が助けに来る

スリルを表現しながら

やけくそになる運転手たち

力で打ち負かす

自分の身を売って国の過ちや無碍な信じられない現実を伝えようとする正義感

一番の助けになってくれた人の死の描写は映さない方向性

日本は安全な国だな、平和ボケしてるな、政治にとやかく言える時点で

この状況を皆が知ったら平気で政治の悪口や首相の悪口なんて言えないだろう

もちろん斜めから見る意見もあるが


タクシーの廃れた様子

生きて帰り、最愛の娘にも会えた

軍や警察の残忍さ

昔の韓国政府の国と市民への関心の薄さ、見過ごされた現状、向き合い方



2003年(23年後)

再びジャーナリストはソウルに降り立つ

ジャーナリストは韓国政府から栄誉を受ける

修理代を返したいから電話番号を教えてくれ

教えなかった

金のために客を乗せていたタクシー運転手(キムサボク)は人当たりの良すぎるタクシー運転手になっていた

人生を大きく変えた出来事


軍部独裁の暴圧を知らしめるきっかけとなった


最後ジャーナリスト本人のインタビュー映像

「あなたのタクシーから今の韓国を見物したいです」

人生における最大の出来事で、人生を変えるきっかけ



最後に、これを映画にし発信しようと考えた監督は尋常でないくらい大きな責任を問われたと思います。それでも作り上げた点が素晴らしいと感じました。全てこの内容が事実あることが私の人生や考えにおいてどれだけの変化をもたらすでしょう。



最後まで読んでいただき大変恐縮です。堅苦しい記事が多いですが今後も前向きな記事を書いていきますのでどうぞご贔屓にお願い致します🤲🏻少しでもあなたがプラス思考へ導けるよう私もサポートさせてください。